橡の木の下で

俳句と共に

草稿06/18

2010-06-18 09:49:10 | 一日一句
ごきぶりの館意匠を凝らしをり  亜紀子

はや梅雨空を倦む
簾を吊り、いささかの涼を得て
重たき空にも趣を覚える

変わりなき日々に
覆われている歓びもまた
かすかな風のように流れているのを知る
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