「これだけは知っておきたいドラッカー」牛越博文著より。
何か新しいことを始めようとする時に、しばしば過去のデータを取り出して、分析などをする。そして過去はこうだったから、こうすれば売れずはずなどと決めつけしまう。
しかし、それは、過去のその時たまたまそうであって、次も同じようになるとは限らないもの。もっと大事なことは、顧客が何に価値を見出しているかを「見る」ことだったのだ。
マーケティングでは、顧客の感じる価値を見て、知ることが不可欠だという。そして、これも以前触れたことだが、「理想的なマーケティングとは、営業をしなくても売れる」ことだった。
本当に顧客に価値のあると思えるものを提供できるなら、自然と売れていくのだろう。身近なところでは行列のできるレストランなども、あえて宣伝しなくても口コミで広がり繁盛している。
あまりにも過去のデータに縛られ過ぎて決めつけてしまうと、机上の空論になってしまいやすいものだ。むしろ現実をもっと見て感じることのほうが大事なのだろうなぁ・・・