沼一つ真中に秋の深まりぬ
夕まぐれ枯芦に何こもり鳴く
対岸の灯に寝ては覚め鴨の群
亜紀子
ひとつ覚え一つ忘るる冬の蠅 亜紀子
朝あさの媼を慕ふ冬雀 亜紀子
霜月の日和つづきに外に励み 亜紀子
白蝋の鷺の身ひとつ冬の雨 亜紀子
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