Nonsection Radical

撮影と本の空間

ザツな作りに激怒

2009年08月14日 | Weblog
某月某日
午前4時半に起きて準備し、朝の渋谷某所を撮影しに。
現場についてカメラをセッティングするが三脚がウマく固定出来ない。
ハスキーの三脚なのだが、購入当初から脚のロックがユルく、そのくせ硬く閉めるとロックされないくせにノブを回すのに苦労する。
まるで大昔の国産三脚のロックだ。
もっともハスキーは国産なのだが・・・
その作りは半世紀前の精度じゃないのか?
半世紀前のライツの雲台なんか精度が高く、閉めて少し硬くなったところから、さらに「少し」だけ閉めるだけで完全に固定されビクともしなかった。
ボロボの鍵(ボッシュ製)は遊びがなく、真っ直ぐに差し込まないと入らない。
それらの「グッズ」は使い方を間違わなければ大変使いやすいものだった。

それがこのクソハスキーと来たら・・・

カメラをセットし、露出を測ろうとゴッセンデジシックスを取り出し、スイッチオン。
その瞬間、電池切れである。
予備の電池は持ってきていない。
出かける前に液晶画面を見て、通電している事を確認したので安心してしまった。
デジシックスは電池の大喰らいで、通常2,3ヶ月しか持たない。
だからいつもは電池を取り外しているのだが、前回使用時にそれを忘れてしまったので電池が入りぱなしだった。
こんなに電池の持たない機械なのに電源スイッチもない。
説明書には、省電力だから長期間使用出来るのでスイッチはないとあった。
不良品か?

カメラが完全に固定されないのでおっかなビックリ撮影し、いざ畳もうとしたらポールは空回りするが、ノブが硬くて緩まない。
路上で悪戦苦闘。
悪態をつきながらやっと縮めると、指に何やらぶら下がっているものが・・・
思い切りノブを回していて気がつかなかったが、あまりの硬さに指の皮が剥がれてしまっていた。ベロリンコ(痛)

場所を移動しようと駅に行くが、相変わらず階段ばかりで荷物持ちには移動が不自由。
「健常者の街、健常者の街」と唱えながら階段を荷物を担いで上がる。
キャリー使用の白人外国人旅行者も、あまりに階段ばかりなので、階段を前にたたずみ恨めしげに上を眺める。
もちろんエスカレーターやエレベータの場所表示などない。
階段のところでそんな表示を見た事がない。
高齢化を迎える日本の首都の街づくりがこんなのでいいのかい?

朝の車内は、不思議なほど通勤客で混雑。
多くが虎ノ門で下車。
休みを取らずに働く人たちが今の日本を作り、こんなひどい状態にしているわけだ。

新橋で「ゆりかもめ」に乗ろうとしたら家族連れのすごい塊が乗り場へ向かっている。
「ガンダム」なのだろう。
satoboは「ガンダム」の世代でもないし興味もないのだが、「今」という意味で撮影しにいこうと思ったのだが、バカバカしくなって止めた。
ずっと皮が剥けた(ベロリンコ)指がズキズキ痛むし、患部からは体液(あの体液のことではない)が沁みだしている。

再び階段を荷物を持って降り、電車で帰宅。
傷口を治療するが、皮が再生されるまで1ヶ月はかかるだろう(年寄りは傷の治りが遅い)。
右手が使えなくなったので、家事や入浴に不自由。
すべてハスキーの三脚とゴッセンの露出計と不自由な階段と人ごみのガンダムのせいだ。

画像は南越谷。
コメント (10)
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