橡の木の下で

俳句と共に

草稿12/02

2010-12-02 09:55:30 | 一日一句

築地界隈

黄落や築地はむかし寺の町

落葉踏む音高く寄る親鸞像

お勤めの若き声なり冬日和

勝鬨橋開かず跳ねずの冬うらら

都鳥赤靴はいてひと並び

波除稲荷冬なみ越ゆる願かけて

師走一日神ををろがむ糴の後

相席の不意を衝かるる大嚔

雪被たる富士の高根の夕茜

亜紀子


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