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医者から詳しく聞かされない医療情報:セカンドオピニオン

誤解と批判を恐れない斜め後ろから見た医療情報

小児喘息の発症率は都道府県間で異なる

2006年08月05日 | 小児科
気管支ぜんそくの症状を持つ小中学生の割合は都道府県間で異なり、最大で約2倍の差があることが厚生労働省研究班の調査で分かった。全国規模の有症率調査は初めて。地域差の理由は分からなかった。研究班は「その地域の患者にとってより効果の高い対策を考えるためにも、地域差の要因を今後の調査で解明する必要がある」としている。

05年6-7月にかけ、各都道府県の小学1、2年生6万4424人と中学2、3年生7万8人に質問票を送り、気管支ぜんそくの症状の有無や他のアレルギー疾患の症状などを聞いた。回答率は小学生85・3%、中学生73・7%で、このうち6-7歳と13-14歳の回答を分析対象とした。最近1年間にぜんそくの症状があったのは小学生13・9%(男子16・3%、女子11・5%)、中学生8・8%(男子9・0%、女子8・5%)。

都道府県別の有症率では、小学生は北海道が18・4%で最も高かった。最低は京都の9・6%だった。中学生では、長崎が13・2%で最高、最低は富山の6・1%だった。小中学生とも人口密度や気候条件などと有症率との間に明確な相関関係はなく、地域差が生じた理由は不明だった。また、ぜんそく、アレルギー性鼻結膜炎、アトピー性皮膚炎のいずれかを持っている割合は小学生33・7%、中学生31・7%で、3人に1人が何らかのアレルギー性疾患を持っていた。

赤沢医長は「寒さが厳しい北海道では気密性の高い住宅が多いなど、その地域に特徴的な室内環境が影響しているかもしれない。疫学調査がまだ不十分で、国民も協力してほしい」と話している。
(以上、毎日新聞より引用)

あまり気密性が高い室内環境は小児には良くないようです。


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