佐渡の翼

佐渡の観光名所紹介、佐渡の宿泊施設の宿泊記、佐渡の全飲食店と東京都内高級レストランの食べ歩記、ヨーロッパ及び国内旅行記事

i8ロードスターのPR動画を記事の最後尾に貼り付けました

動画に登場するi8ロードスターと全く同じ車体カラー、ホイール、内装、の右ハンドル車が、8月6日に千葉港へ到着し、通関手続きが完了いたしました。そして、新車整備、車両登録も完了し、9月2日に無事納車されました。従いまして、日本上陸第一号となったi8ロードスターの全貌を、9月6日に当ブログ上で公開いたしました。9月18日には、Keiyo BMW千葉北支店のフェイスブック(https://www.facebook.com/keiyo.bmw.chibakita/)でも紹介されました。このフェイスブックには、スマートキーをリモコン代わりに使用して、i8ロードスターの屋根を開閉する動画も掲載されています。更に、7月6日に発売されたホンダS660のcomplete modelである、ModuloXは、9月23日に無事納車となりました。 2018年9月24日現在

i8ロードスターPR動画

https://twitter.com/i/status/988688999794409472

幽霊の正体見たり枯れ尾花(スナック舞)    投稿者:佐渡の翼

2008年12月31日 07時13分45秒 | 佐渡のスナック・キャバクラ
そうこうするうちに、若いあんちゃんさま3人組がご来店になった。そのうちのお一人はかなり聞こし召しているご様子だった。彼らはこのお店の常連らしく、高級キャバクラ風娘さんは、そちらの客の接客へと移って行った。代わって、美人ママが当方の真向かいに座った。「お客さんお一人?お仕事?どちらから?どちらにお泊りかしら?」といつもの質問が始まった。適当に答えておいたが、胸元をやや深目に切り込んだスーツの下のブイネックのインナーがきりりとした印象を与え、それでいて周囲に華やいだ雰囲気を漂わせていた。丁度ジントニックを飲み終えたところだったので、ここが潮時と思い、ママさんにお会計をお願いした。お代は1,100円。

するとママさんはカウンターの端に移動し、領収書のページをめくりながら顔を上げ、小首を傾げつつ満面の笑顔で「あ、佐渡の翼さんですか?」と尋ねてきた。ママさんの眼力の鋭さは、高級キャバクラ風娘さんの比ではなかった。「ジントニック」、「一杯だけ飲んで帰る客」、「デジカメで撮影する客」、この三つのキーワードがママさんの頭の中のコンピューターを瞬時に起動させ、「佐渡の翼」がヒットしたかのようなタイミングで尋ねてきたのだ。今までこれほど直裁的に質問されたことはなかったので当方は一瞬驚いた、しかし実は内心心地よかった。こんな美人ママが当ブログの愛読者だったのかあー。ばれたからと言ってあらがう必用はなかろう。仲良くしさえすればそれでよいだけの話だ。そう思いながら、ママの奇襲質問にも努めて冷静さを装いつつ「え、それは何ですか?」と、怪訝そうな顔でそ知らぬふりをし、とぼけておいた。まさかいくら何でも「あなたは佐渡の翼さんですか?」と尋ねられて、「はいそうです」と正直に答える人はいまい。それを百も承知の上で、あくまでも自然な笑顔で「佐渡の翼さんですか?」と尋ねてきたのだ。筆者には心の動揺は全くと言っていいほど無かった。それどころか、この美人ママに好意すら抱いてしまった。彼女は独身なのか既婚者なのか?いやそんな詮索はやめておこう。もしもママさんが、引きつった笑顔で懐疑的な言葉を発していたら、この心地よさは恐らく不快感に変化していたであろう。このママさんは「客の心を捕まえるとは何たるか」を充分に心得ている。そしてそのことを従業員にもしっかりと教育しているようである。

恐らくこの記事を見た佐渡じゅうに散らばる当ブログの愛読者の何人かは「佐渡の翼」さんの身体的特徴やその風貌を何とか聞き出そうとスナック舞を頻繁に訪れるであろう。結果的に一時的にせよスナック舞の客は増えるかもしれない。入れ替わり立ち替わり客が現れ、同じ質問を繰り返すため、うんざりした店側が、ドアの前に「当店は佐渡の翼さんに関するご質問には一切お答えしておりません」などという張り紙を掲示する事態になるやもしれぬ。しかし、眼鏡をかけ、服装にさほど気を遣わない、メタボ腹で禿げ頭の品のなさそうな人が佐渡の翼の正体で無い事だけは知るであろう。そして「ついに佐渡の翼の正体がばれた」「佐渡の翼の面が割れた」「スナック舞のママが佐渡の翼と遭遇!」「佐渡の翼を見破る鍵はお洒落な人」「面が割れれば身元が割れるのは時間の問題」などという扇動的なタイトルで某掲示板や某ブログのコメント欄に嬉々として書き込む輩が出現し、無責任な誹謗中傷発言が乱れ飛ぶのも容易に想像がつく。そして掲示板と呼ばれる物がいかに出たら目な書き込みを垂れ流し続けているのかという事も改めて思い知るであろう。しかしスナック舞の従業員はママさんを含め、「佐渡の翼」さんという大事な客を売るような事は絶対にしないはずだ。「舞」を信じて訪れた大切な客だ。その客を裏切るような真似をあの聡明なママさんがするはずがない。ママさんを始め「舞」の従業員達の口は堅い。筆者はそう強く信じている。だからこそ、こうして正直に正体を明らかにしたのだ。

佐和田のスナック愛、スナックアリス、ラブジャンキーなどのお店の調査は既に終了している。スナック舞が両津でいや佐渡で最強、最優良のスナックであると断言して間違いはないと筆者は思っている。

佐渡の翼で明け、佐渡の翼で暮れた今年の佐渡観光!来年も面白辛口記事の掲載で読者の皆様を楽しませます。このブログを御愛読の佐渡及び全国の皆様!どうぞよいお年をお迎え下さい(佐渡の翼管理人)。

アミューズと尾長鯛のポアレ(ホテルオークラ)   投稿者:佐ガット覆面調査員

2008年12月31日 07時00分29秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記
「お飲み物は?」「お水でけっこうです」「ミネラルウオーターでよろしゅうございますか?ガス有りガス抜きのどちらを?」「ガス抜きで」「かしこまりました。ではエビアンをお持ちいたします」と、いつものやりとりの後、まずアミューズが運ばれてきた。シューの中にクリームチーズを入れた物と、小さなトーストの上にアンチョビとうずらの卵を乗せた物であった。いずれもびっくりするほど美味しかった。さすがはオークラだ。このレストランのドレスコードは男性は夏でもジャケット着用とかなり厳しい!それゆえ客層は、いずれもお上品な方ばかりであった。

本日の鮮魚は尾長鯛のポアレ。白ワインを使用したサフラン風味のホワイトソースをかけてくれた。このレストランでは全ての皿を銀製の丸いカバーで覆い、それを恭しくウエイターが運んでくる。そして客一人につき必ずウエイター一人がついてサーブしていた。更に丸いカバーを取りはずした後、それを右手で高々と掲げる仰々しいパフォーマンスをいちいち行うのだ。それがまるで儀式であるかのように。料理のお皿は火傷せんばかりに熱い!こうして料理の保温性を高めているのである。鯛のポアレのポーションは小振りで、筆者には丁度よい分量。勿論お味は★★★レストランと遜色がない!パンは、胡桃とヨーグルト風味の2種類が提供された。これにお好みでオリーブオイルを付けて食べる趣向だ。このお料理を食べ終わる頃に、意外な人物が登場した。

佐渡は不況の真っ只中(スナック舞)  投稿者:佐渡の翼

2008年12月30日 07時44分33秒 | 佐渡のスナック・キャバクラ
佐和田のショットバー「レッグロック」のお兄ちゃん情報はどうやら正しかったようだ。今夜こそは楽しく酒が飲めそうだ。そう思いつつふとカウンターの上を見たら、可愛いバスケットの中にいくつかの果物が入っていた。これもママさんのご趣味であろうか?すると、高級キャバクラ風娘さんが、ジントニックとおつまみを運んできた後、「お邪魔してもよろしいかしら?」と断りつつ当方の真向かいの席に移ってきた。タバコケースを持参してはいたが、当方が灰皿を脇によせてタバコを吸わないというシグナルを送ったら、最後までタバコを吸うことはなかった。銀座の高級クラブには何度か行ったことがあるので、美人ホステスさん達に囲まれるのは慣れていた。しかし佐渡美人に接客されるのは初めてだったので少し緊張した。実際は接客されているのだが、言葉を慎重に選びながら話さざるを得ず、何だかこちらが接客しているような窮屈さを感じた。しかしこの違和感は、彼女の次の一言で完全にふっとんだ。「お客さん?佐渡の人 じゃ 無いわよねえー?」と小首を傾げながらやや上目使いでパッチリとした睫毛を当方の顔に向け、言葉を区切りながらゆっくりと尋ねてきた。彼女は「お客さんの服装のセンスが垢抜けていてお洒落だから、何となく佐渡の人とは違うかなと思ったのよ」と言った。この娘さんの眼力は実に鋭かった。当方が東京から来たと告げると、「私も昔は新橋にいたことがあるのですが、銀座はいつも素通りでしたね」と彼女は言った。「銀座も不景気で、クラブの女の子の収入ががた減りになった。それでも見栄をはるために、ブランド物のバッグを貸し出す専門業者からそれらのバッグを借り出してお店に出勤しているホステスさんが多い」という話をしたら、彼女は「佐渡も不景気で、忘年会を無くして新年会に一本化する会社が増えています。ですから今年は二次会の予約はまだ1件もないんです。例年なら、私たちはコンパニオンとして忘年会に呼ばれるのが常なのですが、今年は閑古鳥が鳴いていますよ」と応じた。銀座で嗅ぎ慣れた、シャネルやゲランのきつい香水の香りはしなかったが、彼女との会話で心地よいひと時を過ごすことができた。

この娘さんの接客上手な点は、まず相手の心をくすぐり、警戒心を解かせる。そして客のプライバシーに関する事には一切触れないことだ。銀座のホステスさんの客との会話における鉄則とは「客のプライバシー、政治の話、宗教の話に関する話題は禁句」なのである。彼女の接客上手は、コンパニオンとして派遣され、場数を踏んだ賜物と、ママの教育が行き届いている結果であろうか?

明日は午前7時13分に記事をアップ予定。本年最後の大サプライズが。。。

「ラベルエポック」(ホテルオークラ)   投稿者:佐ガット覆面調査員

2008年12月30日 07時37分23秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記
暮も押し詰まったとある日曜日のお昼に、ホテルオークラ別館12階にある、フレンチレストラン「ラベルエポック」を訪ねてみた。オークラの地下駐車場から歩いて数秒のところにあるエレベーターを利用すると、ほとんど誰にも会わずにこのレストランに辿り付けるしかけだ。言わば、有名人や政治家がお忍びや密会目的で利用するのに丁度いいシチュエイションになっている。訪問の2日前に電話で予約をした。当方の名前と電話番号を告げたら、予約担当係りの人が「いつもお世話になっております」と言った。別にお世話になるほどオークラに行き付けているわけでもないのだが。。。

訪問当日の前日のお昼には、麻生首相ご一行様がこのレストランを訪ねていたと新聞には書かれていた。ウエイターは全員黒の燕尾服姿で、その姿形だけは重厚だ。店内は横に細長い構造で、4人がけのテーブル席が10卓と、二人がけのベンチシートが7席ほどあった。筆者にはベンチ席が用意されていた。この席からは、真向かいに堂々と聳え立つアークヒルズ森タワーが見渡せる。オークラのホームページでは、「店内はアール・ヌーボー調の優美なインテリア。素材や調理法にこだわり抜いた現代正統派フレンチキュイジーヌ」と紹介されている。昼のプリフイックスメニュー、「楽しく食べて健康に」を謳い文句にしたメニューは、好きな皿を二品選ぶシステム(5,000円)。これにパンが付いてくる。一方、7,500円のコースメニューは、品数は多いものの、一皿のポーションは少なめとのこと。夷顔をした実に福福しい支配人さんらしき人に言わせると、前者は「ガッツリ食べてお腹を満たしたい時向きで、後者は、海外から帰ってきたばかりで、少し小腹を満たしたい時向け」ですなどと客に説明していた。筆者はプリフイックスメニューを選び、「本日の鮮魚をシェフおまかせスタイルで」と言うのと、「国産牛フィレ肉のポワレ、アーティーチョークのフォンダンをのせて伝統的な赤ワインのソース」の二品をオーダーした。

若い美人揃いのスナック「舞」   投稿者:佐渡の翼

2008年12月29日 07時07分58秒 | 佐渡のスナック・キャバクラ
佐渡両津夷にあるスナック舞さんを訪ねてみた。重々しいドアーを開けると、店内は思ったよりも明るく、カウンターの中には黒のスーツで身を固めた、伊勢丹の女性店員さんのようなやや「タカビー」調の女性が二人いて、フロアーには水色の千鳥格子模様のワンピースを品よく着こなした女性が一人佇んでいた。全員が20代近辺の年頃でしかも容姿端麗ときている。黒のスーツ姿の女性のうちのお一人は20代後半から30代前半かなと言った感じの美人ママ。とても感じのいい人だ。もう一人のスーツ姿の女性はその妹分格と言った感じで、こちらは明らかに20代!フロアーのワンピース姿の女性は六本木の高級キャバクラにでもいそうなほどの今時の20代の美人だった。

店内は白と黒のモノトーンでまとめられ、清潔感と高級感に溢れていた。ホステスさんの黒の服装と重ね合わせると、まるでパークハイアット東京のピークバーか、伊勢丹のワインコーナーのテイステイングカウンターにでも迷い込んだような錯覚すら感じる。キープされたボトルの並べ方も整然としており、ラベルに描かれた〇〇ちゃんなどという手書きの文字はご愛嬌としても、まるで伊勢丹のワインセラーのような趣を醸し出していた。カウンターに着席したら、ママの妹分格のような可愛いおねーさんが「お客さん、何をお飲みになりますか?」と尋ねてきたので、「カクテルはありますか?」と問い返した。すると「どのようなカクテルがよろしいでしょうか」と上品な声で再び尋ねられた。「ジントニックはありますか?」と尋ねたら、「はいございます」とあっさりと答えた。するとママが「ジンをジンジャエールで割ってはいけませんよねえー」とロングヘアーをかき上げながら当方に向かって言った。そのしぐさが何とも妖艶で実にチャーミングだった。当方が「トニックウオーターで割って下さい」とお願いしたら、ママさんは高級キャバクラ風娘さんに向かって「〇〇ちゃん、トニックウオーターをすぐ買ってきて」と凛とした声で命じた。すると、この女の子は脱兎の如く店を飛び出し、ものの数分もしないうちに店に舞い戻ってきた。見ると、トニックウオーターのビンを2本抱えている。それは、シュウエップスのトニックウオーターではなく、伊勢丹の洋酒コーナーに置いてあるのと同じ、ウイルキンソンのトニックウオーターであった。筆者は緑色のビンに見覚えがあったのだ。伊勢丹に置いてあるから高級というわけではなく、両者はほぼ同じ価格帯なのだが、何だか親近感を感ずるスナックだった。

東京・新潟間の往復    投稿者:佐渡の翼

2008年12月29日 07時05分57秒 | 佐渡の翼の独り言
昨日の読者からのコメントに対するお返事である。筆者は、東京・新潟間の往復には新幹線のグリーン車を利用している。この不景気のご時世、あのトヨタですら、役員の新幹線での移動にグリーン車利用を禁止したと言うし、知り合いの一部上場企業の社長は、南米への出張にエコノミークラス利用を余儀なくされたとこぼしていた。公務員の無駄遣いが叫ばれて久しいが、筆者は乗車券を駅ネットで予約購入している。こうすれば、正規料金よりも300円安くなる。往復では600円の節約になる計算だ。ささやかではあるが、節約を心がけているつもりである。ご理解を賜りたい。

もっとも、新潟で午後に会議がある時は、東京発9時12分のノンストップ便の普通車自由席を利用している。眺望は悪くなるものの、比較的空いている1階の二人がけの席に座るようにしている。この便はいつ乗車してもガラガラであり、完全にビジネス便化している。東海道新幹線のように、グリーン車に個室を設置し、車内でインターネットが利用できるようなサービスが上越新幹線にもあればいいなと思っている。佐渡汽船の「おおさど丸」には、無線LANを利用したインターネット接続が可能なパソコンが置いてあるそうですね。

佐渡の冬は味覚と温泉!そのうち佐渡観光協会のホームページが佐渡の温泉特集を企画するかも。。。

ああ高校三年生     投稿者:佐渡の翼

2008年12月28日 07時06分43秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット
画像は冬のとある日の新潟県立佐渡高等学校の正面玄関である。佐渡の現在の人口は約65,000人。この島内になんと六つも高校があると言うのだ(今春開校した中高一貫校を含む)。中でも佐渡高校は、島内の俊英達が集まる進学校として有名だそうだ。佐渡高校が昨夏の甲子園高校野球大会の新潟県地区予選で敗れはしたものの決勝にまで進出した快挙はいまだに人々の記憶に新しい。しからば文武両道なのかと、この高校のホームページで昨春の大学合格実績を調べてみた。合格した国公立大学(主要とは書いていないのがミソ)、主な私大の名称が並んでいる。国公立大学については、昨春の卒業生の約23%にあたる53名がそれらの入学試験に合格したそうで、その大学名が全て記載されていた。中でも格が高いとされる、所謂旧制7帝大には2名が合格している。残念ながら合格した学部の記載はなかった。ちなみに、この合格実績一覧には筆者の出身大学名はなかった。

この佐渡高校、佐渡のフレンチの名レストラン「アングランパ」さんの所から傾斜の緩やかな登り坂を登りきった小高い丘の上にあった。昔はここに獅子が城なるものがあったそうだ。そのせいか、校内には大きな立ち木がいくつかあった。「特別天然記念物、タブの木の群落」などと書かれた案内板などもあった。坂を登って通学するというと、何だか神奈川県で東大進学率トップを誇るミッション系の有名私学を思い起こすが、その学力のレベルは佐渡高校に比較すると失礼ながら月とすっぽんほども違う。

少子化の影響で、大学は選びさえしなければまもなく全入の時代を迎える。しかし、旧制7帝大や有名私大を目指す受験競争は過熱の一途を辿っているという。官公庁を始めいまだに、「大学でどんな活躍をしたか」ではなく「どんな大学を卒業したか」を採用基準にする組織が少なからずあるせいだろう。受験戦争が過熱するのも無理からぬ話だと思う。

ブレーキとアクセルの踏み間違い    投稿者:佐渡観光リピーター

2008年12月28日 07時05分48秒 | その他
何も佐渡に限った話ではないが、普段、自身が乗りなれていない車に乗ると、思わず車の操作法を誤り、時には大事故につながりかねない事例がある。そんな嘘のような本当の話があったので紹介したい。佐渡のレンタカーの大半は、各社ともサイドブレーキがフットペダル方式である。つまり、ペダルを踏むとサイドブレーキがかかり、更に奥の方に踏み込むとブレーキが解除されるシステムだ。

ところが車のサイドブレーキが、文字通り、運転席のサイドにあるレバーを引き上げるタイプのものを普段使用しているベテランタクシードライバー(運転歴40年)が、このフットペダル方式のレンタカーを運転したところ、意外な事故を引き起こしたという話を聞いたのだ。何でもその運転手さんは、非番の時にお墓参りに行くために、レンタカーを借りたという。たまたまそのレンタカーのサイドブレーキが、いつもとは違うフットペダル方式であった。そのレンタカーの車庫からの出口は下り坂になっており、このドライバーは、ギアーをニュートラルにしたまま下って行った。ところがスピードが出始めたため、慌てて、ブレーキを踏もうとした。

普段乗務しているタクシーのサイドブレーキは引き上げタイプであるため、乗り慣れたタクシーの運転席の足下にはブレーキのペダルとアクセルのペダルの二つしかない。従ってこの運転手さんの頭の中には、向かって左手のペダルはブレーキで、その隣はアクセルであるという認識が長年刷り込まれていた。当然のことながら、ブレーキを踏もうとする脳からの命令は、一番左手のペダル、即ち、レンタカーのサイドブレーキのペダルを踏ませた。ところが走行中にサイドブレーキのペダルを踏んでも安全装置が働き、車は停止しなかった。車が停止しないことに慌てたこのタクシードライバー氏は、いつもの癖で、このペダルの右側はアクセル(実際はブレーキなのだが)と思い込み、これを踏むと更に加速が付いて、危険!と判断し、反射的に、更に右側のペダル(実際はアクセル)に足をかけ、これを思い切り踏み込んで車を停めようとした。結果は想像どおり、暴走した車はガードレールに激突し大破した。幸いシートベルトをしており、エアーバッグが開いたため、この運転手はかすり傷一つ負わなかったという。アクセルとブレーキを踏み間違えて事故を起こしたという報道を時々耳にするが、ベテランタクシードライバーでも引き起こす事故なのである。

みなみ旅館の朝食     投稿者:佐渡の翼

2008年12月27日 06時04分47秒 | 佐渡のお宿評価
朝食は7時に大広間に用意されていた。昨日の宿泊客は筆者と山形からの6人の観光客だけ。6人のうち、4人は早朝からお弁当持参で釣りに行ったよし。残り二人と筆者の分のお膳が用意されていた。女将さんが筆者の背後に立ち、食べ物を残しはしないかと、しっかりと監視している。焼き鮭を食べた後「ちょっとしょっぱいですねえー」と言うと、女将さんは「うん、少し塩気が回ったかもしれんなあー」と言いながら、「つべこべ文句を言わずに黙って食え!」とでも言いたげな表情でテレビのリモコンを操作し始めた。筆者が、アルミ箔の上にあるバターの意味を尋ねたら、女将さんは「そこに卵を乗せて、目玉焼きでもスクランブルでも自由に料理して楽しんで下さい」と言った。当方が「えー、自分で料理するんですかあー」と不満気に言うと、「はいはい、それでは、卵だけ私が割ってあげますからね」と言いつつ、アルミ箔の上に卵の中身を乗せ、それをアルミ箔で包んで蒸し焼きにしてくれた。次いで、女将さんが、海苔が入った袋を破ろうとしたので、筆者が「あ、それは要らないから」と手を振りながら言うと、女将さんは「まあーそう言わずに食べてみて下さいよ、山葵が入っていますからね。この人はすぐ何でも要らないというんだから」と、全く困ったもんだとでも言いたげな表情でつぶやいた。参ったなあー女将さん!そして実に愛すべき女将さんだ。いごねりを一口食べてみたら、いつもの早助屋製とは違う味わいだったので「このいごねりは?」と問いかけると、女将さんは「うちの自家製なのよ、美味しいでしょ。いごねりは自由に硬くも柔らかくもできるので、うちで作っています」と続けた。あらめの煮物(後から持ってきたので画像中にはありません)に手をつけたら、「あらめはねえー、作るのに手間がかかるのよ。まず細長く切ってから干し、それを一度水に戻す。次に米のとぎ汁で煮てから乾燥させる。そうやって初めて柔らかいあらめになるのよ。手間隙かけているんだから残しちゃだめよ」とおっしゃった。そして湯豆腐をつけたダシ汁はお湯で薄めて飲み干しなさいとのご指示。言われた通りにしてみたら実に美味しかった。いやあー何だかんだ言いながらも全量を完食した。お野菜、卵、海藻類、豆腐、お米に到るまで全て地の物を使用している。文句なしの★★★。食事を終えて部屋から出ようとしたら、筆者のアーネストソーンのスリムストレートジーンズの足下に隠れたアーガイル柄のソックスをめざとく見つけた女将さんが、「お客さん、隠れたところでお洒落をしているんですね」と言った。この女将さん、見ていないようでけっこう客の特徴を掴んでいる。旅館の女将の鑑のようなお方だ!

一泊2食にビールを一本飲んだお代は16,687円。会計の時に端数の7円を探そうと財布をひっくり返したら、こんどは女将さんが「7円はいいからいいから」と言った。筆者が「いやそういうわけにはいきません。きっちりと払いますから」と言うと、女将さんは「おたくさん、きっちりしてるね。銀行の方ですか?」と真顔で尋ねてきた。筆者は「銀行員でなくともきっちりした人はいっぱいいますよ」と答えながら心地よい気分でみなみ旅館さんを後にした。筆者は、このみなみ旅館さんは両津一、いや佐渡で一番の旅館だと密かに思っている。

銀座アスター本店     投稿者:佐ガット覆面調査員

2008年12月27日 06時02分45秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記
2008年の師走の下旬のとある日曜日、銀座にでかけてみた。何と言うか、街全体に活気、覇気、元気と言うものが感じられないのだ。「不況」の二文字が頭の中に刷り込まれているので、心なしか行き交う人々の顔にさえない表情が多いような気がしてくるから不思議だ。渋谷にも行ってみたが、ファッション関係の多くのお店は、通常なら年明けから開始されるはずのセールを前倒しでこの時期に開催していた。不況になると真っ先に削られるのが衣料品費ゆえ、物が売れないのであろう。不況ならではの現象だ。

銀座一丁目には、「天龍」という、餃子が安くて美味しくて量がたっぷりのお店がある。そこを覗いたら、開店前から早くも大行列を作っていた。恐れをなして、一丁目の中央通を挟んではす向かいに建つ銀座アスター本店ビルへと向かった。このビルの3階にはテレビ新潟の東京出張所があった。こんな所にテレビ新潟が。。11時半頃に店内に入ると、中国服を着た中年のおばさんウエイトレスが二階の席に案内してくれた。先客は3組ほど。いずれもきちんとした格好で品のよさそうな中高年のグループだった。中でも一組はクリスマスが近いせいか昼間からシャンパンを開けていた。コース料理もあったが、この日は「海鮮焼きそば」を単品で注文することにした。待つこと10分ほどで、ウエイター氏が丸い銀製のカバーで覆われた「海鮮焼きそば」を恭しくささげ持ってきた。焼きそばの麺は焼いた物と揚げた物の2種類から選択する方式だったが筆者は焼いた方を選んだ。焼きそばにかけられた具は、大正海老、帆立、烏賊、きのこ、青梗菜、葱などであった。具はそこそこ美味しかったが、伊勢丹の地下に出店している銀座アスターの惣菜と味はさほど変わり映えはしなかった。麺はかりかりでまるでカップヌードルの麺を齧っているようだった。麺の3割ほどを残してしまった。久しぶりに、銀座の高級中国料理屋で、はずれに当たってしまった。お代は2,541円。食べ終えるまでに、この広い店内に新規の客は一組だけだった。

魚介の蒸し物と牡蠣味噌鍋(みなみ旅館)    投稿者:佐渡の翼

2008年12月26日 06時06分48秒 | 佐渡のお宿評価
牡蠣味噌鍋(画像2)は、一泊2食10,000円のコースでも出てくるお料理だ。魚介の蒸し物同様、固形燃料に自分で着火し、食べ頃になったところで頂く旅館料理だ。美味しい本ずわい蟹を食べ終えたらもうお腹いっぱいで、この二品はとてもじゃないがもう食べられない。しかし、全く箸を付けなかったら明朝の女将さんの顔を見るのが怖い!こっぴどく叱られそうだったので、旬の牡蠣だけは全量を何とか食べた。魚介の蒸し物(画像1)は鮑一切れだけを頂くことに。鮑はポン酢に付け、柚子胡椒と共に食べてみたら非常に美味しかった!女将さんが、おけさ柿のデザートを置いていったが、これはもうお腹に入らないのでさすがに勘弁してもらった。最後のご飯と味噌汁も不要と言ったら、女将さんは「変な人だねえー、このお客さんは」とでも言いたげな表情で部屋を出ていった。


1階の大広間では、山形から来た観光客の一団がコンパニオンを呼んで宴会を開いていた。コンパニオンの料金は、1名につき100分で12,000円(交通費含む)とのことだった。6名の観光客が3名のコンパニオンを呼んでいた。と言うことは、一人あたりのコンパニオン代の負担額は、6,000円という勘定だ。都内のキャバクラに行くよりも遥かに安い!女将さんが、「あんたも一人で部屋で飯食うのは寂しいやろ。どやコンパニオンでも呼んで二人で仲よう飯食うたら。とても一人では食べきれん量みたいやからな」と言った。筆者は「いや女将さん、両津のクラブへ行って飲んだ方が遥かに楽しいですよ」と答えた。食事を終えた後、タクシーを呼び、両津の夷へ向かおうとしたら、女将さんが厨房から飛んできて、「あんた大丈夫か?道分かるかやあ?」と、まるで見知らぬ土地へ行く娘や息子を心配する母親のような口調と表情で問いかけた。筆者は「大丈夫ですよ女将さん、道は知っていますから」と答えたが、女将さんの大丈夫の意味は、道ではなくこれから訪れる予定のスナックだったのかもしれない。

話が横にそれたが、みなみ旅館さんの夕食のお料理の評価は、★★★である。全て地の物を使い、かつ創意工夫を凝らしたお料理の数々は見事であった。それにお料理よりも何よりも、女将さんのキャラそのものが最高のご馳走だった。実に楽しいみなみ旅館さんだった。



佐渡にメタボな人が多い訳      投稿者:佐渡の翼

2008年12月25日 08時39分55秒 | 佐渡の翼の独り言
この運転代行の運転手さんは、更に「都会の人は1kmくらい平気で歩きますけど、佐渡の人は100メートル以上は歩きませんよ。佐渡の人は大抵車持ってますからねえー。お百姓さんなんか、とうさんが一台、せがれ夫婦が二台で合計三台くらい持ってるのは普通ですよ、だからどこに行くにも車です」と言いつつ、セーブオンを指差しながら「ほれ、こんな所!島人は車を横付けできるとこにしか行かないんですよ」と言った。「なるほど、それで佐渡にはちょい太めの人が多いのか」と納得した様子で筆者が言うと「ちょいメタボくらいが丁度長生きするそうですよ。おかげで、島では高齢者ばっかり増えてしまい、少子化で結婚式は減る一方だが、葬式は増える一方ですよ」と面白い事を言った。

更にと運転手さんは、「島で農業やってる人ねえー、私に言わせると、あんなのは道楽ですよ。趣味と言えばまだ可愛い方で、トラクター一台買うのに250万も300万もかけるなんて道楽以外の何物でもありません。それくらい金かけて米作って食べるくらいなら、最初から米買った方がよほど安いですよ」と続けた。「昔は米の等級検査は国がやっていたが、最近では農協がやるようになった。外へ販売してから文句が出てはいけないというわけで、農協の連中は、わざと低めの等級を付けるんですよ。農家にとってはたまったもんじゃあない。場所によっては、全集落の米が同じ等級になることもあるんです。全部等級が同じなんてありえないことなんですがね」と、このおじさん、農家の味方なのだか敵なのかよく分からない事をおっしゃった。

佐渡の師走の世相     投稿者:佐渡の翼

2008年12月25日 07時17分59秒 | 佐渡の翼の独り言
筆者は運転代行の運転手さんとよく話しをする機会がある。運転手さんには様々な人がいる。農漁業と兼業している人もいれば、他の職種から転職して来た人もいる。話を聞いていると、それぞれの人間模様が垣間見えてきてとても面白い。いつだったか、車中で相川のナイトスポットJ1や、バー・チェリーの話をしたら、「分かったお客さん!あのブログ読んでるんですね」と言われた。あのブログって?と問いかけたら、「佐渡のお店を訪ねまくっては、あの店は美味しい、ここはいまいちだとか批評している評判のブログですよ」と、当の翼が車内に居るとは夢にも思わずに、この運転手さんはそう言った。なるほど、このような世界にも当ブログの愛読者はいたのか。世の中は広いようで意外と狭いものだ!

さて、本日の運転手さんの話題は、筆者がクリスマスイブの日に利用した運転代行の運転手さんから聞いたお話しである。筆者が「佐渡の景気はどうですか?」と尋ねたら、「佐渡はもともと景気が悪いから、世の中不景気とか言われても、今更って感じですね」。「年は越せそうですか?」「うーん、なんとか年だけは越さん事には。。。でも佐渡にはホームレスはいないんです。皆さん家だけは持っていますからね。佐渡は自給自足ができますから、何とかなるんですよ。でも来年が恐ろしいですね。弱電関係の島内企業で働く外国人労働者、彼らの首が切られるようになったらおしまいですよ」と不気味な事を言った。この不景気で収入が減り、水道代も払えなくなると市役所から水道を止められちゃいますよ、と筆者が言うと、「水道を止められたくらいでは佐渡の人はびくともしませんよ。そこらへんの川に行って水を汲んで飲んで死んだって話は聞きませんし、畑に行けば野菜くらいはある。ごっそり採ってはまずいですけど、一つ二つくらいなら、ご無心言ってもらうくらいはできる。米はあるし、海に行けば魚が釣れる。食うには困りませんよ」と、物凄くたくましい事をおっしゃった。更に、「それにねえー、都会の人はすぐコートを着ますけど、佐渡はこれでけっこう暖かいので、佐渡でコートを着る人なんてまずいませんよ。ま、元々持っていないという事もあるんですけどね」と笑わせた。そして「佐渡は貧しいんですっちゃ!都会と違って、お金使うとこが無いでしょ、飲み屋と言ったってたかが知れてますしねえー。県や国から佐渡に出向している官僚にとっては佐渡は天国と映るでしょうねえー。金が貯まる一方なんですから」と続けた。当方が「ほおー公務員ってそんなに美味しい職業なの」と尋ねたら、「そりゃそうですよお客さん。公務員は一番安定してますし、佐渡市の一般行政職の40歳代の平均給与月額は約33万円ですからねえー」と羨ましそうに言った。なんだ、筆者の月収の三分の一にも満たない額だ。もっとも、年齢によってはもう少し上がるだろうし、更に諸手当が加われば月額40万円近くにはなるのかもしれない。それでも筆者の月収の三分の一にも満たない額なのだ。これで佐渡で幸せに暮らせるのなら安いものだ。

女将が客に説教をする旅館(みなみ旅館)    投稿者:佐渡の翼

2008年12月25日 06時11分53秒 | 佐渡のお宿評価
お造りを食べ終えたところで、女将さんが再び部屋に入ってきた。当方が、一泊2食10,000円と一泊2食15,000円のお料理の違いについて尋ねたら、女将さんは、魚介3種(真鯛、烏賊、鮑)の蒸し物と鬼海老の焼き物を除くお料理群を指でなぞりながら、「このエリアが、一泊2食10,000円のコースなのよ」と言った。15,000円コースでは、更に、事前に不要と伝えた、焼き魚と天麩羅が出ると言うのだから、明らかに筆者の胃袋の容量を超えたコースだ。筆者が鬼海老の焼き物を食べ残したのを見た女将さんは「お客さんは食が細いから、一泊2食10,000円のコースで充分。それを一泊2食15,000円コースなんか注文するからこうなるのよ。残してからに」と当方をたしなめた。いやもうこの女将さんにはたじたじである。何だか母親に叱られているような感じだが、この女将さんの言うことは全て正しい。「あの佐渡の翼が女将さんにやりこめられている。はたで見ている分にはこりゃ痛快だ!」多くの読者がそう思うであろう。

「一泊2食15,000円コースでは、紅ずわい蟹ではなくて本ずわい蟹を出すんよ」と女将さんは更に続けた。筆者が紅ずわい蟹と本ずわい蟹の違いについて尋ねたら、女将さんは自身の頭を指差しながら、「あのなあー、あんた、紅ずわい蟹の身と言うのはな、あたしの頭の中とおんなじで、中身が空空(からから)や、すかすかなんよ。えーか、紅ずわい蟹は海の深い所に生息しとるので、餌が少なく常におなかを空かした状態でおるさかいに、身がつまっとらん。紅ずわい蟹の足の根本をへし折ってみいー、身がすーっと抜けてくるやろ。あれが安い蟹の証拠なんや。だから、旅館の安い食べ放題の宿泊プランのちらしには、ずわい蟹としか書いてない。あれはたいてい紅ずわい蟹を使うとる」と答えた。この女将さんは謙遜してはいるものの相当面白い人だなと筆者は思った。筆者が、「蟹の上手な食べ方はすべからく足の根本を折るものだとばっかり思っていました」と言うと、「あんたもほんまにおばかさんやなあー、いつも安い蟹ばっかり食うとるんやろ、可愛そうにな。紅ずわい蟹は、茹でる前から赤い。つまり海から揚げた時から赤いのよ。本ずわい蟹は、越前蟹、松葉蟹と同じで、茹でる前は赤くなく、このテーブルと同じ色をしとる。」と言いながら、テーブルを指でたたいてみせた(画像の両端の色である)。「本ずわい蟹は、ゆでると赤くなるが、それも表面だけ赤い!裏は色が変わらん!見てみいー、足の裏の色は変わっとらんやろ」と言いつつ、蟹の足を裏返してみせた。なるほど、裏は赤くない。そして女将さんは「本ずわい蟹はなあー、紅ずわい蟹よりも浅い海域に生息しとるので餌をいっぱい食べて身も味噌もようけ詰まっとる。あたしの頭の脳みその詰まり具合と全然ちゃうねん」と、更なるご高説を続けた後、「この蟹は残したらあかんよ」と言い置いて部屋を去った。この女将さんのキャラのおかげで、お料理の一挙出しの減点はすっかり帳消しになったのは言うまでもない。なお、話を面白くするために、女将さんの口調を関西弁風に脚色いたしました。

昨日政府が閣議決定した来年度予算案の中の麻生首相による「重要課題推進枠」の交通部門に、地域公共交通活性化事業費415億円が盛り込まれた。これは赤字に苦しむ離島航路の支援費用に当てられる。これを好感し、昨日の佐渡汽船株は12円高の232円を付けた。これから年末の帰省需要が加わるし、更に来年1月からは両泊航路の冬季運休が始まり、赤字額の削減が見込まれる。そして原油価格の値下がりによる輸送コストの引き下げと言う追い風も吹く。年末から年初にかけて佐渡汽船株は上昇するというのが筆者の見立てだ。

鬼海老の焼き物とお造り(みなみ旅館)      投稿者:佐渡の翼

2008年12月24日 06時09分01秒 | 佐渡のお宿評価
鬼海老は、佐渡ではあまり獲れない貴重な食材とか。これを塩焼きにしたものが二匹出てきた。腹に卵を蓄えた海老で、非常に美味ではあった。内幕をばらすと、実はお料理は全て一挙に出てきたのだ。事前に、旅館に電話した時は「温かい物は温かいままでお出しします」と言われたので、お料理は会席方式で一品づつ出てくるものとばかり思っていた。ところが意外にも、お料理は一挙出しの結果となった。しかし、温かい物は温かいままで出てきたので、旅館の当主の言う事は間違ってはいなかった。まあー、これが佐渡流のおもてなしなのだと考えて、今回は我慢することにした。従って、まず温かいものから先に片付けないといけないので、鬼海老料理までは大急ぎで食べてしまった。ところが、慌てて食べるとすぐに満腹になるのが人間の生理というもの。案の定鬼海老を一匹残してしまった。すると、「せっかく漁師さんが、この時化の中を漁に出て獲ってきたと言うのになんであんた残すの?」と、女将さんに叱られてしまった。旅館で女将さんに叱られたのは生まれて初めての経験だったが、筆者はこの女将さんのキャラにすっかり惚れこんでしまった。叱られたのに惚れ込むとはおかしな話ではないか、と訝る読者は多いと思うが、このみなみ旅館さんの記事を読み進むうちにやがて得心するであろう。

お造りは、鮑、あおり烏賊、目鯛、さわら(春先の魚だが、この時期にも獲れるのだという。表面を炙ってあった)、そして寒鰤だ。いずれも、市場でセリ落とす権利を持つご主人が仕入れたばかりの鮮度抜群の魚だった。山葵も練り山葵ではなく本山葵を使用していたのはさすがだ。もずくの酢の物、鱈子の含め煮も絶妙なる味付けだった。

i8ロードスター動画1

i8ロードスター動画2

i8ロードスター動画その3

ブログの記事内容について

「佐渡の翼」の記事内容は、調査スタッフ個人の、お店や宿泊施設に対する感想や意見を記述したものです。これらは、すべての読者が感じる内容とは必ずしも一致しません。「佐渡の翼」に掲載された記事を参照した後、読者ご自身の判断で行動した結果、生じた損害・損失について、当ブログは一切責任を負いかねますのでご注意下さい。更に、お店の外観写真やメニューはあくまでも取材時点でのものであり、最新情報とは必ずしも合致しておりません、重ねてご注意下さい。佐渡島内の焼肉屋と焼き鳥屋は調査の対象外です。これらのお店に関する情報をお求めの方は「佐渡なび」(http://www.sadonavi.net/)にアクセスしてお調べ下さい。なお、当ブログで紹介後に営業を休止したり廃業した飲食店は、宿根木の日本料理の名店「菜の花」(2013年4月に東京上野桜木で再オープン。電話番号:03-3827-3511)、小木の新保屋食堂」、佐和田の居酒屋「侍」、佐和田の中華料理「潤采」と「洛陽」、佐和田のラーメン大学「かねふく」、佐和田のラーメン店「燕人」、佐和田の喫茶店「トムキャット」、佐和田のイタリアン「バール・フェリチータ」、佐和田の「石川食堂」、佐和田のラーメン屋「げんき家」、佐和田のキャバクラ「パレス」、八幡のスナック「メンソーレ」(カラオケ、ココルに変身)、二見のラーメン屋「二見食堂」、真野の「寿司正」(後継は洋風のお店になる模様)、相川の「りき寿司」、相川ののら犬カフェ、金井の蟹料理専門店「かにっこ」、金井の食堂「ランチ@さとにわ」(佐和田へ移転)、金井のスナック「花音」(スナックyy'78に変身)とスナック「リバーサイド」(居酒屋兼食堂:クッチーナに変身)、畑野の食堂「菜花村」、両津の喫茶&レストラン「アン」、両津のファーストフードの店「マックス」、両津の「彩花停」(海結に変身)です。なお、紹介後に閉館したホテルは小木の「ニュー喜八屋」、佐和田の「シルバービレッジ」(改装され、ホテル浦島東館として再スタート)、相川のホテル「さどや」、えにしの宿「新ふじ」、相川やまきホテル。廃業した旅館は、小木の「ごんざや旅館」と相川の「中山旅館」です。 2018年8月10日現在の情報に基づいています。

佐渡の翼管理人

当ブログは著作権法により保護されています。当ブログ内で提案された「アイデア」の借用、具現化、実行等には何らの制限もありませんのでどうぞご自由にご利用下さい。当ブログの記事内容を著作権者の許諾なしに「引用」することは、その必然性があれば著作権法上は合法です。しかし著作権法第32条では、「引用は、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない」と定められています。「正当な範囲内で」 とは「 引用しすぎてはいけない」という事であり、質的にも量的にも、自身の文章が「主」、引用部分が「従」という関係にある(最高裁判例)事が求められています。なお、アクセス状況は2009年2月1日からの累計です。 Copyright © 2009 Wing of Sado All Rights Reserved