闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
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リーダーはビジョンを示さなきゃ

2006年09月12日 00時10分49秒 | Weblog
自民党の総裁選挙が始まり、候補の3人の人たちがマスコミに登場する時間も
とっても多くなり、様々な発言を聞くことも多くなりました。
自民党の総裁は多数決の原則により総理大臣になる確率が高いですね。

私はリーダーとしての観点から3人の発言を聞かせて頂いています。
そこで私が感じた事は、外交面についての発言が小泉さん以降のアジア外交と
対米外交の事にしか触れていない事が気になりますね。
海外にはヨーロッパもあれば中東もアフリカもある、
特に中東との外交はイラン・イラクなど難しい問題を抱えているだけに重要です。

もう一つ感じる事はビジョンの無さ、希望や心で思っている方針は
十分語られ、その方法論はのべられているのですが、
具体的に日本をどのようにして行きたいのかというビジョンが
いまいちよく見えない。

ところで「ビジョン」はよく「展望」と訳されていますが、
ちょっとニュアンスが違います。
展望と同時に戦略的な施策、それによる効果と結果予測、
それになにより意志が介在していなければなりません。
ビジョンで他の人がその結果を想像できなければ意味がない。

どうも3候補の発言から、10年後の日本の姿が見えて来ない。
消費税や憲法改正も大事な事ではあるが、それを実施した結果
「こんなに素晴らしい国になりますよ」とか「これだけ住みやすい国になります」
とか国民が想像できるようなビジョンを示してもらいたいものである。
良い悪いは別にして、その点においては小泉さんは上手かった、
簡単、明快、それでいてこちらが期待している事をズバッと言ってのける。
だから騙されてついつい期待してしまう。

総理大臣にしても、会社のトップにしても、小さなグループのリーダーにしても
ビジョンを示す事は大変大事な事であり、ビジョンを示すときは
小学生でもわかるような簡単な言葉で、間髪入れない明快にいう必要があります。

私の考えでは、ビジョンを明快に示せた時点で、
リーダーとしては及第点がもらえるだろうと思っています。
あとはそれに向かって、どのような手が打てるか、
またリスクヘッジはどれだけ深く考えているかでリーダーの力量が決まる。

すこし話がそれるかもしれないが、嵐寛さんの鞍馬天狗が杉作少年に
「杉作、日本の夜明けは近いぞ」という台詞、これなんかも
自分達が一生懸命悪を懲らしめ頑張ったら、素晴らしい日本が来る
というある種ビジョンみたいなものだと思う。
この場合、鞍馬天狗と杉作少年の間に阿吽の呼吸があるという前提だが。

さぁうちの会社の夜明けも近いぞ!


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