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風に向かう刻

主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。

早起きは二束三文の得

2010年08月05日 | CBR1000RR 塗装

 今日は早起きです。
早起きが必ずしも三文の得とは思いませぬが、
理由があって早起きなのです。

・朝方の気温が上がる前で、大気が安定している時
・近所の人が活動し始める前

 そんな所が狙い目だったのですが
漸く今日になって補修中のCBR1000RR用テールカウルの
ウレタンクリアの塗装を行いました。
 
 
 まずは前夜までに足付けしておいたベース。
水研ぎしてありますので、表面の光沢がすっかり消えています。
  

01_base_2
   
 今回は黄色部分の修正塗装+傷のタッチアップだけなので
2年半使用したことによるステッカーの劣化や歪み、(HRCの部分など)
様々な傷など気になる点は山ほど御座いますが
それを修正するには、塗装自体を全剥離しなくてはなりませんので
ある程度の所で妥協することが必要になります。
こういう手抜き行程はプロならやらないでしょうというレベルです(笑
 
  
 ともあれ、いつまでもからかっていてもキリがないので
早めにCBRに乗れるようにする為にも仕上げてしまいます。
 
 2液ウレタンを混合し、少し経ってから完全に攪拌した後は 
有機系防毒マスクにゴーグルという怪しい出で立ちでベランダに仁王立ち。
10分程度の感覚をあけて重ねて行きました。

 吊り方や青空塗装も含め、理想的に塗装できる状況ではありませんが
多少のタレは気にせずテンポよく塗ってゆきます。

02_urethane
 
 使い切りの反応型塗料を、使い切る直前まで4層で塗っています。
写真でも少し雰囲気が伝わるかと存じますが、
この時点で”ウレタンクリア”特有のギラギラした”艶”が出ています。
この艶と、修正塗装が困難な程のしっかりした塗膜が
ウレタンクリアの最大の魅力ですね。

 化学工場や産業道路などの排気が多い、
東京湾岸地帯での青空塗装なので、
それなりにゴミなども飛んでいる地域ゆえに付着もしますが、
その辺はどうにもなりませんので気にしません。

 あとは完全硬化の48時間程度を置いてから
タレた部分の平滑化と、塗装面全体の研ぎ出しを行う予定です。
 
 
 昔から、”色の白さは七難隠す”と言われますし
オーバークリアが綺麗ならそれっぽく見えるのではないでしょうか(笑


らっかこん

2010年08月01日 | CBR1000RR 塗装

 2日程降り続いた雨もどこへやら。
すっかり盛夏という感じの気候に戻っていますね。
エアコンからの急激な温度変化なども多いですが、
皆様もお体など壊されませぬよう。
 
 
 ところで先日、スーパー手抜きベランダブースで
見事に落下して未乾燥の塗装面に傷がついた、
うちのRothmansCBRのテールカウルですが。
タッチアップと薄付けパテで誤魔化そうとしたのですが
どうしても満足いく仕上がりにならないようだったので
結局磨き込んで再度面を出すことにしました。
 
 

Grind

 
 現在こんな感じ。
打痕に伴って、サーフェイサーなどが露出していますが
写真のように光をあてると、完全に平滑なのが解ります。
この状態から上に同系統、同色のエナメル塗料を乗せます。

 既に3層の塗膜や、更に下にウレタンの層がありますが、
そこから上に重ねる事でリフティングなども予想されます。
積層による色味の変化なども考えるとやり直しが適当ですが
正直言って時間もなく、めんどくさいのです(笑
 
 そんなわけで、溶剤の揮発で目減りの酷い塗料ですが
積層によって稼いだ膜厚を利用して磨き込みお茶を濁す予定。
そもそも予定外の追加補修ですから、程々にという事ですね。
 
 
 元々がテキトーなタイプなので、こんなもんです( ´ー`)ノ


特価品シンドローム

2010年07月27日 | CBR1000RR 塗装

 主婦かっ!という話なのですが
自分が”特価品”というコトバに弱いのに愕然としました(笑
 
 

Clear

【 soft99 2液ウレタンクリアー 320ml 】
 
  
 先日、『後の修正も見越してトップはアクリルクリアで行く』
と発言しておりますが、
立ち寄ったホームセンターで見てしまったのですよね。
【 特価品 】のPOPを。

 自宅に帰って冷静に考えると、
大した値引きでもないことに気づくわけですが
世の騙されやすい主婦の人々と同じくすっかりときめいちゃいまして。

 実際の値引を調べると、
希望小売価格が ”2,800円” → 値引き後”2,580円”で
『うーん…』という微妙な値引量でしたが、
Rothmans化の時にCBRのトップコートをこれで行っており 
商品そのものは使用感も、仕上がりも全く問題ない商品です。
 
 ウレタンクリアの塗膜は、ギラギラするぐらいに美しく
ガソリンやパーツクリーナーぐらいでは傷まないのが魅力。
一度完全に剥がさないと治らない粗は何カ所か認識していますが
次はもう修正ではなく、リペイントをするつもりで
今回は他の部分にも足付けしてクリアを重ねようと思います。
 
 塗料と同時に、ポリイソシアネート対策で
防毒マスクの吸収缶も購入しましたのでクリアの準備はOKですが、
あとは赤のラインで使っている
スパークリングレッドのタッチアップを買わないとなぁ。
 
 塗装は本当にお金と手間がかかります(苦笑


恥の上塗り

2010年07月25日 | CBR1000RR 塗装

 「急いては事をし損じる」

 ・・・実に重い言葉で御座いますorz
先人達が残した経験則の一つですが、手抜きは実にいかんことです。
そんなコトバが身に染みた本日。
 
 
 先日のキャンプツーリングを前に痛んだ塗装が、
サイドバッグの積載によって完全にトドメをさされまして、
テールカウルのRothmansカラーのゼッケンプレート部分の黄色が剥がれ
元々の”ウイニングレッド”のカウルが露出していました。

 そこを補修するには、
まとまった時間と、まとまったお金がかかるのですが
(塗装関係の材料は高いのです)
時間がとれたので、一気に補修してみることにしました。
 
  
 とはいえ、元々ウレタンクリアを乗せてある部分であるので
エナメル塗料を上からかけると溶剤がクリアを侵すという問題が一つ。
既にデザインパターンの完成した塗装済パーツの一部だけを
改めて塗り直すのが困難であるというのが一つ。
なかなか簡単なお話ではなかったりします。

 それでもタッチアップでボコボコなのは嫌だったので
決心して、シリコンオフ、プラサフ、樹脂パテ、塗料などを用意して下準備。
 
 

01_scratch01

02_scratch02

 
 派手に抉れた部分の周囲を、広めに削ります。
自分でもすっかり忘れていたのですが、
ウイニングレッドの上にプラサフを吹くのは当然と致しまして、
その上からロスホワイトを一度塗っていたんですね。
下の赤の影響を避ける為だと思うのですが、今回は不要な行程なので行いません。
 
 

03_surfaceer

 
 本来ならばパテを塗って面を出してからプラサフを吹きますが
抉れたのは塗装面だけで、ベースのカウルが傷んでいたわけではないので
ゼッケンプレート部分だけをマスキングした後、
600番のペーパーで足付けし、今回は直にプラサフを塗布しました。
マスキングテープは3Mのものですが、複雑なラインを出すには不適切です。
加えて、塗装しない部分への溶剤の浸透が懸念されますね。 
 
  

04_1styellow

 
 24時間程度の乾燥の後、
今度は1000番のペーパーで水研ぎ、塗装面を均した後
私のロスマンズカラーで使用している、
【パールシャイニングイエロー】を軽く吹きます。ここは下地ですね。
 
 1層目はごく薄いので、プラサフの灰色がまだまだ見えています。
色に関しては、塗料の入手性と重ね塗りの相性の関係で、
ホームセンターなどで買えるSoft99のカーニバルイエローと悩んだのですが
アッパーカウルのVラインがパールシャイニングイエローなので
そこと違うことは許容し難く、値段と行程が増えますが同じものにしました。
 
  

05_2nd

 
 40分程度の感覚を空けて重ねてゆきます。これは2回目。
 
  

06_4th

 
 これが4回目かな。
ベランダにマスカーで簡単に目張りしただけの塗装ブースなので
埃と風との闘いですが、地道に行います。
 
 塗装の膜厚が充分だと判断した所で、数時間指触乾燥まで放置します。
その段階でマスキングテープの類を剥がすのですが・・・
案の定、ラインのカーブで浮いた紙テープの隙間から塗料が漏れたり
アクリル塗料の溶剤が紙に浸透してウレタンクリアを傷めたりしています。
手間を省いて、本来無茶な事をやっていますのでこの辺は許容範囲かしら。 
 
 
 と、ここで大失敗。
  
  

07_damaged

 
 溶剤の揮発を早めようとして、
目張りだけのブースの壁面にカウルを立てかけたのですが・・・
強風で滑落、塗装面に派手に傷がついてしまいました(赤い矢印)
パールシャイニングイエローは、ラメ風のパール塗装ですが
抉れた部分の再現はタッチアップではまず不可能ですorz
 写真では判別がつきませんが、強風でまくれたビニールが塗装面に付着し
10cm^2程度の”ラップ塗装”風の乱れが出来るというオマケつき。
こちらは塗料の特性を利用し、溶剤で溶かしこみつつ重ねる事で誤魔化します(笑

 ここでやりなおそうかと、少しの間悩んだのですが、
塗料も高いですし(笑 時間もありませんので泣く泣く塗料を盛る事に。
傷の中に同じ塗料を3度程乗せ、膜厚だけ稼いで乾燥します。
 写真の状態では盛り上がっていますが、
後ほどタレなどを修正しがてら、面出しを行います。
 
 

08_shock

 
 そして現在はこんな感じ。
クリアを吹くにはまだ早いですが、傷の所は仕方ないかなぁと諦め気味。
程良く磨き込んだらばあとは上塗りのクリアで誤魔化すつもりです。
 
 
 
 そんなわけで、何事も焦りと手抜きは禁物というお話でした(笑
どのみちローザンヌブルー(紺っぽい青)も傷み気味ですし
テールカウルは色々傷が付く場所でもありますから、
程々の所で妥協しておこうかなと考えています。
後の修正も見越して、今回はトップにウレタンクリアも吹きませんしね。

 それにしても軒先塗装は手間とお金がかかって大変です。


今更ですが、カウル写真

2008年09月25日 | CBR1000RR 塗装

 そういえば載せてなかったですね。
決して、

”ネタが無い”とか

”元同僚の方の日記を見たら、無性にツーリングに行きたくなって
 まるで、なにかを堪える為に他のことを必死に妄想する”

とかじゃないんです、いやマジで。
 
 某、Ya○ooオークションなどに出ている
中華系パチモンカウルでよく見るような構図ですが。

 正真正銘自作カウルであるわけでして。

Red_before

これが元のカウル。

Roth_after

これが塗った後のカウル。

 ホント、塗装って凄いですよね。
色の持つ魔力ってのも確かにあるんだなぁと
実感したものです。
更には、バイクに組み付けると
印象がまったく変わるのも面白い所。

 いやぁ、バイクってホントに良いモンですね~

 ぐぬぬ、出かけまい出かけまい…。