とぎれとぎれの物語

瀬本あきらのHP「風の言葉」をここで復活させました。小説・エッセイをとぎれとぎれに連載します。

あちこち「SYOWA」 397 驚愕 !! 幻のセット!: 魅せられて/ジュディ・オング(夜のヒットスタジオ1979.5.21)

2018-08-06 01:54:55 | 日記
上智大出身の英語が旨い歌手という記憶が強い。ビジュアル的にも奇抜な工夫をしていました。歌詞の中の英語の台詞はこの度初めて知りました。


驚愕 !! 幻のセット!: 魅せられて/ジュディ・オング(夜のヒットスタジオ1979.5.21)


ジュディ・オング (本名・帰化名:翁ジュディ{帰化当時は翁玉恵「おきな たまえ」}、旧名・台湾名:翁倩玉(Ong chhiàⁿ-ge̍k)、英語名:Judy Ongg、1950年1月24日 - )は、台湾出身の歌手・女優・版画家(版画家としてはジュディ・オング倩玉という雅号を使っている)。上智大学国際学部卒。出生地は台北市、貫籍(本籍地)は台南県柳営郷。語学が得意で、母語である台湾語のほか、日本語、英語、中国語、スペイン語、広東語の6言語を話すことができる。血液型はA型。


プロフィール

1950年1月24日、台湾台北市にて翁家の長女として誕生し、倩玉と名づけられた。上に兄(職業は建築家)が1人いる。
1952年、彼女が2歳のときに父の仕事(米軍GHQ報道工作)の都合で翁家は訪日した。小学校は東京中華学校に入学、学校で中国語の標準語である北京語を勉強しつつ、家庭教師について英語を勉強するようになる。ここでその家庭教師にJudyという英語名をつけてもらったという。また家庭では、両親の母語を忘れないようにとの教育方針から台湾語(閩南語)を使っていた。1959年、9歳の時に劇団ひまわりに入団する。このとき父は大反対したが、「芸能活動をしながらも、学業をきちんと終わらせること」ということを条件に、劇団に入ることを許可してもらったという。その約束どおり、東京中華学校のあとASIJ(アメリカンスクール)に通って英語を磨き(タレントの西田ひかるは後輩にあたる)、また上智大学ではスペイン語を習得している。

日本での芸能活動

コロムビア時代

1961年に日米合作映画『大津波』(原題:THE BIG WAVE・原作:Pearl S. Buck)にて映画デビュー[1]。のちテレビドラマ『三太物語』『明日の家族』などに出演した。
1964年、フジテレビ開局5周年記念ドラマ『おねえさん』に出演した際、番組を見終えた石原裕次郎から「キングコング」という渾名をつけられる。

1966年に日本コロムビアより「星と恋したい」で歌手デビュー。『サイボーグ009』・『サイボーグ009怪獣戦争』の劇場用映画二作で003役(初代)として声の出演。
1967年に「たそがれの赤い月」がスマッシュヒットする。これを含めてコロムビア時代(初期〜中期)は市川昭介が手がけた「夕日の恋」「悲しみの十字架」「さようなら17才」「初めての別れ」「ひらがなふたつ」など演歌調の曲が多かった。
同時期に『涙くんさよなら』『青春ア・ゴーゴー』『帰ってきた狼』などの多くの映画やテレビドラマ『S・Hは恋のイニシャル』(共演:伊東ゆかり、大原麗子、布施明。1969年)などにも出演し人気を得た。

また、1970年代、『おしどり右京捕物車』、『賞金稼ぎ』、『必殺からくり人』、『新・必殺からくり人・東海道五十三次殺し旅』、『江戸を斬るIV』など多くの時代劇に出演している。
この頃以降、筒美京平や都倉俊一が手がけたポップス調の曲も出すようになった。
1972年、日中国交正常化を機に日本に帰化。

CBS・ソニー時代

1973年日本コロムビアからCBS・ソニーに移籍。1975年、市原悦子主演のTBSドラマ『赤い殺意 』主題歌「愛は生命」がヒット。
1979年に「エーゲ海のテーマ~魅せられて」が200万枚の大ヒット。女性下着メーカーワコールのCMソングだが、彼女自身のエキゾチックで妖艶な雰囲気と、同年の日伊合作の映画『エーゲ海に捧ぐ』のイメージともマッチし(同映画の主題歌ではないが、CMには映画にも主演したチチョリーナが出演し映画上映と同時期に放映されており、一種のタイアップである。

英語のサビの歌詞の「Wind is blowing from the Aegean」は、「風はエーゲ海からふいている。」という意味である)、見事第21回日本レコード大賞を受賞。第30回NHK紅白歌合戦にも初出場を果たす。彼女自身のデザインによる、扇状に広がる袖がついた優雅な衣装も話題になった。デザインの趣旨はスクリーンドレスで、扇状に拡げた袖と胴全体に「エーゲ海の風景の映画を映す」というものであった。通常は扇状の袖の先を中指に引っ掛けるタイプだが、NHK紅白歌合戦などの大舞台では、棒を利用して彼女の手の長さよりさらに扇の面積を大きくしたバリエーションが見られた。

現在でも彼女はTVで『魅せられて』を歌う際には必ずそのドレスを着る。この曲の大ヒットをリアルタイムで知る世代の人達で「シーツで真似した」と話す人も多い。またその衣装は小林幸子や天童よしみらにも影響を与えている。当時、人気番組『8時だョ!全員集合』内では志村けんもパロディーを演じている。なお当初のコンセプトであった「袖と胴全体にエーゲ海の風景の映画を映す」は、披露のときには映像が間に合わず構想はお蔵入りとなり、2009年 - 2010年の『年越し雑学王』において、30年の時を経てスクリーンドレスとしての披露に成功している。

1979年には、アメリカのテレビドラマシリーズ『将軍 SHOGUN』のヒロインとして出演依頼もあったが、『魅せられて』の大ヒットと時期が重なり断念。結局、そのヒロインは島田陽子が演じることになった。(「Wikipedia」より)