とぎれとぎれの物語

瀬本あきらのHP「風の言葉」をここで復活させました。小説・エッセイをとぎれとぎれに連載します。

植物爆弾

2010-12-07 23:56:20 | 日記
植物爆弾


 これから書くことは怖いお話であります。
 いや、その前に私の心配事から書きましょう。
 
写真①オリーブの木

 


写真②ミニパイナップル(花パイナップル)





 私が心配している植物がいくつかあります。以前も別のブログで書いたのですが、出雲市大社町の命主神社に、推定樹齢1000年の椋の木があります。この神社は出雲大社より古いお宮です。そのご神木の実を持ち帰り、密かに芽が出るのを楽しみにしていました。すると、五個の種の内の3個が発芽して、ずんずん大きくなりました。
 こりゃ、縁起がいいと思い、その木を大事に庭に植えました。果たして生長するだろうかと、今から心配しています。
 それから、写真①のオリーブ。最初は鉢植えしていたのですが、大きくなりすぎて冬に屋内に持ち込めなくなりました。そこで、今年の冬は外で過ごしてもらおうと、定植したのはいいのですが、果たして山陰の厳しい寒さを凌いで春まで生きつづけてくれるのか、私は非常に心配しています。
 そして、写真②植物ですが、これは花材として買ったものの実に着いていた葉を鉢に植えたところ根を出して、とうとう立派に生長したのです。この珍しい木ですが、これまた寒気に弱いので、この冬を越してくれるか気がかりです。
 えっ、少しも怖くない。ああ、そうでした。植物爆弾ですね。
 この爆弾はまだ実用化されていないと思いますが、全世界で使用されるようになれば、これまた植物戦争が起こりかねないのであります。なにしろ植物の種子をたくさんのカプセルに入れて爆弾の中に入れ、砂漠などに打ち込めば、何年か経つと、緑地となるのであります。
 こりゃ結構な話ですね。しかし、カプセルの中に毒性のある植物の種を仕込むと、とんでもない悲惨な状況が知らないうちに起きるのであります。在来種を駆逐してはびこり、ひいてはその国を滅ぼしてしまう危険がありますね。
 細菌爆弾も恐ろしいのですが、これもじわじわと知らないうちに広がるので余計に恐ろしいのです。
 こういうことにならないうちに国際的な禁止条約を各国が締結する必要がありますね。勿論国連あたりが提唱しなくては実現しません。
 私は、こういうとぼけたことを書いていますが、今、その準備をしている国があると思うのであります。自国の諸方面の利益誘導ということに汲々としていると、想定外のところから国が滅んでしまうことにもなりかねません。
 早急に取り組んでいただきたい !!