東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

とても不思議、古代米(赤米)の出穂

2008年09月24日 | 稲:その他

 今年も古代米(赤米)が出穂しました。見慣れているコシヒカリやキヌヒカリなどのお米に比べて、いつもながら不思議な穂です。コシヒカリやキヌヒカリに比べて背が高く穂も大きくのぎが長くしかも色が赤い穂は、知らない人からすれば異様に見えるかも知れません。野生に近いお米の品種だからではないでしょうか。

                  いっせい出穂した古代米(赤米)


 古代米にはいろいろな種類があります。赤米以外にも、穂の色が黒っぽい古代米(黒米)などがあります。黒米は、8月上旬には出穂が始まりしかも熟すのが早いため、スズメなどの害鳥に食害されやすく、二年前に作るのをやめてしまいました。他にも作っていましたが、管理が難しく古代米は今では赤米だけ作っています。赤米はとても晩生なので熟す時期が遅く、のぎ(籾に付いたヒゲ)が長いためかスズメあまり食害しません。倒屈しやすいのとあまり美味しくないのだけが欠点です。

            花が咲いてオシベが外に出ている古代米(赤米)


 赤飯は白いご飯に小豆かささげを混ぜて作りますが、意外に古代では古代米(赤米)を混ぜたのかも知れません。赤米の玄米は色が赤いため、白いご飯に混ぜると赤飯のように見えます。ちなみに赤米の玄米を精米すると白くなります。

              風に揺れる古代米(赤米)

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