田布施町の高齢者生き生き館で開催されたオレンジカフェで、2回目のお話をしました。ところで、デイサービスなどでもそうですが、参加するのは女性ばかりです。このような集会に行くのは男性は苦手なのでしょう。また世間のお世話にならないというプライドが邪魔をしているのか、社会とのつながりが下手なのでしょう。
前回と同様にお年寄りが若い頃に体験した出来事,品物,はやり歌などをクイズ形式で次々に懐かしく思い出していただきました。一番笑顔が出たり顔がほころんだのは昭和20~30年代の童謡や歌謡曲でした。みなさん、歌詞がなくても覚えているのか楽しそうに歌っていました。
たくさんの高齢者の方が楽しんだオレンジカフェ
今回、私が持ってきたのは昔使われていた蓄音機です。そして、私が音が出るように修理した電蓄です。これらは常に油を差したり、音を拾う針をメンテナンスしておく必要があります。いつでも使えるように、郷土館に勤務時に時々メンテナンスしています。
ところで、蓄音機はレコードを聴く前に手でゼンマイを回さなければなりません。なかなか面倒な機械です。昭和初期のSP盤レコードを聞くことができます。電蓄は、真空管やモーターを使ってレコードの曲を流します。今は聞くことができない童謡や昭和30年頃の流行歌を流しました。参加した皆さんの青春時代に聞いた曲ばかりです。みなさん自然に口ずさんでおられました。
曲を聴く前に手回しする蓄音機 真空管が使われている古い電蓄
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