ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

「ダメなやつは、ダメなの」

2008年09月12日 | Weblog
「プロフェッショナル」仁志敏久著より。

これは仁志の高校時代の恩師でもある木内幸男監督の口癖だった。勝負の世界の実に厳しさを感じさせる。常総学院の野球部員は常時数十人はいるもののレギュラーメンバーになれるのはその一部でしかない。どこでも同じだろうが。

木内監督はいまや名物監督の代表といってもいいだろう。甲子園では常連になっているようにさえ思える。常総学院では、3年生になる前に“コーチ”を命ぜられる選手は、試合には出ることのない練習の補助となってしまう。

つまりそれは「ダメなやつ・・・」ということとイコールだった。「お前がこれからどんなに努力をしてもレギュラーにはなれない」という意味でもあった。そんな選手はだんだん練習にも参加しない幽霊部員となってしまうようだ。

まあ、勝負にこだわる監督だからそんなやり方を徹底してるのだろう。それはある意味3年生だから、早めに夢に見切りをつけてムダな時間を過ごさず進学、就職などの進路を考えろ、という意味合いもあるらしい。

才能と実力がある1年生がいれば、上級生といっても当然レギュラーから外されてしまう。こんなことは勝ち負けにこだわるすべての世界には当然つきもの。いくらベテランと言っても現時点の力がなければダメ・・・なんですね。