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自転車マニアではない。

 いやー、二輪って本当にいいものですねヽ(´▽`)ノ。
誰しもそうかもしれませんが、
ライダーは元来 ”自転車小僧” だったわけでしょうから、
基本的に自転車も好きなのではないかと思います(笑


 斯く言う私も多聞に漏れず、
自転車で走ることが結構好きだったりするのですが、
理想は沢とか岩場とかをガリガリ行くのが好きです。
ただ、千葉にはそういった場所はありませんので残念です。

 そんな環境的要因もあってか、
現在、自転車関連のプライオリティは自ずと低く設定されておりますが、
最近は母上とのお出かけなどの機会に活用しているため、
基本的な整備は折を見て行うようにしております。

01_yodo

 どーん。
近隣の”サイクルなんとか”とかいう自転車チェーン店には在庫が無く、
amazonさんには、やたらと青いシュミの悪いタイヤしかなく(笑
ネットショップは軒並み、取り寄せやら長い納期だったりしたのですが、
みんな大好きYodobashi.comで何故か在庫がありましたので注文しました♪

02_vermin

 サイドに”レタリング”?のある自転車タイヤは初めてです。
ブランドに特段の拘りはありませんでしたが、
【 セミスリック 】なんて響きと、パターンに釣られて選定しました。

 サイズは26*1.95です。

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 不勉強ながら、ちゃんと ”前後”があるのですね(笑
バイク的に見れば当たり前のことなのですけれど、
たとえリジッドの自転車でも、
専用プロファイルがあったほうが良いに決まっています。



 それでは早速交換をば。

04_quick

 私のMountainCATはクイックリリース機構付きですので、
タイヤの取り外しは実に簡単です。
クイッと捻って何度か回すだけ。


 因みに古いタイヤはそろそろ限界でした。

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 表面が硬化して裂け始め、カーカスが見えかけています。

06_wall

 サイドウォールも限界ですね。
オートバイなら恐ろしくて乗れませんが、そこは自転車ですゆえ。


 ともあれ外したホイールからタイヤを落とし、
入れ替えてからチューブを組み込めばあとは馴染ませるだけです。

07_new

 うむ、汚いホイールですねヽ(´▽`)ノ。
なにぶんフロントは20年もの、
リアは町田あたりの自転車屋の倉庫にあったリサイクル品ですので。

08_fresh

 タイヤだけでも新品になると気分がよいものです♪
足元が引き締まると、20年を超えた老齢のMTBも若返ったようです(笑



 足回りがよくなり、
なにやら気分がよいのでついでの作業もしてしまいましょう。

 ターゲットはこちら。

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 22年前に買ったときに純正オプションで付けていたスタンドと、
【 似たデザイン 】の、数年前にオークションで買ったもの。

 純正品は軸に芯が入っていましたが、
見た目だけで選んだこちらは、樹脂の弱々しいものでしたので・・・。

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 ご覧の通りにぐんにゃりと根性なしでございます(苦笑

 それでも『もったいない』の一念で3年ほど使ったでしょうか。
そろそろ曲がりも許容範囲を超え、自立が困難になって来たので交換です。

11_stand

 今回選んだのはこちら。
デザインが非常に微妙な感じなのは残念なのですが、
近隣の店舗では選択肢が極端に少なかったので仕方なしです。

 一応中空で軽く、それなりにしっかりとした金属製ですし、
なにより軸を回転させると長さが可変であるのが気に入りました。
車両の重心の変化に合わせて変えられるのは便利ですね♪



 最後に白状いたしますと、
この作業をしたのは先の日曜日のことだったり致します。
ネタを引っ張ったわけではないのですが、書き逃しておりました。

 この後、リニューアルされたMountainCATにて、
母上の健康増進サイクリングがてら26km程走り、
おいしい”回転寿司”を食べて参りました(笑


 唯一誤算だったのは、
今までのセンターだけロード寄りのタイヤに比べ、
1辺3mm程の四角推が無数に配置された”セミスリックタイヤ”は、
転がり抵抗が強く、長距離のサイクリングには向かないことでした。
まあ30kmぐらいなら許容範囲ではありますけれど。

 一方利点もありまして、ケース剛性が落ちた分、
タイヤを変形させて反動でフロントを上げるなどの操作がし易くなりました。
自転車用タイヤには拘りがありませんでしたけれど、
バイク程ではないにせよ、色々と選択肢があって楽しいものですね♪

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石ころ帽子。

 殊更に己の行いを、
「ワタシヲミテ」なんてアッピィィルするほど落魄れてはおりませんが、
仕事帰り、なんとも悔しい出来事がありましたので独り言。


 自宅最寄の駅を降り、
家路を急ぐ人の波に流されながら、
歩道から対抗車線の”お迎え”の四輪の無思慮な列に呆つつ駐輪場へ。
『おい、そこは駐車場じゃないぞ。横断歩道を遮るとは何事だ』なんて。


 私より後に入った誰かが自転車で先に出るのを見送りながら、
自分の自転車をよいしょと引っ張り出していると・・・
遠くから「ガシャン!」と音が聞こえたような気がしました。


 とりあえず周囲を見渡してみるのですが、
自転車置き場にありがちな将棋倒しでもなく、倒れた自転車もまばら。
『なんだろなあ』などと思いながら入り口を出ると、
50m程先に、前輪が天を仰いで真横になった自転車と、
老齢の男性がひっくり返っているのがみえました。


 私が”音”を聴いてから、そこまで2分ほどでしょうか。
先述の”先に出て行く人々”も4~5人は居た筈ですし、
青瓢箪みたいな茶髪の180cmほどの朝鮮スターのような小僧も居れば、
高校生の組み合わせや、初老のサラリーマン、
ワンピース姿のお嬢さんまで見かけた気がします。

 更には、30mほど先には
馬鹿面して路駐で家族待ちをしているババアの乗用車も。


 ともあれ、どうやっても出入り口からは目に入るわけで、
とるものもとりあえず走り寄り、
自分の自転車を線路側に放り投げて「大丈夫ですか!」と駆け寄ります。
(私のママチャリは、荷物籠にモノがあると自立が難しいのです)


 老齢の男性は、急な転倒に混乱されたのか漸く立ち上がるところで、
車線の半分をふさぐ形で自転車が横たわっていたので、
「とりあえず起こしますね」とひょいと持ち上げ、
男性が線路際に退避するのを見てから、
サドルが派手に横を向いているのが見えたので、
「横向いてますから直しますね。高さ違ったらごめんなさいね」と
(こんなもん5秒でなおりますから)
自転車を正常に戻してからスタンドで立てて男性の様子を再確認しました。


 すると、あろうことかこめかみ辺りから血を流しておいでで、
腕からもうっすらと赤黒い血が流れています。


 このとき初めて気がついたのですが、
失礼ながら、ぱっと見浮浪者に見紛うような風体でありますが、
そんな事はどうでもいいことですから、
「血が出てますよ、痛いとか辛いとかないですか?」と確認すると、
彼もまた思慮深い日本人の一人だったらしく、
(これはよくも悪くもありますが、私も多分同じ反応をするでしょう)
「いや、助かりました。大丈夫です。ペダルが裾に絡んじゃって」
と、ひとしきりお礼を言うと、申し訳なさそうに去ろうとしていました。


 症状を観察するに、歩行に支障があるわけでもありませんでしたので、
男性のお気持ちも汲んだ上で、
「そうですか、それじゃあお大事になさってくださいね」と伝え、
私はいつも通り、通勤自転車をフル加速しながら立ち去りました。


 一連のこの間、駅前ですのでヒトもクルマも通りますが、
誰一人として関心を示すものはなく。


 別に無視して通る人間が悪いんじゃないのでしょうし、
私がいいことをしているなんてことは微塵も思っていませんし。

 ただ、悔しかったのは。
目の前で罪なく苦しんでいる人が居るのに、
そのまま無かったことに出来る、人々のその心根の方でした。
「この世には神も仏もない」なんて言いますが、
人間という魑魅魍魎が跋扈するこの世だからこそ、
出来る限り、悪意のない誰かには優しくありたいものです。

 但し『情けは人の為ならず』などという打算は心底嫌いです。
私は決して自分の為にやっているわけじゃない。
ある意味では、自分の信念に従っているだけな分、
結局の所自分の為なのかもしれませんが、一方通行でいいのです。

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