正林寺御住職指導(H25.1月 第108号)
平成二十五年の年間方針は『団結前進の年』です。
『団結前進』とは、平成二十七年・第二祖日興上人御生誕七百七十年の佳節までに、すべての法華講支部が平成二十一年七月三十一日現在の講員数を五十%増加することです。さらに平成三十三年・宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年の大佳節までに、法華講員八十万人の体勢を築くことです。この二つの御命題達成に向かって、「日蓮が一類は異体同心なれば、人々すくなく候へども大事を成じて、一定法華経ひろまりなんと覚へ候。悪は多けれども一善にかつ事なし」の御金言を実践し、全国全支部が僧俗一致・異体同心の団結をもって、大法広布に前進することです。早期に折伏誓願目標を達成すべく、具体的な目標と活動計画を立て、御命題達成を目指して講中一丸となって前進する年です。
平成二十五年の年間実践テーマは三項目あり、いずれも信行の根幹をなす実践指針で御命題達成の要諦です。
①勤行・唱題で団結前進
朝夕の勤行と唱題は、功徳と活動力の源泉であり、異体同心の団結をはかる基本となる仏道修行です。家族が朝夕そろって勤行・唱題を行なうことにより一家和楽の強固な団結が生まれ、講中挙げて行なう僧俗一致の勤行・唱題が、講中の団結につながります。勤行・唱題を徹底し、全国の法華講が一致団結して立ち上がり、御命題達成に向かって前進することです。
②支部一丸で折伏実践
折伏が進んでいる支部の共通した特徴は、本門戒壇の大御本尊に対する絶対的な確信を持っていること、時を惜しまず具体的に計画し行動していることです。
無疑曰信の確信を根本に積極的な行動力の基礎となる僧俗一致の唱題行を倍増し、講中全員が折伏実践の功徳を体験できるよう支部一丸となって活動し、誓願目標を早期に達成することです。
③全員参加で支部総登山
戒壇の大御本尊まします清浄な総本山の霊域に身をおくことにより、講員の信心が深化され講中の団結が強化されます。尊い時間と交通費を捧げて登山する信心により、無始以来の謗法罪障消滅が叶い、無量の功徳を享受して広布へ挺身できることを確信することです。
講員全員が支部総登山に参加できるよう、日頃から信心即生活の環境を調えるとともに、根気よく家庭訪問を行ない支部総登山を推進することです。
以上、年間方針『団結前進の年』の意義と三項目の年間実践テーマの趣旨を心に刻み、布教区別広布推進会、所属寺院の行事、法華講連合会や支部講中の諸活動に積極的に参加して、三項目の年間実践テーマを着実に実践し、もって来る平成二十七年と三十三年の御命題達成に向けて団結前進の年を勇猛精進することです。
年間方針の意義を一人一人が理解して信心における一丈の堀を越え、さらに年間実践テーマに異体同心し団結して取り組むことが立正安国の実現と広宣流布につながります。