Nonsection Radical

撮影と本の空間

新聞とネットニュースは違った

2010年02月27日 | Weblog
某月某日
今朝の朝刊を見ると一面に「真央 銀 ヨナ 金」と大文字で出ていた。
新聞を見るまで知らなかった。
みんなは知っていましたか?

ネットのニュースサイトは見るのだけれど、satoboが見た時間帯にはそんな事は書かれていなかった。
特にスポーツ面を見る事もないので、一般記事として現れていなかったのだ。
前にも書いた事があるが、ネットのニュースはみんな同じ大きさの扱いで、重要度は画面の上下でしか判断出来ない。
画面の上方に載っているのが「今」の重要なニュース、つまり一面あつかいなのだ。
しかし、時間とともにニュースは流れていき、「今」を追い続けないと「過去」を知る事が出来ない。
その点、新聞紙面では作成したその時点での「今」が停止しており、その時点での記事の重要度が記事の文字数、文字の大きさになって表されている。
それが「真央 銀 ・・・」になっているのだ。

一日のうちに「報道」する価値のあると判断されたニュースは沢山あるのだろう。
時間とともに記事は書き加えられていき、「過去」のニュースは後へ追いやられてしまう。
しかし、どの記事が重要かという判断がネットニュースの場合おざなりになっているのではと思う事がある。
新聞には締め切りという時間制限があり、その時点で何を紙面に載せるのか取捨選択する必要があるが、ネットの場合、出来上がった記事から載せていくような取捨選択のなさを感じるのだ。
だから新聞紙面で一面になるような記事でさえ、ネットニュースでは流されてしまっている。
もちろん速報性として、別に替わる重要な記事があるのならそれも当然だが、どうやらそんなものはなさそうであった。
単に時間とともに記事の羅列が進んだだけであった。
現在、ネットニュースのフロント面に「真央 銀」の文字はない。
結果を知りたければクリックし続け深く探っていかないとならない。
これって不便だ。
新聞は締め切り時点を軸にニュースを凝縮して詰め込み、その後のニュースは次の締め切りまで凝縮する繰り返しで、速報性は劣るがデータベースとしての価値はある。
昨日の事が知りたければ昨日の新聞を見ればイイだけ。
ところがネットでは過去のニュースを見るには、クリックし続けて過去に戻らねばならない。
その場合に文字の大きさがニュースバリューと関係なく同じというのは探しにくいのだ。
試しにネットニュースサイトで「真央 銀 ヨナ 金」が判断出来る記事を探してみて。
断片はわかるが結果がキチンと報道されている記事を探すのは苦労するよ。
コメント
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