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素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

目に青葉邪魔をするのは「竹の秋」

2025年05月18日 | 日記
 ゴールデンウィークも終り、祝日は7月21日(月)の海の日までない。世間の動きも落ち着きを取り戻す。 裏山に目をやれば「目に青葉」の季節を実感する。
 花に彩られる景色もいいが、たくましい生命力を感じる青葉の風景も好きだ。その光景を壊しいているのが竹林である。竹は、常緑であるが、地中に筍が育つ頃にはその勢いが衰え、葉が黄ばんでくる。それが木々の黄葉に似ているので「竹の秋」と呼ばれている。ちょうど私の部屋からは広い竹林が見渡すことができるので「竹の秋」でなければ青葉を満喫できるのにと毎年残念に思う。
 夕方、ホトトギスの鳴き声を初めて聞いた。「目に青葉山ホトトギス初ガツオ」のトリオがそろった。
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いつからカラスは厄介者に?

2025年05月05日 | 日記
 ジムの帰り、朝夕に犬の散歩をしている顔見知りの人と出会った。「散歩日和で気持ちがいいですね」という時候の挨拶を交わした後「あれはカラスの仕業ですね」と指さす方を見ると路上にゴミが散乱していた。門の所にもう1袋おかれていたから、おそらくゴミ出しの日までどこかに片付ける途中、用ができて少しの間と置いておいた2つの袋の1つを食いちぎったに違いない。という話になった。「カラスの繁殖期は特に注意しないと」「そういう時期になったんですね。用心用心」と言いながら別れた。

 先月の余禄で、「米国では最も小心翼々としているカラスでさえも、ここでは優しく取り扱われるので、大群をなして東京へ来る」と明治初期、東京のカラスの多さに関心を寄せた大森貝塚を発見した動物学者のモースの言葉が紹介されていた。欧米では不吉な鳥とされてきたカラスが、日本では神の使い(八咫烏)と考え、豊作を祈る神事にも登場するなどその扱いの違いに驚いたみたいだ。

 家に着くまでその余禄のことが思い起こされた。そういえば、私が小中学生の頃はカラスのイメージは今と違っていた。大正10年(1921年)、児童文学雑誌『金の船』の
7月号に発表された野口雨情の詞に、本居長世が曲を付けた童謡「七つの子」が伝えるカラス観だった。

童謡 七つの子


他にも、♬夕焼け 小焼けで 日が暮れて  山のお寺の 鐘が鳴る  おててつないで みなかえろう からすと いっしょに かえりましょ♬
     や
    ♬からすのあかちゃん なぜなくの  こけこっこのおばさんに あかいおぼうし ほしいよ あかいおくつも ほしいよと かあかあ なくのね♬
 とあるように、親しみのある鳥として受け入れられていた。それが戦後の高度成長期以降は集団で生ゴミをあさる厄介者扱いになって今に至っている。人間による環境破壊のせいかもしれない。イノシシやシカも同様の経緯をたどっているように思う。

「カラスなぜ鳴くの、カラスの勝手でしょ~」と志村けんがギャグで替え歌にして流行らせたのが1980年初め、この頃が分岐点かなと勝手に思った。
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滋賀山草会・2025「春の山野草展」

2025年05月03日 | 日記
 草津市立水生植物園・みずの森で開催される滋賀山草会の「春の展示会」に行ってきた。ゴールデンウィーク後半の初日ということもあり道路は混雑していた。京滋バイパス方面は朝早くから10km余りの渋滞情報がながれていたので宇治田原から信楽を抜けて栗東に出るルートを選んだ。信楽の陶器祭が6日まであるので信楽町内を抜けるのに手間取ったが、渋滞もゴールデンウィークの付属品だと思えば苦にならない。

 滋賀山草会は今年50周年の節目を迎える。いつもながらの力作ぞろいにしばし時を忘れる。生物の多様性を強く感じるのである。


滋賀山草会・2025「春の山野草展」
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5月はナニワイバラとともに

2025年05月01日 | 日記
 4月は長く感じた。「春眠暁を覚えず」とか「春の海ひねもすのたりのたりかな」などという古来からののんびり穏やかな感じが遠のいたせいかもしれない。特に、今年は「季節外れの~」をよく聞いたように思える。加えて、連日、トランプ米大統領の言動に振り回されるニュースに、直接には何の影響もないのだが何となく心がざわつきうつらとろりとできない1か月であった。

 知人宅から3年ほど前に挿し木でいただいたナニワイバラが順調に育ち、去年以上にたくさんの花をつけた・伸びてきた枝をどのように誘引しようかと今年に入っていろいろ思案してきた結果、使わなくなった鳥かごの部品を使い門柱の上にフェンスを取り付けた。いいひらめきだったと満足している。
  
 しばらく虫たちは花の蜜を楽しむことができそうだ。新緑の季節には白い花がよく合う。
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