素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

毎日が日曜日なれど

2011年10月16日 | 日記
 久しぶりの好天気。“星田だんじり”は今日が宵宮。午後、星田神社から山車が町へ曳きだされた。星田の村は江戸時代の面影が残る直角に折れ曲がる細い道路がそのまま残っていて山車の操作は神経を使う。左右上すべてギリギリの所を抜けると自然と拍手が起こる。

    仕事をしている時は“日曜日”というのが生活の大きなアクセントであったが、仕事をやめて2年半余りになると曜日感覚が無くなってくる。相対的に“日曜日”も特別なポジションではなくなってきた。

 かろうじて“日曜日”感覚を持たせてくれているのが新聞の“日曜クラブ”という4面だけの特別版である。1面は連載小説。今は重松清さんの『獅子王』。戸塚ヨットスクールを思い出させる内容でちょっと重いので途中でギブアップした。4面は全面広告である。2面、3面がとても気に入っていて毎週楽しみにしている。文筆家の大竹昭子さんの「日和下駄とスニーカー」、建築家の中村好文さんの「暮らしを旅する」、エッセイストの平松洋子さんの「小鳥来る日」というコーナーの連載コラムが味わい深い。それに“もの 語り”という欄も興味深い。今は映画看板づくりに関わる話が連載されている。その前はバスづくりの話。ものづくりへの暖かいまなざしを感じ、出来上がったものを見てるだけではわからないことが現場から拾われていて「ホォー」と感心することも多い。

 『スリーザリンク』というパズルが毎回出題されているが、この手のパズルは勤めていた時に生徒と一緒にたくさんやったので食傷気味で、手をつけてこなかった。しかし、先週「難易度4」(最高は5)に反応して久しぶりにチャレンジした。『数独』のようにすべて理詰めで勝負できるものは根気があれば解けるが、『スリーザリンク』は理詰めプラス“ちょっとしたセンス”が必要である。その分私の中では少し苦手なパズルに属する。

 先週は、不思議なくらいのひらめきがあり、ストレスになる手前のほど良い刺激を受けて解くことができた。調子に乗って今日もチャレンジした。先週のひらめきは持続していてスムーズに線をつないでいった。これならすぐにできる。“難易度3”やからなと高を括っていたら最後の最後で詰まってしまった。一日中暇を見つけてはにらめっこしたが、たった1箇所だけクリアできない。これ以上考えるとストレスになるというところでギブアップ。1箇所不完全なままリンクをつくる。

 後は、来週の解答待ち。悔しいなあ。でも忘れよう。かくして日曜日は終わった。そして日曜日のような月曜日が来る。
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