ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

テクニックというのは、効果を実感してはじめて自分のものになる・・・

2011年05月16日 | Weblog

「佐藤可士和の超整理術」佐藤可士和著より。

これもまた、言われてみれば簡単なことだが、なかなかこう分かりやすく表現することはできない。しかも、これは佐藤氏の今までの大きな実績が言わせている言葉なのだろう。

言いかえれば、一般の仕事でも自分のなりのやり方で実績が伴ってなじめて評価が得られるはずだ。しかし、それがただ単に言われただけの義務感でやった結果なら面白味もなく、自分自身のノウハウにもつながらないだろう。

この本は佐藤氏にとって初めての著書だったという。しかし、実に読み応えのある一冊だった。それは自身の思考回路について具体的に表現しているからでもあったろう。

また今までのデザインという仕事を整理という切り口で見直し、情報化することで見えてきたこともあるという。(思考の整理などはふだんなかなかやっていないかも。)

その結果、「デザインもクリエイティビティあふれる整理術」だといい、整理術という方程式がきっちり出来上がったともいう。繰り返しになるかもしれないが整理術は奥が深い!


整理は、新しいアイデアを開く扉・・・

2011年05月15日 | Weblog
「佐藤可士和の超整理術」佐藤可士和著より。

実にシンプルできれいなフレーズだと思った次第。佐藤氏が特に強調したいと思ったことは、整理することと問題解決は別ものではなく、つながっているものだということだった。

問題解決はあるべき姿を見つけることで、その方法の一つに整理術というものがあるという。単なる整理ではなく“術”というところがミソなのだろう。整理することによって新しいものが見えてくることが大事なのだ。

それは新鮮な気分になる、インパクトを与える切り口が見つかる、人を感動させるポイントが把握できるなどだった。それらがアイデアの糸口になるという。

まずは、目の前にあるものを整理することからはじめるといいようだ。そう言えば、関係ないが先日庭の雑草を取り除いていたら、その下から以前買ったはずで探しても見つからなかった家庭菜園用のシャベルが2つも見つかった。

たまに家の外も整理してみると意外なものが見つかることもあるな。さっそくそれを使って野菜の苗に肥料をやろうという気にもなったものだ。気温も上昇し数日後には雨も振って野菜たちは勢いを増しているようだ。


メモすることとアイデアを出すことは最終的には地続きになっている・・・

2011年05月14日 | Weblog

「情報は1冊のノートにまとめなさい」奥野宣之著より。

(前回のつづき)
メモのためのメモではあまり意味がない。たんにマメなだけでも意味がなそうにも思える。そのメモを活用して、なんらかのアウトプットができれば価値があると言えそうだ。

もしそこそこ使えるものにしたい思えば、それなりのアイデアは必要になってくる。しかし、なんの記録(インプット)もなければいいアイデアも生まれにくいだろう。

アウトプットを料理にたとえれば、インプットは材料、アイデアは味付けだと筆者はいう。実に分かりやすい表現でもある。だから、ありふれた材料でも、調理師が腕を振るえば、おいしい料理に出来上がる。

逆にいくら材料がよくても、味付けに失敗すれば、料理は食べられないものになってしまう。つまりアイデアが大したことがなければ、結果的にいいものは期待できない。

いずれにしても、いいアイデアは大量のいい材料から生まれてくるようだ。つまり量が質を作るということになる。だから普段からの豊富なメモは必要なのだろう・・・な。






当面は必要ないことほど、あとで役に立つ・・・

2011年05月13日 | Weblog


「情報は1冊のノートにまとめなさい」奥野宣之著より。

ここの章のタイトルは「ネタになる断片メモの保存法」となっていた。筆者はさまざまなことに関心があるらしく、ノートに書いたメモのうち、あとで役に立ちそうなものは、パソコンにデータとして残しているという。

分類、見出し(タグ)として、メモ、日記、記録、購入、発想、企画、資料、写真、名刺、店・・・などとわけているようだ。まあ、これは個人個人で異なるだろう。いずれにしても、書き残しておくということがポイントだった。

また、奥野氏は「忙しいときほど、暇なときにやるべきことを思いつき、遊んでいるときほど仕事につながるアイデアを考えつく」とも語っているが、それは誰でも言えそうだ。

また、関心をストックしておくことは、作りすぎた料理を冷凍保存しておくようなものだ、という表現も面白かった。

たまたま出会った面白い記事や、思いつきをあとでまた記帳しておこうと思っても、二度と思いだせないこのほうが多い。やはり、今すぐ必要がなくても、とりあえず記帳する習慣は持ちたいものだ・・・な。

ノートは、パソコンのようにデータが消える心配がない。

2011年05月12日 | Weblog
「情報は1冊のノートにまとめなさい」奥野宣之著より。

実にユニークな本で、装丁がまるで大学ノートのようにでき上がっている。表紙の文字もまるで太めのサインペンで書いたような雰囲気がする。サブタイトルには“100円で作る万能「情報ノート」”ともあった。

定価は1300円+税となっていたが、たまたまブックオフで105円で売られていたので買ってみた次第。この定価の半額だったらわざわざ買わなかったかもしれないが。

で、はじめに気になったのが上記フレーズだった。当たり前なことだとは思うが、そんなところに意外がノートの便利さを感じている。確かにパソコンには膨大なデータが入れられるが、それを保存しておくのが面倒でもある。

しかし、安いノートならどんどん書き込んだり、メモを貼り付けておけば、意外になくならないものだ。これは自分の経験からも感じている。

この筆者が使っているのはA6サイズのノートだったが、偶然にも私が普段仕事で使っているのも同じサイズだった。手帳と異なり、一日の書く量に制限がないのも気が楽だ。

また文庫本サイズというのは、手になじみやすく邪魔にならなくていい。しかも持ち歩きにも軽くて助かっている。忘れるためにこの小型ノートに書きこむメリットは多そうだ。

人は自分の心にバリアを張っていて、無意識のうちに外部情報を遮断している・・・

2011年05月11日 | Weblog
「佐藤可士和の超整理術」佐藤可士和著より。

これは「情報」の整理術という章で目にしたフレーズだった。佐藤氏は、まずはじめに「今朝起きてからいままでに、どんな広告を見たか覚えてますか」と提示している。

実際にほんの数時間でも大量の広告に触れているはずだが、いったい何の広告だかは思いだせない。それだけ意識していないということだろう。

広告を発信する側は、伝えたいことがあるから、一般の人も注目してくれるはずと思いがちだという。しかし、実際は自分のことで精いっぱいのことの方が多く余裕がないもの。

だからといって刺激的な広告にしたところで、一瞬目を引いても、心の奥には浸透していかない。伝えたいことをしっかり伝えることはそれだけ難しいということだった。

それはタイトルのフレーズにもあるように、私たちは無意識のうちに外部情報を遮断してしまっているからだった。それを打ち破るためにも、まずは情報の整理をして本質に迫ることが必要だと説いている。

「“とりあえず”とはいつまでのことなんだろう?」

2011年05月10日 | Weblog

「佐藤可士和の超整理術」佐藤可士和著より。

実際に言葉には出さないものだが、何かを捨てようと思っても、ついつい“とりあえず・・・”と思って、とっておいたりすることが多い。

それだけ捨てることは難しいということになる。この“とりあえず”とっておくだけでは整理したことにはならないことは分かっているが、ついつい毎日そうしてしまう。

しかし、なにもかもそう考えていると、どんどんモノはたまっていく一方だ。すると仕事のクオリティも上がらなくなってしまうようだ。

捨てることは、不安との闘いでもあり、“とりあえず”との闘いでもあるようだ。思いきって捨てることで、頭の中もよりクリアになるようだが・・・

まずは、定期的な見直し(アップデート)をすることを、計画しておかねばならないかも。このフレーズは「空間」の整理術という章にあったものだった。



解決策をかたちにする際にはじめて、デザインというクリエイティブの力を使う・・・

2011年05月09日 | Weblog

「佐藤可士和の超整理術」佐藤可士和著より。

氏はアートディレクターはドクターと同じようなものだという。自分がドクターでクライアントが患者という立場だそうだ。

つまり漠然とした問題を抱えて、どうしたらいいのかわからないクライアントを訪れて、クライアントを問診することから始めるという。

自分の作品をつくるというより、相手の問題を解決する仕事こそが氏の仕事だったのだ。言葉によるコンサルタントよりさらに具体的な感じもする。

クライアント自体も気がつかなかったことを気づかせてあげることができれば、それは仕事の醍醐味でもあろう。

自社のブランドや商品の魅力に気づいてないこともあるようだ。整理することで、いちばん大事なものを見つけ、磨きあげてデザインするのが氏の仕事だという。

別の表現では“ブランドや商品と世の中を結びつける、コミュニケーションデザインの仕事”だともいう。これは今までにない発想にも思えた次第。


仕事は人生の糧ですから、楽しくないと意味がない・・・

2011年05月08日 | Weblog
「佐藤可士和の超整理術」佐藤可士和著より。

仕事も義務感だけで取り組んでいては気持ちも盛り上がらない。どうせなら楽しんでやりたいものだ。

佐藤氏は「楽しく、早く、いい仕事をして、人に喜んでもらって、自分もハッピーになりたい」と考えているそうだ。確かにこれが実現できれば最高だろう。

こんな理想に少しでも近づけるように仕事をしたいものだ。そこで、その第一歩として、佐藤氏は整理を徹底することを実行しているようだ。

整理術というと一般的には、身の回りの整理整頓と思いがちだが、快適に生きるためには必要なことのようだ。彼は整理自体がエンターテイメントとまで言っている。

とても考えられないことだが、さらに、整理を駆使して問題解決するという爽快さが仕事に結びついているとも語る。単に整理といっても実に奥が深い!


相手に謝礼するのなら、相手が行動を起こす「前」のほうがいい。

2011年05月07日 | Weblog

『「人たらし」のブラック心理術』内藤 誼人著より。

ふつうなら、相手に何かを依頼して、事後に謝礼を渡したりするものだ。商品を受け取ってから代金を払うというシステムと同じになる。

むしろこれを逆にして、どうせ謝礼を渡すことが分かっているなら、先に渡した方が、説得も相手のやる気も違ってくるという。ただしそれがプレッシャーを感じさせるとなれば問題だろうが。

もし部下がいるなら、「あとでメシをおごるから」というより、先に食事をおごってから、頼みごとをするほうが、部下はやる気が出るという。

筆者の経験があった。それは講演会でも、先に謝礼をもらってしまった方が、なんとなく嬉しい気分でスピーチができるという。ところが、「後日、振り込みますから」と言われるとなんとなく気分が乗らないとホンネを述べている。

アンケートなども、前もって謝礼を渡してしまったほうが、返送率は高いという。全額ではなく、たとえ半分でも相手の心構えも違ってくるようだ。この事前謝礼法というのも覚えておいていいのかもしれない。


笑いのある職場ほど、従業員のやる気も高い・・・

2011年05月06日 | Weblog

『「人たらし」のブラック心理術』内藤 誼人著より。

この章でのタイトルは“ワンランク上の「人たらし」を目指すために”となっていた。そこでは自分を「ネタ」にして笑いをとるといいという。

笑わせてくれる冗談を言ってくれる人はある意味魅力的だとも思える。これもある程度は素質もあるだろうが、笑わせようという努力も必要なようだ。

タイトルにあげたフレーズは、そういうデータがあるらしい。これも逆を考えてみれば分かりやすい。職場の雰囲気が暗いだけでも士気が上がりそうもないからだ。

その中でも、「自分をネタ」にしたものが一番いいという。自分をバカにしたユーモアは相手に最も喜ばれるようだ。振り返れば結構ドジな経験があるはずだな。

笑いがとれれば、好かれるというのもわかる。言葉で笑わせるネタが用意できなければ、書いたもの(印刷)や描いたもの、または写真でなども使えそうだが・・・


ホメ言葉には、ちょっとしたコツがある。それは「強調する」という作戦。

2011年05月05日 | Weblog

『「人たらし」のブラック心理術』内藤 誼人著より。

人をホメるというのは、普段これを習慣にしていないとなかなかできないものだろう。むしろ意識的に人のいいところを見つけようとしないとできないのかもしれない。

ホメられれば、それがお世辞とわかっていても嬉しいものだ。また言う方としても、べつに何の負担もないからラクなはず。そこで、ホメるコツは何か比較する対象を持ちだして、相手をホメるといいらしい。いくつかの簡単な例があった。

「それを成し遂げられるのはキミだけ」「キミが一番うまい」「キミが最初に・・・」「キミが特に・・・」というように。またホメるのが苦手な場合に使える作戦もあった。

それは“感嘆”の言葉をかけてあげることだった。「すごいなぁ」「なるほどなぁ」「いや、うまいなぁ」などを独り言のようにもらすのだった。これなら普段でもやっているだろう。

さらに、それらのセリフを伸ばす工夫をすればより強調されるようだ。「すっごいな~ぁ」「な~~るほど」「いや~~ぁ、うっまいな~」というふうに。(これらはちょっと笑えるが。ホメる技術の奥深さを感じさせるな~・・・)


人間は、「3回」もその人に会えば、印象や評価をかなり固定してしまう。

2011年05月04日 | Weblog
『「人たらし」のブラック心理術』内藤 誼人著より。

もしある人と親密な付き合いをしたいなら、出会ってから3回目までに相手に魅力を感じさせられなかったら難しいらしい。ということは、それまで全力を尽くせということになる。

よく第一印象が大事だといわれるが、それは当然なことだが大ざっぱな印象だ。二回目では、初めの観察が正しかったのか判定しようとするようだ。三回目は単なる確認になり、それ以降はあまりかわらないという。

これを心理学では「スリーセット理論」の法則と呼ぶらしい。だから、じっくりと時間をかけて、自分の魅力を理解してもらおうと考えているようではダメなのだ。

もし自分にアピールできるような魅力があるなら、最初からどんどんだしたほうがいいという。また営業で何度も足を運ぶことで、誠意が通じるのは第一印象のアピールがよかった場合だけのようだ。


組織の中で自由であるためには、武器が必要。

2011年05月03日 | Weblog

「これだけは知っておきたいドラッカー」牛越博文著より。

この場合の武器ってなんだろうとちょっと考えてしまう。仕事上の武器、つまりそれは得意技をもっていることだった。

これに関しては誰にも負けない、というようなものだろう。人を飽きさせない話術でも、誰にも感じがいい電話応対、筆まめなども入るだろう。

また、周囲の人が持っていないような専門知識を自由に操れるなら、強みともなろう。たとえ趣味でもそれが仕事で役にたつなら武器ともなるのだ。

そんな武器をもっていることで、自由になれるということは、組織の中でも優位に立つことができるということだろう。そしてその武器も、力を発揮させるためには常に磨いておかねば・・・


本当に顧客を満足させたなら、その企業は当然利益を出しているはず。

2011年05月02日 | Weblog

「これだけは知っておきたいドラッカー」牛越博文著より。

ドラッカーは、もし利益を優先して考えるならば、その組織は経営を誤ってしまうという。

つまり儲かるならどんな手段であってもいいだろうと考えれば、一時はよくても必ず破たんしてしまうということだろう。

利益という結果よりもむしろ重要なのは「顧客を満足させる」という動機の方だとドラッカーは語っている。

顧客が満足し、感謝するなら、自然とお金を払うということで表現されることになる。つまりそれが利益となるのだ。

満足の度合いが大きければ大きいほど、リピーターともなり、また人にも自然と伝わっていくものだろう。