「佐藤可士和の超整理術」佐藤可士和著より。
氏はアートディレクターはドクターと同じようなものだという。自分がドクターでクライアントが患者という立場だそうだ。
つまり漠然とした問題を抱えて、どうしたらいいのかわからないクライアントを訪れて、クライアントを問診することから始めるという。
自分の作品をつくるというより、相手の問題を解決する仕事こそが氏の仕事だったのだ。言葉によるコンサルタントよりさらに具体的な感じもする。
クライアント自体も気がつかなかったことを気づかせてあげることができれば、それは仕事の醍醐味でもあろう。
自社のブランドや商品の魅力に気づいてないこともあるようだ。整理することで、いちばん大事なものを見つけ、磨きあげてデザインするのが氏の仕事だという。
別の表現では“ブランドや商品と世の中を結びつける、コミュニケーションデザインの仕事”だともいう。これは今までにない発想にも思えた次第。
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