橡の木の下で

俳句と共に

草稿08/05

2016-08-05 09:32:03 | 一日一句

白洲邸烏柄杓が舌出して

鈴なりの小粒青柿武相荘

空蟬の数ほどに蝉鳴かぬなり

憲法公布記念銀杯錆ぶる夏

蝉しぐれ蔵書の底の文机

獺のごと玻璃器陳列夏炉の辺に  

雷雲を楯に霊峰富士の立つ

亜紀子


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