宮城準備(20240511)
天気予報だと宮城の気温も25度/10度とこちらとあまり変わりない。
大分では虫が出てきて、どうかすると刺されてしまう。
なので宮城でも防虫対策は必須、そんなグッズを準備する、忘れそうだが。
江合川荒雄川で大遠投する可能性は低い。
もちろん荒雄湖ならそうなるだろうけれど、今回は湖畔はパスする予定。
ロッドが540grainまでの6Pなので。
止水の引っ張りも大好きだけれど、それはこちらでも出来る。
魚のいる流水域が今回の主目的、その経験を深めたい。
やはり軽量リール2系統、6Pロッド2本、メインがkencubeライン、サブがRioライン。
ド遠投しないのでフロロ1.5号メイン、極細チューブメイン。
でも今回は「釣って釣って釣りまくる」釣りはしない。
もっと違う「川と対話する」釣りをしたい。
川はもちろん魚込みな水面下の世界、そこを水面上から想うしかないのだけれど、手元のラインにかかる水圧が水面下の世界を伝えてくれる。
つまり、眼に見える水面上の景色と、手に感じる水面下の世界が、遠いあの碧く深い川底をまざまざと思い描かせる。
もちろん、飛び込むわけではないから、実際にその川底など見れないけれど、そこに私が居るように感じられる。
そしてそれが正しい感覚なら、もしかしたらマスが釣れてくれるかもしれず、もしマスが釣れたのなら、私は間違いなくその場その時、その世界その自然の一部になれた証し。
ウェルカムフィッシュという言葉がある。
それは釣人目線で、例えば管釣りで鈎を入れて直ぐ釣れてくれる魚を指す言葉。
今回宮城のウェルカムフィッシュは目線が違う。
自然目線だ。
自然が私を受け入れた証しとして釣れてくれるマス、それが江合川荒雄川からのウェルカムフィッシュ、その主語は「江合川荒雄川」で「私」ではない。
そんな気持ちで江合川荒雄川に入る。
そう考えると、釣れる魚は一匹でよく、なんなら全然釣れなくて良い。
もし釣れないなら、私がその河川とまだ合体していないから。
でもそれを自然への迎合とはいわない。
私が野性へ還るか否か、唯それだけだ。
つまり、私が一匹の野獣に戻る、そうすればもしかしたら、マスが一匹、釣れるかもしれない。
その意味で考えると、ヒトのままで釣りまくる多数のマスなど、ほぼ意味がなくなる。
今回宮城の目的は、江合川荒雄川で「ただの野獣」になることだから。
そう考えると、気分は随分楽になる。
江合川荒雄川の野獣で充分、ただし、ヒトとして大分に生きて還る準備だけは忘れまい。
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