そういえば、今の子に”トランザム”って言うと
ガンダムになるんですよね、ガンダムOO。
赤っぽくなると通常の三倍速くなるアレです。多分・・・。
【ナビワンオフステー制作 そのⅢです】
そんなわけで、手作り感満載のステーが完成したナビ周りですが…。
設置場所がしっくり定まると、配線やらその他のものが気になるのが人情です。
実は、NV-U2を利用しはじめた頃からの悩みとして
”加速をすると、電源が切れる”というものがありました。
ナビのクレードルが、そもそも車用な為、バイクの加速度や振動に対応できず
通電が途切れる事によって、自動で電源がoffにされてしまうのがひとつ。
もう一つの理由は、”バイクの加速に耐えられず、シガーアダプタが抜ける”
というなんともアナログな理由です。
使用しているシガーソケットは、ゴムキャップがついた防水タイプで
2つのソケットが並んでいて同時に2本までシガーアダプタを挿せます。
2口を買ったのは全くの気まぐれですが…
防水タイプは意外と選択肢が少なく、2種類ほどしかないウチの一方を選びました。
製品の設計からか、シガーソケットの固定が緩めで(車では全く問題ない程度です)
NV-U2の純正シガーアダプタ自体も、バネが弱いタイプなのでよく緩んでいました。
そこで、ステーが完成した事をうけて
永らく放置してきたシガーソケット経由での電源取得方式を変えることにします。
当初は、『携帯やeneloop、mini-USBの電源で使うかなぁ』と考えて付けたソケットも
終ぞ、ナビ以外で使うことはありませんでしたし、
そもそもバイクからシガーソケットってのもちょっと格好悪いですしね。
・・・散々放置してきたヤツの言う台詞じゃありませんが(笑
それでは、左サイドのカウルを久しぶりに剥いでゆきましょう。
オイル交換時などは、右のロアカウルだけ外すので普段は左は取りません。
サイドカウルを取り、ロアカウルに目を遣ると緑色の液体を見つけました。
バイクはサイドスタンドをかけると、左側に傾きますが
丁度左のロアカウルが受け皿のようになり、液体状のものが少し溜まる構造です。
先日、ラジエータ液が僅かに漏れており、その後納まったので様子見をしていましたが
この機会にラジエータホースクランプの増し締めをしておきます。
マルで示した部分が液漏れを起こしていた箇所です。
それにしても、基本的に中は洗わないので路面の泥で汚れていますね~。
各所のホースクランプを増し締めして、ついでにホースの劣化も見ておきます。
硬化やヒビなどはないようで一安心でした。
続いて、サイドカウル内の電装パーツを確認。
以前押し込んだ、HIDのバラストや
ヒューズボックス、バキュームチャンバー、ウィンカーリレーなどが見てとれます。
赤い矢印が、件の防水タイプ2口シガーソケットです。
抜き差しの事も考えるとこの場所しかありませんでした。
続いて、ナビの電源をどこから取るか考えました。
現在ELバックライトのインバータを繋いでいるポジションランプ用配線や、
シガーソケットだけ除去し、バッテリから直接引いてくる事も考えましたが
結局、ヒューズボックスから直接取り出すことにしました。
以前ホームセンターで、ヒューズ型の電源取り出しパーツの存在を知ったのも理由です。
手元のCBR1000RR配線図をふむふむと読んで行くと、
赤い矢印のヒューズから取るのが一番無難そうです。
このヒューズは、”ウィンカー・ブレーキランプ・ホーン”用のライン。
他の部分から取ろうとすると、万が一利用中のデバイスに起因してヒューズが作動すると、
ヘッドライトが点かなくなったりセルが回らなくなったり、ファンが回らなくなったりします。
中でも一番嫌なのは、バンクアングルセンサー用のラインがダメージを受ける事です。
エンジンが掛からなくなりますので…。
その点、矢印のラインは不測の事態でも”手信号”で対応出来ますので問題ありません。
それにしても、買いに行く前に開けて良かったです。
てっきり普通の平型ヒューズかと思っていたのですが、ミニタイプでした。
雪の影響が僅かに残る中、カブでカー用品店やホームセンターを回り部品調達。
すっかり手足も冷え切った頃、ようやく部品が揃いました。
自宅に戻り、早速作業です。
テスターを使い、件のヒューズにイグニッションキー連動で電源が来ることを確認。
+側の端子に、取り出しラインを合わせてヒューズを挿入しました。
写真は加工前ですが、特殊ヒューズ上部の出っ張りが、
ヒューズボックスの蓋と干渉するので穴を開け、そこから上部にラインを出しました。
続いてマイナスのライン。
フレームアースでも良いのですが、接触不良の懸念があることと、
機能部品を固定しているボルトに共締めすることは
作動不良の原因になりかねませんのでバッテリより引きます。
利用していたシガーソケットのケーブルを抜くのを利用し、
新しいラインを同じ経路で配置出来るように、双方を縛りました。
古い方を引っ張ると、新しい方がついてくるという寸法。
+、-のラインが準備出来ましたので
ここからはちょこちょこと端子作成です。使う予定に合わせターミナルを圧着します。
都合、7箇所程作成しました。
下らないトラブルで作動不良になるのが嫌なので、
ハンダを全ての導線や端子に流し込んでおきます。
写真の最初のひとつは、ちょっぴり熱を加えすぎました(笑
車体側のライン加工が終わったので、今度はナビ側です。
ナビのクレードル用のシガーアダプタを、バッサリとカット。
あ、切断する前にソケットからの電圧などを測るのを忘れました。
仕方がないので、切った配線をワニクリップでテスタと共留めして試します。
構造上、ヒューズとインジケータ以外のものはついていなさそうですが、
万一シガーアダプタ側に何らかの機能があると厄介なので年の為です。
結果、なんの事はないものでした(笑
切断した線の被服を剥がし、同軸タイプの導線なので
中央のラインから+、周囲を取り巻くラインから-を取ります。
こちらも各々端子を圧着しつつ、
-側を熱収縮チューブで処理してからビニールテープを巻きました。
いよいよ各々の端子を接続し、通電テストをしてみます。
イグニッションONにて問題なく給電がされる事が確認出来ました。
NV-U2(ナビ)の機能として、クレードル利用時は、
給電に連動してナビ自体の電源もオンオフされる筈なのですが、
電源オフの方しか作動しませんでした。
いつも手動で電源を入れていたので、壊れたのか最初からなのか、
起動時の電圧が、SONYの設計の規定外なのかは判然としませんが
こちらは少々様子を見てみるつもりです。
※追記 SONY公式FAQに答えがありました
Q | nav-uは、アクセサリーポジションスイッチ(イグニッションキー操作)に同期して自動的に電源ON/OFFしますか? | |
A |
|
と、そろそろ時間切れになってしまいました。
とりあえず、配線はこんな感じになっています。
-のラインの末端に、ちょっと変わった器具が付いていますが
これは、マイナスアースを複数の電装品で共用する為のものです。
加えて、ヒューズから取り出した+のラインも2分岐してあります。
こちらに何が付くのかは、作業をしていませんのでまた次の日記で(笑
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