3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

ユーミンのアルバム 結構すきな「悲しいほどお天気」だが・・・。

2019-02-17 13:59:40 | 音楽ノート
ユーミンのアルバム、結構すきなもの「悲しいほどお天気」
リリース1979.12.1

1. 「ジャコビニ彗星の日 -The Story of Giacobini's Comet-」 4:00
2. 「影になって -We're All Free-」 5:32
3. 「緑の町に舞い降りて -Ode of Morioka-」 4:41
4. 「DESTINY」 4:41
5. 「丘の上の光 -Silhouettes-」 6:04
6. 「悲しいほどお天気 -The Gallery in My Heart-」 4:53
7. 「気ままな朝帰り -As I'm Alone-」 3:20
8. 「水平線にグレナディン -Horizon & Grenadine-」 4:35
9. 「78」 5:00
10. 「さまよいの果て波は寄せる -The Ocean and I-」 6:26

1.ジャコビニ彗星の日は1972年のジャコビニ流星群をテーマにした作品だ。
古きよき時代の日本を思い出す。
2.影になって、何度もダイヤルする、指が痛くなる、というのが昔のダイヤル式の黒電話を思い出す。ドーナツ屋の薄いコーヒーってミスドのことだよね。
3.緑の町って盛岡なんだね。
そして、
4.代表作のDESTINY

とまあ続くのだが、
四畳半フォークじゃないということでニューミュジックの代表のユーミンである。
それぞれの曲は歌詞もメロディーも洗練されていて好きだ。

しかし、四畳半フォークじゃないとはいえ、そこには社会性はみえない、というところがユーミンのアイデンティティでもあるが弱点でもある。
経済的に豊かな都内在住の中産階級の娘のちょっとおしゃれな毎日、恋の風景、ノンポリ女の浅薄さが気になるところがある。
あるところまで絶対的に支持するが、歌詞もテーマも支持するが、しかし、最後のところでその浅さがきになるときがある。

久しぶりにあった元彼、安いサンダルをはいていて後悔するなんて、バカな女子の代表のような感覚だよね、って、思ったりする。
そこには、仕事をがんばろうとかそういうのではなく、所詮、女は恋に生き、いつもよい嫁ぎ先を物色しているというような女の姿である。

そこいくと中島みゆきのほうが、地方出身であるがゆえ、地方出身、しかも北海道という地方からみた東京のゆがみと憧憬があるので、いいなあとおもってしまう。
ユーミンは好きだが、時折、その「表面的」な「ブルジョア的」なセンスに辟易するときがある。

八王子の絵が好きな呉服屋の娘が金持ちの慶応野郎と結婚して、階層移動して何がうれしいのかと批判したくなる。
荒井より松任谷のほうが聞こえがよいので、すんなり結婚後も夫の姓を名乗っているところが嫌いなのである。

松任谷と結婚して歌が大ヒットして巨万の富を得たユーミンであるが、以外とさびしい老後なのではないかと思うのである。




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