橡の木の下で

俳句と共に

草稿11/30

2015-11-30 09:43:41 | 一日一句

帯なして山かひつなぐ冬の靄

付知峡ともしく低き掛大根

木守柿日に三本のバスが来る

霜晴のこけら落しの木曽の空

地芝居や恵那山頂に雪の衣

仰山な五平餅売る村芝居

駐在と掛け声かかる村芝居

みしみしと板廊冷ゆる芝居小屋

地芝居のいささ温もる二階席

木曽源流をちに雪嶺まぶしかり

亜紀子