花合歓のさかりの美濃に入りにけり
たたなはる美濃の山垣星迎
草刈りの励むまにまに雲立ちぬ
青山垣しろがねは朴裏葉なる
川逸る木天蓼白き葉を重ね
実演の郡上をどり子帯高く
屋に沿ひつ所々に水奔る
紫陽花や間遠に米を搗く水車
梅雨山河水の郡上を抱きをり
裏戸より階並ぶ梅雨の川
暑に籠る受験子に買ふ肉桂玉
七月のすくもの匂ふ土間暗し
焼き鮎のまだ小振りなるをどり前
朝来無く小啄木鳥涼しき濁り声
花合歓のさかりの美濃に入りにけり
たたなはる美濃の山垣星迎
草刈りの励むまにまに雲立ちぬ
青山垣しろがねは朴裏葉なる
川逸る木天蓼白き葉を重ね
実演の郡上をどり子帯高く
屋に沿ひつ所々に水奔る
紫陽花や間遠に米を搗く水車
梅雨山河水の郡上を抱きをり
裏戸より階並ぶ梅雨の川
暑に籠る受験子に買ふ肉桂玉
七月のすくもの匂ふ土間暗し
焼き鮎のまだ小振りなるをどり前
朝来無く小啄木鳥涼しき濁り声