東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

カルチベータを使って小麦畑の除草

2013年03月05日 | 麦,穀類,雑穀

 エアフィルターを交換した耕運機の調子を見る意味で、カルチベータを使って小麦畑の除草をしてみました。カルチベータは広い畑の畝間を除草する道具です。慣れた人ならば、小走りに耕運機を動かして除草します。狭い畑では使いません。

              耕耘機横に置いた、取り付ける前のカルチベータ


 カルチベータは耕運機の後ろに取り付けて、耕運機で引っ張るようにして使います。ロータリーは土を耕すようにして除草しますが、カルチベータは雑草を削るようにして除草します。このため、上手に使うとロータリーよりも格段に早く除草できます。ただし、使う前に、畝幅に合わせるなどの調整が必要です。

    A:耕運機への取付け部 B:除草する幅調整 C:左右の爪の深さ調整
        D:中央爪の深さ調整 E:爪全体の深さ調整用車輪


 カルチベータの調整が終わると、小麦畑に移動します。そのさい、道路をスムーズに移動できるようにタイヤが付いた移動車輪を耕運機の車軸にはめます。畑に着くと、カルチベータを引っ張るための鉄車輪に交換します。鉄車輪は鉄爪が付いているため、強力にカルチベータを引っ張ります。この引っ張る力で、カルチベータの爪で雑草を削り取ります。

     移動用車輪を取り付けた耕運機         小麦畑の除草中
 

 このカルチベータは、雑草がまだ小さい時に有効です。雑草が大きくなるとロータリーで、それでも除草できない高い草のときは、ハンマーナイフモアの出番です。雑草の生え具合に応じて適切な除草器具を使います。もっとも楽に除草できるのは除草剤ですが、私は農薬類は基本的に使いません。面倒でも、カマ,平クワ,草刈機,カルチベータ,ロータリー,そしてハンマーナイフモアを、雑草に応じて使い分けています。以前、雑草を取る道具を作ったこともあります。田んぼで使う田車と呼ばれる草取り機です。その機械は、田植え後に田んぼの中を押して歩くようにして使います

               雑草を削りながら除草しているカルチベータ

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