老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

大阪のイメージ  ①

2016年04月19日 21時28分28秒 | その他
  関西以外(特に関東の人)に大阪のイメージを聞くと、大体次の様なイメージではないでしょうか。(WIKIPEDIAなどを参考にしました)

①冗談好き、笑わせ好き
確かに、漫才ブームや関西落語の普及により“関西人=お笑い”というイメージが強くなりましたが、事実、私たち関西人は友達同士で話す時も、何かオチをつけないと会話じゃないと思っていることが多いです。これは大阪人のサービス精神が旺盛(別の見方をすれば“おせっかい”)な所以でしょうか。

②けち、守銭奴、ど根性
菊田一夫の戯曲「がめつい奴」や花登筺の「根性もの」がブームとなり“関西人=どケチ”という概念が浸透しましたが、見栄をはらずに金銭を大事にする庶民感覚は大切にしたいです。

③食通、食いしん坊
昔から天下の台所として、各地の産物(特に、昆布や鰹節などの出汁材料)が集まっていましたし、最近では“コナモン(粉物)”のブレークにより、この印象がより強くなりました。

④やくざ、暴力団、恐い
これは、関西を本拠地とする暴力団が勢力を伸ばしたことや、今東光や色々な小説に拠る所が多いでしょう。それに輪を掛けたのが少し柄が悪く聞こえる河内弁ということでしょうか。

⑤派手好き、怖いもの知らず
この印象に貢献したのは、やはり大阪のオバチャン達でしょう。とに角、迫力があり日本中いや世界の何処に行っても「大阪弁」が万国共通語という気持で、集団行動しますから。
最近この風潮を広げているのは大阪のオバチャンのヒョウ柄好きと、「アメチャン あげよか?」です。彼女たちは何故か飴玉を持ち歩き、初対面の子どもでも大人でも、気にいると直ぐこの飴玉を渡したくなるらしいです。

 このように、大阪のイメージができると、これがTVドラマなどで益々誇張され、広がって行ったと思います。

  その代表が、関西以外の人は、大阪人の殆どが、“「もうかりまっか?」⇔「ぼちぼちでんな」”という挨拶をすると思っていることです。
特に関東から見た大阪人の挨拶のイメージでしょうが、これが正式な挨拶言葉だと勘違いしている人が多い様で、これを言えば大阪人が喜ぶとでも思っているのか、いきなり関東なまりで「もうかりまっか?」などと言われると、白々しい気持になり、“お前何ぬかしとんねん!!”ということになります。

  自虐的に、或いは自慢気に「ぼちぼちでんな」と答えることはあっても、「もうかりまっか?」というような直接的な聞き方はまずしません。最近ではこのイメージが逆輸入され大阪でも「もうかりまっか?」を使う若い人がいるようになったのは、嘆かわしいことです。(まさ)