i8ロードスターPR動画
2018年9月2日午後1時、筆者は無事に念願のBMWi8ロードスターを手に入れた。発注日は4月10日だったが、実際の製造開始日は5月30日である。何故製造開始が遅れたのか?i8ロードスターは米国での人気が高く、そのため、左ハンドル車の製造が優先され、右ハンドル仕様の車両の製造が後回しにされたからである。車両の完成は6月末頃で、その後船舶での輸送を経て8月6日に千葉港に到着した。到着後はBMWの新車センターに入り、車両整備を受けた後、8月29日にデイーラーへ引き渡された。30日に登録を済ませ、ドラレコ設置と車両のコーテイングにそれぞれ1日ずつを要したため、納車は9月2日となった。
この車の登録年月日は、2018年8月30日であり、日本での登録第一号となった。納車時の走行距離計は11キロを示していた。2015年に購入した、初代のBMWi8と異なる点は、ソフトトップの2シーターオープンカー、ドアを開けた際のコーテシーランプが「i8」と映し出すプロジェクションライト方式(トップ画像の右手部分に写っている)、電池容量のアップ、ボンネット部分のへこみを取り除き、エアーシャッターを付けた事、E-copper metalic(黄金色、トランプ色)の車体カラーの設定などである。ソフトトップはアルミのフレームがファブリックを支える構造。重量の増加はクーペ+60キロで、総重量は1650キロ。だがこの数字にボディの補強はそれほど含まれていない。そもそもキャビンはカーボンファイバー強化樹脂で仕上がっているため、補強は必要最低限で済んだそうだ。トップの開閉時間は約15秒。時速50キロ以下であれば走行中も稼働する。オープンカーと車体カラー以外は、BMWの他車種で既に導入済みの機能ばかりなので、筆者にはさほどの新鮮さは感じられない。
さりとて、24,822,780円も支払ったのだ、街中を走行すれば、沿道の人々の好奇な、そして羨望の目線はこの車に釘付けとなる。屋根をオープンにして走行していると、車好きの人々から声をかけられるし、「あの車格好いいね」という子供の声を何度聞いた事か。
スーパーカーはエロ本と同じで、男性は興味を示すが、女性は「何だ、あの変な車は」程度の認識しかなく、よほどスタイリッシュな感性の持ち主以外は興味を示そうとしない。
走りと乗り心地は旧型よりも格段に進歩している。路面の凹凸を拾うガタガタ感がなくなったし、電気モードでの加速が素晴らしい!コーナリング走行も安定しているし、オープンで走行時の風の巻き込みは、一般道を時速60キロ程度で走行する分にはほとんど感じない。「走るよろこび、駆け抜けるよろこび」を実感できる車に仕上がっている。空力学的特性に最大限配慮をした、あの流線形の独特なボデイラインは旧型と全く同じ。ロードスターはそれに加えてリアビューがかなり斬新で、目立つ車体カラーとあいまって、街中の人々の好奇な視線を独占し続ける。
残念だったのは、海外仕様には装備されている、ハイビームアシスタントが日本仕様では装備されていなかった事と、クルーズコントロールが車速設定型のままで、前車追随型ではない点。走りを重視するスーパーカーにはACCは不要という思想なのであろう。尚、赤のi8を売却した際に損失を被った穴埋めとして、ディーラーより以下の三点は無料で提供された。
1)300万画素のケンウッドのドラレコ
2)最上質のコーテイングを車体とホイールに施す事
3)デラックス車体カバー
これらのデイーラーオプションの総額は、230,280円であり、実質、この金額が値引き額となった。余談だが、この車の車両保険を含めた自動車保険の保険料の年額は約40万円であるが、今年度は20万の補助金が貰えるので実質負担額は約20万円であった。
側面。車高はクーペよりも1センチ低く、最低地上高も1センチ低い。
バイカラーのアロイホイールはオプション設定
トランクルームは、88Lの容量がある
屋根をオープンにした状態で撮影
ダッシュボードは大きく変わらず。オプションで、ダッシュボードとセンターコンソールにカーボントリムを施してある。このオプションは、262,000円もした。シートは、一部ファブリックのレザー製で、車体カラーと同じ色で揃えた。このシートもオプション装備で、約464,000円の追加費用が必要。
ドアを開けると
i8のロゴが映し出される
クーペの三角窓の部分にロードスターのロゴがある。シートの後方に、容量が94Lの収納スペースがある。
リアビューは斬新
フロントビューはほとんど変わらず。写真では分かりにくいが、レーザーライトをオプションで装着したので、LEDライトの下方にブルーのラインが入っている。
未来型のテールランプは健在
伊勢丹の駐車場で撮影
とにかく目立つ
ウエルカムライトを点灯させた状態で撮影した。ナンバープレートは東京五輪オリパラの記念プレートである。
新車整備を完了したi8ロードスターが二日前にディーラーへ入庫いたしました。トップ画像は、ディーラーマンが撮影した、回送モード解除後のi8ロードスターの屋根開放時のデジカメ写真です。当初は昨日の入庫予定でしたが、一日でも早くi8ロードスターを見たいと言う筆者の強い思いを汲んだデイィーラーマン氏が、わざわざBMWの新車センターまで受け取りに行ってくれました。既に登録済みですので、今月中に車体とホイールにコーテイングを施し、ドラレコ装着作業を終えた後、この華麗なるオープンカーは運搬車両に積載され、9月2日午後1時に筆者の車庫に搬入される予定です。
2018年8月29日、午後4時49分にディーラーへ到着した直後のi8ロードスター
日産のノートと言う車種に似たような車体カラーが設定されているが、日産ではそれをプレミアムコロナ・オレンジと称している。
以下は4月13日にデイーラーの担当者から届いたメールである。
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こんにちは。
先ほど注文書が届きました。誠にありがとうございました。
正式に当社1号車として申込みいたしましたのでご報告いたします。
納期につきましては改めてご連絡いたします。
よろしくお願いいたします。
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BMWJapanは、4月10日、i8ロードスターの日本導入を正式にプレスリリースした。筆者は、翌日の11日に予約金200万円を振り込み、新車注文を完了した。7月から生産を開始し、8月末から9月上旬に納車予定となっている。i8ロードスターの車両本体価格は22,310,000円である。筆者は以下のようなオプション設定をした。
1)i8ロードスター右ハンドル(2,231,000万円)
2)車体カラーはE-コッパー/フローズングレー・メタリック・アクセント(コード番号:C1U)
3)インテリアデザインはACCARO(コード番号:7Y6)(464,000円)
4)ホイールは、スタイリング516バイカラー(コード番号:27K)(253,000円)
5)ドライカーボン・インテリア・トリム(新オプション)(コード番号:4CQ)(262,000円)
6)レーザーライト(コード番号:5AZ)(807,000円)
7)フローズングレー・メタリックペイント(コード番号:C1U)(108,000円)
これに、諸登録費用、リサイクル関連費用、新車2年間延長保証、東京五輪記念ナンバープレート交付料を加えた支払い総額は、24,822,780円であり、既に現金で支払済みである。初秋の納車日を一日千秋の思いで待つ筆者である。
フロント部分
リアビュー
サイドビュー
リアビューは斬新!
独BMWは2017年11月29日(現地時間)、ロサンゼルスオートショー(プレスデー:11月29日~30日、一般公開日:12月1日~10日)で改良型の「i8 クーペ」と、同モデルをベースにしたオープントップモデル「i8 ロードスター」を世界初公開した。各モデルの市場導入は2018年5月を予定するとアナウンスされていたが、日本への上陸は8月末から9月であり、今年度分の日本への割り当て台数は20台の予定だそうだ。筆者は既に、首都圏のBMWエリアマネージャーを通じてそのうちの1台を購入させてもらう手筈を整えてもらっているので、今秋には、このブログでその全貌を公開出来るかと思う。今のところはウエブ上の情報をかき集める以外にその詳細を知る術は無く、実車を試乗した訳ではないので、走行感覚などは表現できないし、加速性能は旧型のi8クーペに比べ若干落ちるので、i8ロードスターは究極のエコカー兼伊達車としか言いようがない。しかし、そのスタイリングとデザイン性には更に磨きがかかったようで、オプション代を含めた総価格は2500万程度になるとみられる。日本ではこの価格帯ならば、ランボやフェラーリやポルシェを選ぶ人の方が多いのかもしれない。i8 ロードスターは、佐渡はおろか、新潟でも見かける事はないだろう。都内でも数台しか走っていない計算になるので、沿道の人々の目をくぎ付けにするのは間違いなかろう。2018年2月25日の東京マラソンでは先導車を努め、思わぬ形での日本初お披露目となったのは記憶に新しい。
フロントにモーターを、リアに直列3気筒1.5リッターツインターボエンジンを搭載するプラグインハイブリッドのi8クーペが改良を受けるとともに、その新型をベースにしたロードスターが新たに追加された。今回の改良では、リチウムイオンバッテリーの総エネルギー容量が従来の7.1kWhから11.6kWhに引き上げられるとともに、モーターの出力は9kW/12HP増となる105kW/143HPに向上。EV走行時の最高速は、従来の70km/hから105km/hに引き上げられた。エンジン出力は従来どおりの170kW/320Nm。システム全体では374psを引き出している。
EV走行時における航続可能距離はクーペが55km、ロードスターが53km。しかし、これらはいずれもカタログ値であり、実際は、40キロ程度と思われる。0-100km/h加速はクーペが4.4秒、ロードスターが4.6秒とアナウンスされている。
一方、クーペが4座仕様なのに対し2座仕様として登場したロードスターは、電動開閉式のソフトトップを採用。15秒でルーフを開けることができ、50km/h以下ならば開閉操作が可能だという。この開閉機構には3Dプリンターを採用した部品が用いられるなど、最先端の技術が集約されている。重量に関してはCFRP(炭素繊維複合材料)のフロントガラスフレームや、専用デザインとなる軽量の20インチアロイホイールなどの採用により、車重は、クーペの1535kg(空車時)に対し、補強材や複雑な開閉機構に伴う重量増を60kgに留め、1595kgとした。全長、全幅は旧型i8クーペと同じだが、ロードスターの全高はクーペより2ミリほど低くなるそうだ。屋根の開閉動画を見る限り、ソフトトップはZ字状に折り畳まれて後方のエンジン部分の前方のスペースに収納される。スマートキーのロック解除部分の長押し操作により、ソフトトップを開ける事が出来る。
BMWi8ロードスターの安全装備としては、
1)クルーズコントロールシステムが従来の車速設定型から前車追随型に変更され、ストップ&ゴー機能付きとなった。そして、常に車線の中央付近を走行するよう、ステアリングに介入する最先進の部分自動運転を含む、様々な運転支援システムを装備。
2)時速40キロ以上で作動するハイビームアシスタント
3)時速30キロ以下では、エンジンの疑似音を外部に響かせ、歩行者に車両の接近を気付かせ易くさせる
などが加わる予定であるし(納車後に確認したら、1)と2)の機能は不搭載であった)、コンシェルジュサービスを含むプレミアムコネクテッドシステムとコンフォトアクセス機能が標準で付属している。ドアを開けた際のコーテシーライトは、地面にi8と映し出すプロジェクションタイプであり、非常にお洒落である。だが、電動開閉式のソフトトップの開閉機構以外にはこれと言った先進的な装備はなく、ミラーレス化も見送られた。最先進の運転支援システムも、7シリーズで既に標準装備されているものばかりである。BMWi8ロードスターは、i8のオープンカーと言うだけだが、走行時の爽快感は素晴らしいものであろう。ドイツ本国では既に今月からi8ロードスターの生産が開始されており、5月頃には市場に出回るとの予想だが、日本では、4月にプレスリリースがあり、その後に受注開始と言う流れが濃厚との話であり、今秋の納車を今から首を長くして待っている筆者である。
車体カラーにはE-コッパーメタル・ドニントングレーの組み合わせが用意されているが、これ以外に、ソフイストグレー、ドニントングレー、パ-ルホワイトと合わせて4色が用意されている。
前方からの写真。空気取り入れ用のボンネットのくぼみがなくなり、新たにエアシャッターが設けられた。デイタイムランニング用のライトのデザインが少し変更されたが、かっこいい!筆者は、レーザーライトをオプションで注文した。
後方からの画像、オープンで走るとかなり浮世離れしたデザインとなり、人々の注目を集めるのは必至!!リアウインドウは、屋根の開閉とは無関係に開閉可能である。
引用文献と画像:
猶、画像は以下のサイト(Life in the FAST LANE.と言う名称のブログ)から引用させて頂いた。
http://intensive911.com/
文章は、以下のサイト(カーウオッチ編集部:小林 隆2017年11月30日 17:38)の情報素材を使用し、それらを引用改変した上で、更にBMW社から発表されている幾つかの情報を追加して作成した。両サイトの運営者には感謝申し上げたいし、引用に際し何か問題点があればご指摘頂ければ幸いである。
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1094341.html