闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

真のプロはユーザの心を読む

2006年09月29日 01時05分14秒 | Weblog
私は阪神タイガースのファンクラブに入っているのですが、
去年は中日に追いつかれそうになってハラハラしてエキサイティングでした。
今年はそれにも増して、まだ逆転優勝が可能な範囲ですから
去年とは逆の立場でとってもエキサイティングです。

ファンを楽しませるプロ野球というビジネスの観点では
阪神と中日は昨年・今年はとってもよい仕事をしていますね。
今年は平日に殆ど客先に入っていたので
なかなか甲子園へ応援に行く機会がありませんでした。
10月に入ったらフリーなのですが、甲子園での試合は2試合だけ、
しかも対巨人戦ですから、もうチケットは取れません。
(対巨人戦は早くにチケットがなくなってしまう)

プロ野球を言えばいつも思い浮かべるのがイチロー選手と新庄選手。
2人とも表現方法は違えども、どちらもプロ中のプロですね。
イチロー選手にはプロの技を堪能させて頂けるし、
新庄選手はプロ野球ファンの裾野を広げました。

私達のソフト開発業界においても、
プロ中のプロがもっと現れても良いと思うのですが
なかなか現れませんね、それとも私が知らないだけかも。
ソフト開発のプロとは、私が考えるに
高度な技術はもちろんですが、ユーザのニーズだけでなく
ウォンツを察知して、それらを期限内に実現できることでしょう。

殆どの技術者はニーズを引き出す事も十分できていないし
ウォンツを引き出すところまでは全くできていません。
私の長いエンジニア生活の中でも、それが出来た人は
1人しか知りません、もちろん私にも出来ていません。

私が尊敬しているその1人と一緒に仕事をさせて頂いた時、
まず驚いたのが、打ち合わせの短さと回数の多さでした。
ユーザと開発サイドに目標の差異が生じたら直ぐに修正する、
差異を早く察知するために頻繁に打ち合わせを行う。

更に驚いたのが提案の多さ、ユーザが口に出す前に
ユーザが考えている事を先に考え、ユーザが打ち合わせの時に
要望を出してきた時には既に実現方法を考えてある。
まるでMrマリックのマジックのようだった。

それである時、私は「○○さん、どうして向こうの要望が
どうして先にわかるのですか?」と質問した事があった。
「ははは、君お客さんをちゃんと観察しているかい?
 まだ君は若いから気がつかないのかもしれないけどね」と言っていた。
と全く嫌なやつだった。『何が「君は若いから」だ』と思っていた。

しかし、今から考えれば彼の言っていた事は正しい。
『何が「君は若いから」だ』と思っていた私は
自分の感情が先に立っていて、冷静に相手を観察できていなかった。
あの時、私が冷静に彼のいう事を聞く耳を持っていたらなら
もっとエンジニアとして成功する器だっただろう。
今、冷静に考えてみると、情報収集力、洞察力、推測力に
優れていた事に加え、それらを総合的に分析する力もあったのだろう、

私達の業界でもイチロー選手や新庄選手のような
真のプロフェッショナルが増える事を期待したい。


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