この日立製トランジスタラジオWH-901の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
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中波用局部発信コイルがショートしていた故障を修理したので、今回は最終的な中波受信のトラッキング調製をして見ることにしました。高周波増幅段の付いたラジオのトラッキング調製は初めてなので、放送局が受信できる程度でよしとすることにしました。
局部発信用バリコンのトリマーで局部発信周波数を調製中
最初、局部発信周波数を調製してみました。最初発信コイルをドライバーで回してみましたがあまり変化はありませんでした。強く回してシールド内のフェライトを壊してしまっては困るので回しすぎるのは止めました。次に、同じく局部発信周波数を変えるバリコンのトリマーを回してみました。これはとても効きました。少し回すだけでラジオの感度が変わります。
バリコンのトリマーを回して調整 同調コイルを回して調整
続いて、高周波増幅段の次段の同調コイルを回したり、そのバリコンのトリマーを回してみました。局部発信周波数調整ほどには効きませんでした。どうも、バーアンテナが割れているため調整の効きが悪いかなあとなど思いました。
受信周波数を変えてトラッキング再調整
同じ受信周波数での調整が終わると、受信周波数を変えて同じような調整をしました。調整の順番は、局部発信>高周波増幅段>混合段です。中間周波数増幅段は後にしました。
混合段の調整 中間周波数増幅初段の調整
トラッキング調整には適切な順序があると思います。しかし、ラジオ修理の専門家ではないので定石をよく知りません。昔、真空管ラジオなどのトラッキング調整をした記憶を頼りに調整しました。それでも、受信周波数をいろいろ変えながら調整しているうちに、ラジオ放送がガンガン入るようになりました。音もうるさいほどに鳴るようになりました。ただし、バーアンテナ破損の影響か、高い周波数は受信状況ががやや悪いです。
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