3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

「光輝く夏の日に」シューマン『詩人の恋』No.12を歌う

2012-08-03 09:22:24 | 音楽ノート
連日の酷暑で疲れが倍増する。

私のブログを読んでくださる方へ、酷暑お見舞い申し上げます。

あなたは音楽好きなのでしょうか?
それとも現代社会論のほうにお立ち寄りになる方なのでしょうか?

一日でも歌わないと声が固まってしまってうまく歌えないので、なるべく15分でもいいので歌うことにしている。
どんなに忙しくてもだ。
しかし、体調が悪かったり、意気消沈することなどがあると、不思議とこれが歌えない。全くエネルギーが生まれてこない。
哀しい歌でも歌うかと思うが、それさえもできない。

そんな時はピアノを弾くことにしている。
ピアノは、意気消沈していても弾ける。

発声練習はつまんない。

そういう時は、『詩人の恋』全曲歌ってみる。
No.6あたりから体が温かくなり、No.7の恨み節あたりになるとイケイケモードになる。
No.9で最高潮となる。で、No.12、になると、静かなモードになり・・・、とNo.16歌い終わる頃には、すっかり声が出るようになっている。

今の季節にピッタリの歌はNo.12 光り輝く夏の日に、だろう。
朝、起きて、ベランダの花に水をやりながら、思わず口ずさむ。
隣の家のアメリカンショートヘアがじっと聴いている。


12. Am leuchtenden Sommermorgen

Am leuchtenden Sommermorgen

Geh’ ich im Garten herum.

Es flüstern und sprechen die Blumen,

Ich aber wandle stumm.


Es flüstern und sprechen die Blumen,

Und schaun mitleidig mich an:

"Sei unsrer Schwester nicht böse,

Du trauriger blasser Mann!"

この歌の伴奏、旋律がとても新しい。その美しく、はかないけだるさは、現代的センスだ。
後奏でピアノは優しく語りながら次第に静けさのなかで終わる。そして、5月に始まった恋の終焉を告げる。



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