橡の木の下で

俳句と共に

草稿07/06

2011-07-06 10:19:04 | 一日一句

花合歓のさかりの美濃に入りにけり

たたなはる美濃の山垣星迎

草刈りの励むまにまに雲立ちぬ

青山垣しろがねは朴裏葉なる

川逸る木天蓼白き葉を重ね

実演の郡上をどり子帯高く

屋に沿ひつ所々に水奔る

紫陽花や間遠に米を搗く水車

梅雨山河水の郡上を抱きをり

裏戸より階並ぶ梅雨の川

暑に籠る受験子に買ふ肉桂玉

七月のすくもの匂ふ土間暗し

焼き鮎のまだ小振りなるをどり前

朝来無く小啄木鳥涼しき濁り声