橡の木の下で

俳句と共に

草稿11/11

2013-11-11 05:28:58 | 一日一句

結ぼれつ車窓を伝ふ冬の雨

木の実食ふ鵯の饒舌したつづみ

石割れて小春の蜂を吐き出せる

大川の橋下暮しに紅葉濃し

遁走の猿にもみぢの風つのる

腹晒すボートもみぢの雨の中

所在なき漕艇部員もみぢ雨

枯れつつもいよよ声澄む野の虫か

紛れなし桜落葉に群雀

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする