Nonsection Radical

撮影と本の空間

所属先

2010年02月17日 | Weblog
昼休みにウドン屋へ行くと、客がまったくいなかった。
カウンターのオバさんに「今日はやけに暇ですねぇ」というと、「仕方ないわよ、みんなテレビを観ているんだから」との返答。
意味がわからず聞き返すと、どうやらオリンピック中継をテレビで観ていて、外には出てこないという事らしい。
昔は食べ物屋さんに出かけて行きテレビを観たものだが、時代は変わったようだ。
ユックリしていってというオバさんのラブコールもソコソコに会社へ戻り、溜まりに溜まった仕事を再開した。

帰宅後、新聞を見ると一面はオリンピックだ。
別にオリンピックに興味はないが、文字を読むのが趣味なので記事を読んでいたのだが、選手の名前の後に「所属先」が書いてある。
たとえば小平奈緒(相沢病院)、新谷志保美(竹村製作所)、高橋大輔(関大大学院)・・・。
何か意味があるのだろうか?
所属先を書く事で何か情報が伝えられているのだろうか?
これが李相花(韓国)、エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)などと書いてあれば、そこの国の人だなとわかるのだけど、相沢病院、竹村製作所、日本電産サンキョー(吉井小百合)などと書いてあっても、関係者以外「それが何か?」という意味しか持たないではないのか。
satoboが読んだのはアカイアカイ朝日なのだが、ネットでビール券読売を見るとやはり同様に所属先が書いてある。
なにかそういう取り決めでもあるのか?
それともsatobo以外の人は、小平奈緒ちゃんは相沢病院所属なんだ~と興味を持って情報を役立てているのか?
ならば、相撲のように「大関サバノビッチ、ロシア・ウラジオストック出身、花笠部屋」というように、外国人選手も国だけでない「所属先」も紹介するべきではないのか。

想像するに、何か所属するものがないというのは足元が定まらないような不安定さを感じるのではないのか。
キチンとどこかに所属していますよ、という事でただ単にスポーツして遊んでいるのではないと証明したい(誰に?)気持ちがあるのでは。
もし誰か選手がフリーターであった場合はどうなるか?
綾小路杜若(フリーター)とは書かんだろうなぁ。
わずかでも働いている先の名前を書くのではないか。
秋葉萌絵(ヨークマート)とかね。
でも、もし、もしだけどね、「お店」に勤めていたりしたらどうなんだろう。
亀甲絵夢子(ハニーラブ)とかになるのかね。
また無職だった場合は、甲斐梨宿六(無職)とされるのか?
そんな事考えているとアッという間にこんな時間になった。
みんなはオリンピックを観ているのだろうか?
コメント (3)
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