ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

発想、情熱、技術は三位一体!この三つが化学変化を起こしたとき、不可能が可能に!

2008年09月06日 | Weblog
「未来を切り拓いたモノ創り」より。

この本のページを捲っていくと、いきなりどこかで聞いた、いや知ってる人の名前が出てきたのでちょっと驚きだった。この章のタイトルには「現代水族館の礎を築いた型破りな公務員」とあった。プロフィールには「水族館の巨大水槽を作った男」とあって杉浦宏さんの写真もあった。

何年か前にたまたラジオを聴いていたとき「全国こども電話相談室」があったので、その時にはお魚博士だなというような印象を持っていた。しかし、初めて巨大水槽を作った人とは知らなかった。

杉浦さんには15、6年ほど前に数回お目にかかったことはあった。しかし、まさかそんなに大きな仕事をされている方だとはまったく知らなかった。この本で初めて知ったくらいだった。

過去のガラスの水槽では強度面から大きさに限度があった。しかし、それを透明なアクリル板で作ろうという発想で試行錯誤した、結果ようやく大型で透明度のある水槽を作ることに成功したのだった。

また同時に水のろ過も大変な作業だった。それも上野動物園の飼育係という公務員自分のクビをかけて成し遂げていた。実に情熱のこもった仕事をしていたのだ。

数百トンの水に耐えられ透明度を保てるアクリル板、急速濾過機の設置などの技術によって初めて巨大水槽が可能になっていた。一見すると何気ない巨大水槽にも、成功するでに苦労の連続があったことを知ることができたな。