Nonsection Radical

撮影と本の空間

検証の時期

2013年03月11日 | Weblog
今日一日特番だったのだろう。
テレビも新聞も見ていないのでわからない。
何を報道したのか知りたいが、まあ深く考えるのに適した媒体ではないので、感情的なもの中心だったろうと想像する。
でもさぁ、“あの時”直後に考えた「このままの社会じゃダメだ」という気持ちは、今でも”共有”できているのだろうか?
当時は状況に引きずられてマスコミも、震災以前のシステム(平時の管理中心)では非常時には対応出来ない事を自らも考察し、将来へ向けての新たなシステム作りはどうすればいいかなんて報道したが、今では元の木阿弥。
すっかり平常時の旧システムのままの対応に戻ってしまった。
その結果、被災地では復旧もままならず、何かをしようとしても旧システムが立ちはだかり、まるで何事も無かったかのようなお役所日の丸の前例主義、現行法律第一主義、縄張り争いと日本固有の中央行政文化花盛りのままだ。
そういう事はまったく報道せず、ただ単に現場に行って復興は進みませんとだけしか言わない。
その事に対して主権者たる国民も従来通りの振る舞いで、なぜあんな事になったのか、なぜこんな事になっているのかに興味を持たない。
2年という時間が過ぎて、そろそろまとまった状況検証も出来上がってきた頃だし、稚拙なワイドショー的な話ではなく、論理だった話で検証を出して欲しいと思う。
それを読み解き、どうすれば良いかを考える時期だと思う。
高等教育を多くの人が受けている現状なのだか、それぐらいの知的思考をしても良いのではないか。



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コメント
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