佐渡の翼

佐渡の観光名所紹介、佐渡の宿泊施設の宿泊記、佐渡の全飲食店と東京都内高級レストランの食べ歩記、ヨーロッパ及び国内旅行記事

i8ロードスターのPR動画を記事の最後尾に貼り付けました

動画に登場するi8ロードスターと全く同じ車体カラー、ホイール、内装、の右ハンドル車が、8月6日に千葉港へ到着し、通関手続きが完了いたしました。そして、新車整備、車両登録も完了し、9月2日に無事納車されました。従いまして、日本上陸第一号となったi8ロードスターの全貌を、9月6日に当ブログ上で公開いたしました。9月18日には、Keiyo BMW千葉北支店のフェイスブック(https://www.facebook.com/keiyo.bmw.chibakita/)でも紹介されました。このフェイスブックには、スマートキーをリモコン代わりに使用して、i8ロードスターの屋根を開閉する動画も掲載されています。更に、7月6日に発売されたホンダS660のcomplete modelである、ModuloXは、9月23日に無事納車となりました。 2018年9月24日現在

i8ロードスターPR動画

https://twitter.com/i/status/988688999794409472

埼玉の小江戸「川越」(埼玉県川越市)    投稿者:佐渡の翼

2014年07月30日 04時53分58秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

久し振りの梅雨の晴れ間となった6月15日、筆者は午前4時に車で自宅を出た。目的地は、埼玉の小江戸とも称される蔵造りの街並みで有名な川越である。川越市は、埼玉県内では埼玉市、川口市に次ぐ第三の人口を擁する中核都市だ。川越には東武東上線とJR埼京線が川越駅に乗り入れており、西武新宿線が本川越駅に乗り入れている。いずれの路線を利用しても首都圏から1時間ほどで到達可能な手軽に行ける観光地が川越である。車なら関越道経由で川越ICで降りればいいのでもっと速く行ける。筆者は自宅から川越プリンスホテルの駐車場まで行くのにわずかに45分を要しただけだった。

川越の主要観光名所は、大正浪漫館通り、蔵造りの街並み、時の鐘、川越城本丸御殿の4箇所であり、それらを巡れば必要にしてかつ充分な観光行為となる。見どころが狭い範囲にコンパクトに集中して纏まっているので、短時間での名所巡りが可能だ。川越観光に電車で行く場合は、西武新宿線で終点の本川越駅まで行き、そこを起点にして名所を回るのが最も効率がいい。駅前の中央通りを北上し、連雀町の交差点を右折し左折するとそこが大正浪漫館通りで、道の両側には大正期の建築物が並んでいる。早朝の午前5時頃に訪ねたのでどこもシャッターが降りたままだったが、それなりにレトロで風情のある街並みであった。この大正浪漫館通りの終末付近に石造りの川越商工会議所があった。ここを左折し、 更に右折するとそこが仲町で、この通りの両側に重厚な蔵造りの街並みが続いている。この蔵造りの家々が並ぶ通りは、会津の喜多方に次ぐ人気を誇る街並みで、すっかり観光名所と化している。昼間ならば観光客で賑わう街並みだが、早朝とあってか、道行く人々は朝が早い老人だけであった。

この通りの中間点付近に町のシンボルとでも言うべき「時の鐘」がある。今でも、午前6時、午後12時、3時、6時になるとここから「ボーン」と言う鐘の音が流れて来る。「時の鐘」の高さは奈良の大仏と同じ高さにしてあるそうで、佐渡相川の時鐘楼に比べると背丈が高く細長いのが特徴だ。「時の鐘」の真下に行き、そこから上を覗いて見たら、人が登れないようにと階段が板で塞がれていたので、時の鐘を鳴らすのは機械(ぜんまい)仕掛けで前後に移動する丸太である。筆者の訪問時は丁度午前6時頃だったので、この鐘の音を聞けたし、鐘を鳴らすからくりも分かった。鐘の音は4回ほど鳴ったように記憶している。中町の終点は「札の辻」と言う交差点で、ここを右折し、左に川越市役所を左に見ながら東へと進むと右手に川越城の本丸御殿が見えて来る。壮大な門構えの御殿だが、城跡しか残されておらず、石垣や天守閣などは存在しない。ここを見終えたら川越観光はほぼ終了と言っていい。その他に喜多院などが残されているが、神社仏閣に興味がなければ観光せずともスルーして頂いてけっこうである。ただ、子育て御利益のある蓮馨寺(れんけいじ)だけは訪ねておいた方がいい。拝殿前にある赤銅色の仏像(おびんづる様)の頭を触ってなでると病気がすぐ治るそうである。

2時間ほどで川越観光を終えた筆者は朝食を食べるために川越プリンスホテル9階にあるレストラン「エトワール」へ向かった。和洋のバイキング形式で、品ぞろえはどれもしょぼいものばかりであったが、1800円では致し方なかろう。朝食を食べ終えてもまだ7時半を回った頃だったが筆者は駐車場を出た後、関越道に入り新宿高島屋へと向かった。


西武新宿線の本川越駅前

交差点にある案内表示

連雀町交差点を右折して左折すると

そこが大正浪漫館通り

お店はご覧のような

石造りばかり

小江戸の文字が見える

大正浪漫館通りの終点

ここの右手にあるのが川越商工会議所

仲町に至る

亀屋さん

銀行かな?と思ったが歯科医院だった

何故か能面

埼玉リソナ銀行川越支店は石造り

この重厚な蔵造り!

陶器屋さんのようだ

掛け軸と額縁の「フカゼン」さん

やがて右手に「時の鐘」が見えて来る

時の鐘の真下

その隣にある芋恋で有名な右門さん

時の鐘へは登れないようになっている

銀巴里はヘアーサロンだった

芋は川越名産

こちらはテレビでお馴染みの釜飯屋さんで、釜めしの中には芋が入っているそうだ

毎年秋に開催される川越の夜祭は有名!

札の辻の交差点から見た蔵造の街並み

川越市役所を左に見ながら東へと向かうと

右手に

見えて来るのが

川越城本丸御殿跡

どっしりとした門構えだ

これは

重要文化財の大澤家住宅だが、」現在では民芸品店になっている

かと思うと、こんなお洒落なイタリアンカフェもある

時の鐘を打つ丸太

鐘がボーンと鳴った瞬間

蓮馨寺(れんけいじ)

おびんづる様

その頭をなでると、病気がすぐ治るそうだ

川越プリンスホテル

での朝食バフェ



ホテルみさき(佐渡市相川橘)   投稿者:佐渡の翼

2014年07月28日 04時44分57秒 | 佐渡のお宿評価

5月3日、筆者は両津原黒の諏訪神社での天領薪能を見終えた後相川へと向かい、相川京町通りの夜景を撮影した後、ホテルみさきへ戻った。時刻は午後10時を回っていたように記憶している。既にホテルの入り口扉は閉まっており、鍵が掛けられていた。チェックイン後に出かける際にフロントへ声をかけ、「ホテルへ戻るのが午後10時過ぎになる事」を伝えておくべきだったと後悔すると同時にしまったと思った。携帯電話を所持していなかったためホテルへ連絡する手段が無かったからだ。だが、非常に運のいい事に、湯上りの火照った体を休めるために、ロビーのソファーに腰掛けていたおばさんを見つけたので、筆者は、扉を開けてくれるよう目で頼んだ、するとおばさんは、扉の下方にあるロックをはずして扉を開けようとしたが、わずかな隙間が開いただけで不首尾に終わった。おばさんはフロントに助けを呼びに行き呼び鈴を鳴らしたものの、当直担当者は見回りにでも出かけたのか、全く反応が無かった。その時筆者は、おばさんが扉のロックの片方だけをはずしただけなのに気付き、両方のロックをはずすよう目で合図してみた。おばさんが左右のロックをはずしてみたらようやく扉が開いて事なきを得たが、彼女がいなければ危うく締め出しを食らうところであった。

お部屋は昨年同様二階の201号室を割り振ってくれていた。相川のセーブオンで購入したつまみで缶酎ハイを飲みながら手早くそしていつもよりも遅い夕食を済ませた。シャワーを浴びようとバスルームに入ったら、扉が故障しており完全に閉まりきらないのに気付いた。扉が閉まらなくとも別条はないが、ボデイソープはあったものの、肝心のシャンプーが無かったのには困った。夜遅くフロントの人を呼び出してシャンプーを持ってきてもらうのも気が引けたので、ボデイソープで仮洗髪を済ませておき、翌朝に改めて大浴場で洗髪し直す羽目になった。夜遅くホテルに戻るとろくな事がないので、来年は夜景撮影に出かける前に浴室の備品点検をしておこうと心に決めた。

その夜はぐっすりと静かに就寝できた。明けて翌朝は鶯の鳴き声で目が覚めた。朝食はロビー階に用意されており、昨年と全く同じメニューであった。宿泊者は昨年よりもやや多いように感じられた。美味しく朝食を頂いた後、筆者は御代の10800円を支払い、相川の街へと車を走らせた。

食堂から見た日本海

宿泊客は

去年より多かった


夜の相川京町通り        投稿者:佐渡の翼

2014年07月26日 04時28分40秒 | EOS-1DXで撮影した国内・海外の夜景

佐渡奉行所から時鐘楼を通過すると道は左へとカーブする。この時鐘楼の真向いにあるのが「京町茶屋」さんだ。ここを起点に旧相川拘置所までの登りの一本坂が京町通りの言わばメインストリートで、街灯は拘置所付近まで道路の両脇に設置されているようである。ようであると書いたのは、拘置所より上は暗かったからだ。大工町あたりに街灯があるのかどうかについては次回訪問時に確認しようと思った。「京町茶屋」さんの扉部分には「NPO法人、相川京町、街並み保存センター」と書かれた表札が掲示されているが、夜は真っ暗でその看板の文字などは肉眼では見えない。ところが、試しにEOS-1DXでこの暗闇を写してみたら、左隣の電球の明るさのお蔭でまるで暗視カメラのように、この文字を綺麗に写しだした。まるで赤外線カメラのようでとてつもない高感度だ!

京町通りは、下方から下京、中京、上京と続いているが、下京町のランドマークと言えば、赤いポストとその真向いにある雑貨屋の「さくら商店」さんであろう。これらは、肉眼では相当に暗いにも関わらず街灯の明かりだけでいとも簡単にEOS-1DXで手持ち撮影が可能だった。次いで、右手に駐車場にキャンドルタイプの洒落たライトアップを施したお家を発見。このキャンドルは明る過ぎるためEOS-1DXでは白飛びが出てしまうため撮影不能だったが、御家の方は、窓明りだけではさすがにISOが54000近くまで跳ね上がるため画像がざらつく結果となった。やがて左手に「北雪」と書かれた明るいガラス戸を発見!酒造店らしくなく極普通の民家のようであったが、ここだけ一段と光り輝いていた。次いでのら犬カフェさん前に辿り着いたが、街灯が明る過ぎて色飛び現象が生ずるほどだった。更に通りを登り、新五郎町に到着した。ここには旧相川拘置所があるが、ここから海に向かってレンズを向けると月をバックにした新五郎町の民家がファインダーの中に入って来た。筆者は手振れ現象が出ないように慎重にカメラを構えてこのアングルで撮影した。

総じて、京町通りほどの明るさの街灯が整備されていれば、EOS-1DXでの手持ち撮影で充分綺麗な写真が撮影出来る事が分かったので、今後は佐渡の他の集落の夜景写真撮影に挑戦してみる積りであるし、夜の蓮華峰寺、妙宣寺、妙照寺、牛尾神社などの神社仏閣の夜景撮影も行う予定である。

トップ画像でお分かりのように、肉眼では判別不能な京町茶屋さんの看板部分をEOS-1DXで撮影するとこうなる。文字がくっきりと読み取れるのがお分かりかと思う。

ちなみに翌朝撮影した京町茶屋さん

夜間に撮影した下京町のランドマークの赤いポスト

ちなみに翌朝撮影した写真

同じくその真向いにある「さくら商店」さん。断っておきますが夜間の午後9時頃に撮影した写真です。

夜のさくら商店

ちなみに翌朝8時10分に撮影した写真、昼間だと筆者の姿が写りこんでしまう。

中京町あたりで見つけたキャンドルライトアップの御家

昼間はこうなっている

北雪さん

昼間はこう

上京町

のら犬カフェさん辺り

反対側(山側)から撮った写真。写っている赤い車はプジョーか?

昼間はこうなる

夜の新五郎町

三日月をバックにした新五郎町辺り。珍しい夜のチューリップ。

旧相川拘置所から撮影した。手前の石段にピントを合わせたためそれ以外はボカした感じで写っている

この辺りを昼間に写すとこうなる

東京の都営アパート周辺の夜景
http://www.digibook.net/d/02c4cb1f80d922256f2fbf32ac2b7758/?viewerMode=fullWindow


根本寺(佐渡市新穂)    投稿者:佐渡の翼

2014年07月25日 04時43分14秒 | 佐渡の神社仏閣及び史跡

佐渡で唯一拝観料を徴収されるお寺がここ根本寺である。だから佐渡島民で暇つぶしにこのお寺を訪ねる人は極めて稀で、島外の親戚を案内して連れて来る時以外は訪れる機会は無さそうに思える。だが、境内に一歩足を踏み入れると、金をかけただけあって、その堂塔伽藍の豪華さに圧倒される。まるで、「コンデジや安物デジイチ何かで撮影するな、撮るなら、ソニーα99か、ニコンD800eかキャノンのEOS 7Dでも持って来い」と言わんばかりの絢爛さである。訪問当日は雨上がりで、参道はしっとりと雨に濡れていたものの、まだ咲き誇っている、雨に煙る紫陽花が印象的であった。料金徴収所におばさんがいなかったのでそのまま境内に入ったら、帰り道の参道で掃除中のおばさんに出会い、料金をお支払した。出来上がったデジブックをキャノンの安物時代に作成したそれと見比べたら差は歴然で、何だかキャノン版を皆様にお見せするのが恥ずかしくなってきた。

7月25日の日記:エネオスでガソリンを給油する際、ANAカード払いにすれば、エネオスはマイルプラス加盟店なので実質1.3%の還元率になる(ただしマイ・ペイすりぼ払いが条件)。従って、安いガソリンを提供する東京のエネオスのセルフスタンドには、安価な上にマイルが貯められると言う一石二鳥を狙う車がいつも行列を作っている。佐渡のセルフスタンドは両津、金井、佐和田にあるが、いずれもJAの経営である。エネオスに比べリッター当たり7円ほど安かった(5月2日の時点での電話取材の結果)。2円安程度ならエネオスでのANAカード払いとほぼ同じだが、価格差が3円を超えればセルフの方がお得なので、ガソリンはセルフスタンドでANAカード払いにするのが最も賢いやり方であろう。猶、エネオスではANAカードとTポイントカードの二枚出し払いは出来ない。

まつおかの揚げ出し肉豆腐
http://www.digibook.net/d/cf95cb73b1d800f4fe2b2506c028770c/?viewerMode=fullWindow


フィオレンティーナ(ホテルグランドハイアット東京)  投稿者:佐渡の翼

2014年07月24日 05時04分54秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記

決して有名な観光地ではないが、所謂通好みの観光スポットと言うのがある。地元の人に取っては見慣れている風景であっても、観光客の目には新鮮に写る風景がある。そうした石ころのような観光素材を磨き上げ、観光客を呼び込んで地元に金を落とさせ潤わせる。それを里山資本主義と呼んでおり、佐渡にはそうした磨かれざるダイヤモンドがあちこちに転がっている。惜しむらくはそれらが一箇所に固まってコンパクトに存在しないため、それらを効率よく回って観光するためにはかなりの時間と移動手段が必要になる点だ。そうした観光素材を、時間と金をかけてでも見学したいと言う富裕層は全世界にいる。彼らを佐渡へ呼び込むために、そうした埋もれた観光素材を掘り起こし磨きをかけた上でツアー商品を開発するのが観光戦略官の仕事である。

6月8日は終日雨が降ったり止んだりで、東京は4日連続の雨となった。この4日間で6月一か月間の降水量以上の雨が降ったと言う。連続雨は佐渡では珍しくも何ともない現象だが、東京では非常に珍しい。筆者はこの日、六本木のグランドハイアット東京に向かい、1階のロビー階にあるイタリアンレストラン「フィオレンティーナ」にお邪魔した。予約の受け付けはデイナーのみで、ランチ時の予約は不要と告げられていたので、午前11時半丁度にお店にお邪魔した。ウエイター氏は、テラス席(喫煙席)が見える窓際席へと案内してくれた。筆者は、前菜、パスタ、メイン、デザートから成るコース料理(税サ込4332円)を注文した。注文後ほどなくして前菜が運ばれて来た。左上から時計周りに、オイルサーデイン(鰯のオイル漬け)、豚肉のパテ、お野菜の何か、オランデイーヌと言うライスコロッケ、サザエのガーリック香草焼きであった。いずれも本場イタリアの味そのもので美味しい!パスタは「緑のお野菜とモルタデッラのクリームペンネ」と言う物だが、要するにモッツアレラチーズで味付けした太いパスタであり、底にはベーコンを刻んだ物が幾つかあったが、これはそっくり残した。クリーム味が濃厚過ぎたため、これと二種類のパン(オリーブオイルを練り込んだチャバタと紫蘇風味ハーブを練り込んだマジョルノ)を食べたら早くも満腹感を覚えてしまった。メインは(画像)、イサキのミネストローネ風味。イサキから出たダシがミネストローネの野菜スープをより芳醇で深みのある味に変えており、まるで別腹に入っていくようにすんなり食べられた。イタリア料理と言うのはフレンチのようにソースをこねくり回したりせず、あくまでも素材の美味さを生かし切るのがその真骨頂だが、このメイン料理はその代表格のように思えた。ただ、イサキの皮は歯で噛み千切れないほど硬かった。最後のデザートは、フルーツの盛り合わせに、苺のバジルシャーベットとチョコムース。1週間に一度の甘味、しかも高級ホテルで食べるそれは殊の外美味しい!このレストラン、スタッフ達が絶えず客席の間を駆けずり周るため、ちと落ち着かない。そして赤ちゃん連れなどの客も多いのでその鳴き声が又かまびすしいと来ているから、カップルでゆったり恋を語らいながらのデートには不向きなレストランである。

お店の

入口

メニュー

外のテラス席

オリーブオイル

パン

前菜

パスタ

店内の様子

紅茶

デザート


牛尾神社(佐渡市潟上)   投稿者:佐渡の翼

2014年07月23日 05時24分17秒 | 佐渡の神社仏閣及び史跡

拝殿の見事な彫刻で有名なこの神社を雨上がりの夏のとある日に再訪してみた。一の鳥居をくぐり、階段を登る。その途中に、真野地区在住の郷土史家・山本修之助の句碑がある。肉眼では判読不能だったが、句碑には「朱鷺の棲む、山をかなたに、タ桜」と書かれているそうだ。ここから参道は左へとカーブする。そして赤い、二の鳥居が見えて来る。赤い鳥居を潜ると左手に天満宮があり、やがて右手に安産杉が現れる。小木の蓮華峰寺にも、女性がさすると子宝に恵まれると言う大けやきがあり、佐渡の寺社には、子孫繁栄のための樹木信仰があるようだ。安産杉の根元には、「元気な男の子が生まれますように」「朱鷺の雛が無事に生まれますように」などと書かれた願い札がたくさん括り付けられていた。境内の左手に能舞台があり、真正面に拝殿がある。拝殿の彫刻の見事さについては、更に撮影を繰り返して画像をお見せせねばならぬほどの素晴らしさである。荘厳豪華絢爛の形容がぴったしの牛尾神社であった。

7月23日の日記: 東京で洋館のライトアップを見学出来るのは、北区にある旧古河庭園だけだ(通年ではなく毎年5月下旬の1週間だけ)。横浜山手の洋館群のように、次々と洋館や教会のライトアップが現れるのはクリスマス限定とは言え極めて貴重である。当ブログが盛んにそうしたライトアップの綺麗な写真を掲載するのに触発され、佐渡でもそれらを真似する人が出て来るかもしれない。両津のカトリック教会、相川の旧税務署、妙照寺本堂、妙宣寺の五重塔などのライトアップは数年前から計画されてはいるものの、予算の関係で実現しないだけであろう。もし実行されれば観光客誘致の呼び水になるのは間違いないし、島内の写真ブロガー達が三脚持参でこぞって駆けつけるだろう。佐渡の翼がそうした写真をしつこく掲載するのは、「佐渡でも早くライトアップをやれよ」と言う隠れた促しメッセージなのかもしれないが、多分数年後にはそれらは実現するだろう。だが、ライトアップされた寺社や洋館を綺麗に撮影出来る人はそう多くはあるまい。EOS-1DX並みの高感度カメラを所有する島民がそう多くはいるとは思えないからだ。

「菊の井」の菜の花と小柱の辛子和え
http://www.digibook.net/d/f895e91b91dc00f1f68d3d047223770e/?viewerMode=fullWindow


湖鏡庵(佐渡市新穂潟上)    投稿者:佐渡の翼

2014年07月21日 04時12分55秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

県道南線を真野方向から両津に向かって進むと、潟上の集落開発センターを過ぎたあたりで道は下りになる。まもなく牛尾神社が見えようかと言うあたりで左に渡辺産商へと到る道がある。ここを左折すると、やがて右斜め後方に真新しいコンクリート製の参道を見つけた。地図の位置から判断すると、この付近に湖鏡庵がありそうだったので近くの民家で確認したらば、そこは湖鏡庵に到る裏門との事だった。素封家の檀家の人が寄進したらしく、この参道は1作年の7月に完成したばかりのようであった。「佐渡へんろ」と言う本に、「湖鏡庵の境内から見える加茂湖の景色は加茂湖八景に数えられている」と記載されていたが、現在の境内からは生い茂る樹木に遮られ、加茂湖を見ることはできない。境内にいたおじさんに「加茂湖が見えるかどうか」尋ねたら「その石段を降りていき、左手に行かないと加茂湖は見えない」と言われた。本堂や境内にはさしたる面白さはなく、竹林に囲まれた石段を降りてみたら途中に「財喜坊真天」と言う名の祠が祀ってあった。これは、相川の二つ岩団三郎の四天王の一人を祀ったものである。石段を降りきると、県道に出た。どうやらここが正門への入り口のようで、県道に面してはいるものの、少し奥まっているため、発見しづらい。車がびゅんびゅんと行き交う県道からはついぞ見逃してしまうような場所に案内看板が立っていた。湖鏡庵の名の如く、その昔は湖面に本堂の姿を映していたのかもしれない。

5月19日の日記:毎日毎日、いかにしたら毎月の生活費の総額が20万円になるかで頭を悩ませている。何せ、現在の消費スタイルではとてもではないが毎月20万の定額消費など到底無理な話である。どう頑張っても14万円を消費するのがやっとだからだ。これを読んだ読者は、「君ならいくらでも贅沢が出来るだろう、無駄使いをすれば毎月20万なんてあっと言う間に飛んでいくじゃないか。我々庶民はいかにして生活費を押さえるかで苦労していると言うのに、馬鹿も休み休み言いなさい」と言うだろうが、マイル獲得にノルマを課すとこんな苦労を味わう羽目になる。筆者は、毎週日曜日にグルメマイル提携店を訪問し、5千円程度のランチを食べ、高島屋で5千円の惣菜を購入する。これらで毎月4~5万の消費になり、セブンイレブンとファミマでは、弁当や惣菜や牛乳を購入しているが、これらの毎月の消費額は2万円程度である。これにガソリン代の1万円とヘアーカットの1万円を加え、公共料金の毎月の支払い分である4万を加えても、合計14万にしかならず、目標額の20万達成のためにはあと6万ほど無駄使いをする必要がある。可愛い靴下は見つけ次第購入しているが、毎週のように買える訳ではない。結局、毎月6万ほどを繰り越していき、貯まったお金を後でどかんと高級カメラ機材購入にでも当てるしか消費する術がないのが現状である。金持ちがマイル貯めにノルマを課すとこんなつらい目に合う。

コラーゲンゼリーとキウイのサラダ


7月からファミマのポイント制度が改正された   投稿者:佐渡の翼

2014年07月20日 03時10分27秒 | ANAプラチナプレミアムカードとマイル

6月一杯、キリンのレモン酎ハイ(152円)が、Tポイントプラスの販促商品(1個20ポイント)に選定されたため、筆者はマイル貯めを目的に、この商品をショッピングポイントが二倍になる毎週火曜と土曜にまとめ買いするようになった。カクヤスで買えば安く買えるのだが、筆者は高く買うのが目的ゆえ、渡りに船とばかりにこの酎ハイを買い漁った。火曜か土曜にこの酎ハイを一個買えばANAカードマイルも含め12.3マイルが得られる。ファーストクラスの無料航空券の取得を目指す筆者に取っては、1マイル=20円の価値があるので、総計246円の価値となり、儲けは94円となる計算だ。更に、アサヒビールが販売している十六茶(172円)もTポイントプラスの販促商品(1個20ポイント)になっていたので、これもマイル貯めを目的に時々購入した。これらの努力の甲斐があり、筆者はコンビニ消費で毎月500マイルを獲得している。

ところが、7月5日からこのポイント制度が改悪されたようで、これまでは100円の買い物で一律1Tポイントが貰えたが、7月からは、前月の買い物金額の実績に応じて得られるポイント数が変動するファミランクなる制度が導入されると言う。それに寄ると、毎月の買い物額が5,000円未満の場合は、200円に付き1ポイント(つまり、100円に付き0.5ポイント換算)しか貰えず、5,000~15,000円未満の場合は200円に付き2ポイントが貰える制度(従来どおりだが、200円未満の買い物ではポイントは付与されない)に改悪される。だが、高額買い物者への優遇措置として、毎月の買い物額が15,000円以上であれば200円に付き3ポイントが貰える制度を新たに設けたし、毎週火曜と土曜はショッピングポイントに加えてクレジットカードポイントも二倍になる(Tカードのクレジットで購入した場合)制度にしたので、ファミマでの購買促進に繋げる狙いがありそうだ。だが、よく考えてみると、従来の小額買い物者も高額買い物者も一律割合のポイント付与制度であった事自体が不公平であり、今回の制度改正は改善と言った方がいいのかもしれない。同じ大手コンビニチェーンのセーブオンもこの制度導入へと追随するのは時間の問題だろう。

7月20日の日記:案の定、筆者の虚構新聞ネタを真似する島内関連ブロガーが現れ始めた。普段真面目腐った文章を書いているブログほどこのネタをやると効果は絶大となる。当ブログの場合は最初っから嘘だと分かるネタ書きで始まるので、読者も「ああ、又いつものあれか」と肩肘張らずに気軽に読んで笑えるが、「朱鷺はこうやって鳴くぞ」と言われたら、普段朱鷺の鳴き声などを聞いた事がない島民などは容易に騙される。ま、そうやって面白さを増せばアクセス数は嫌でも上がるので大いに当ブログの真似に勤しんで頂きたいと思う。


北條家住宅(佐渡市金井泉地区)   投稿者:佐渡の翼

2014年07月19日 03時03分57秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

この住宅は個人の所有物だが、茅葺の屋根の保守保全補修にはかなりの資金が必要である。更に15~20年程度で屋根を葺き替える必要があり、その費用は一坪当たり12万円で屋根全体では500万近くもすると言う。よほどの素封家でなければこのような住宅は維持できまい。北條家の祖先は医業を営んでいたそうだが、その子孫もいまだに医家かどうかは知らない。合掌造りなどの家屋の茅葺の屋根は雨漏りの恐れがあるため急勾配な造りになっているが、この北条家住宅の屋根はそれほど急勾配にはなっていない。雨漏りしにくいような内部構造になっているのだろうが、その事に付いて記載した文献を見つけた事はない。民俗歴史学者や古民家研究家ならいとも簡単に答えを出すのだろうが、筆者はその方面に明るくはないので雨漏りしにくい理由は謎としか言えない。茅葺は母屋だけではなく、その端正な姿にタウトが惚れ込んだと言う長屋門の屋根にもある。この門の壁と柱と茅葺屋根は微妙な諧調を形作っており、正に和のハーモニーと言えるかもしれない。春の桜、そして新緑の今頃、秋の紅葉、冬の雪の頃と、四季折々に訪ねたい古民家である。

7月19日の日記:ANAマイレージクラブのウエブサイトに「Social sky park」と言うコーナーがある。「海外へ行ったら何を買いたい?」とか「母の日に何を贈りたい?」などと言う他愛もない質問に適当に1行程度の答えを書いて投稿するだけで、一問に付き25skyコイン(25円相当)が貰えるサイトである。フェイスブックかツイッターからの投稿に限られるが、得られたスカイコインの有効期間は1年で、ANAのショッピングサイトであるastyleでの買い物や、航空券及び旅行商品の支払にこのコインが使用出来る。毎日まめにチェックして適当に答えておけば、年間5,000コインの獲得も可能であり、お暇な方は是非このサイトを覗いて見て欲しい。なお、SKYコイン→ANAマイルへの交換はできないし、SKYコインでの購入分についてはマイルを貯められない。

長屋門

シトラスが香る、アスパラガスサラダ、ビシソワースソース
http://www.digibook.net/d/c4458dfb801f0a616a0725944629360c/?viewerMode=fullWindow


若宮八幡神社内の北兄弟の彰徳碑     投稿者:佐渡の翼

2014年07月17日 04時54分27秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

佐渡市両津の湊地区に生まれた「北一輝」とは、戦前の日本の思想家、社会運動家、国家社会主義者である。彼は、明治維新の本義は民主主義にあると主張し、「天皇は雲上人で、神聖にして犯すべからざる存在で、天皇が国家国民を支配する」と言う明治憲法下における天皇制を激しく批判した。すなわち、天皇の下にある国民ではなく、国民の代表が天皇であるとし、天皇は公民と共に政治に携わるべきであるとした。国家体制は、基本的人権が尊重され、言論の自由が保証され、華族や貴族院に見られる階級制度は本来存在せず、また、男女平等社会、男女共同政治参画社会など、これらが明治維新の本質ではなかったのかとして、再度、この達成に向け『維新革命』『国家改造』が必要で あると自著で主張した。現在では、天皇は国家の象徴であり、国政には一切関与しないので、北一輝の「天皇の国政関与」の考え方を除けば、国家体制の考え方は現代とほとんど変わらない。

天皇絶対主義を貫く当時の内務省は、北の考えを”危険思想”とした。後に、北に直接の関与はないが、この主張に感化された若手将校たちによる二・二六事件で、1937年(昭和12年)8月14日、北は民間人だが、特設軍法会議(一審制)にかけられ、非公開・弁護人なし・上告不可のもと、理論的指導者の内の一人として死刑判決を受け、5日後、銃殺刑に処された。よって、北が、生前にその『維新革命』『国家改造』の実現を見ることはなかったが、8年後、連合国軍が、軍国主義を突き進む日本を武力で倒し、占領政策を実施したGHQ主導による日本の戦後改革で実現されたものの中には、北の主張も多く含まれている。

以上はウイキペデイアからの引用文を分かり易く改変し纏めたものであるが、要するに、国民の意見を広く聞く、天皇による親政政治こそが理想だと説いたのであろう。天皇の政治利用が厳しく批判される現代に於いては、到底受け入れがたい思想だが、これ以外にも私有財産の制限などと言った、共産主義的な考え方も主張しているようである。「北一輝」論について語りだすと、到底このブログの守備範囲に収まるものではないので、このくらいにしておくが、北一輝とは、要するに、佐渡が生んだ有名な国家社会主義者と覚えておけば良かろう。だが、北の存在はその後の佐渡の発展や観光振興に貢献したわけではなく、むしろ、2.26事件を首謀した「皇道派」青年将校を感化し、国家転覆行動の誘因を作ったとして、負のイメージを持たれており、近代昭和史に詳しくない観光客は北一輝の生家などは気にもせず素通りして行く。北一輝、玲吉の彰徳碑が若宮八幡神社内にあるが、この彰徳碑に眼を留める人はそう多くはあるまい。

7月17日の日記:日々学ぶ事が多い筆者だが、今日は無料特典航空券の取得方法について学んだ。目出度く120,000マイルを貯めた後、ファーストクラスの無料航空券を予約しようとしても、すんなりと旅行希望日に座席が確保出来る訳ではない。航空会社が無料航空券を割り当てるのは、空席を有効活用するのが目的である。具体的にどのくらいの数の席が無料航空券保持者用に確保されているかは不明だが、少なくとも観光繁忙期に無料航空券での予約を試みても予約画面には「空席待ち」表示しか出て来ない。「空席待ち」は例え空席が出たとしても、それはブロンズクラス以上の上級会員に優先的に割り振られるため、一般会員が「空席待ち」にエントリーして予約を確保するのは至難の技である。だが、ゴールデンウイークの前後やお盆明けなどの時期には空席が設定され易いので、こうした繁忙期の隙間を狙って予約するのが賢いやり方だ。

ファーストクラスと聞くと、その乗客には、芸能人、高級官僚、政治家、会社の社長、国連機関の高等事務官、政府関係者などを思い浮かべるが、現実は、ビジネスクラスで頻繁に海外へ出張するサラリーマンが、貯め込んだマイルでビジネスからファートクラスにアップグレードして搭乗する例がほとんどだそうだ。それゆえ、出張客が多い金土日月発の便のファーストクラスはほとんどが空席待ち表示になっていて予約が取りずらいのが現実である。従って、比較的出張客の少ない、火水木発の便には空席が多く、これらの平日出発便を選択すれば往復のファーストクラスの予約は取り易くなる。ファーストクラスでの欧州往復旅行は2015年秋の予定であるが、座席の確保は2015年4月頃になる予定だ。

揚げ豆腐の野菜あんかけ
http://www.digibook.net/d/d9d5a7db81190ab1fbebb536f628f71e/?viewerMode=fullWindow


4Kテレビ       投稿者:佐渡の翼

2014年07月12日 04時45分20秒 | 佐渡の翼の独り言

6月2日に試験放送が開始された4Kテレビは、フルハイビジョンの4倍の画素数を誇る高画質テレビである。写真の画質はカメラ本体の画素数だけで決まるものではないが、テレビの画面も画素数だけの勝負にはならない。同じ4Kテレビでもメーカー毎に画面の明るさや鮮明度が異なるのはそれぞれのメーカーの製作技術の差であろう。筆者は5月25日にビックカメラのテレビ売り場で、ソニーがこの5月に発売したばかりの最新型の4Kテレビのテレビ画面を見た。確かに従来機種に比べると明るさが増しているし、明るさの程度が画面全体に均一である。お値段は60インチで60万だから1インチ=1万円であるが、多分1年後には50万ほどに値下がりしているであろう。4Kテレビの本放送が 開始されるのは、リオデジャネイロオリンピックが開催される2016年からだが、筆者は、2015年の5月に60インチの4Kテレビを購入する予定である。売り場担当者に言わせると、4Kテレビは、ソニーが圧倒的に優位で、次いで東芝とパナソニックの順だそうで、シャープ製は画面が暗くて話にならなかった。店員さんは「ソニー製は、画面全体がフラットで、他メーカーのように、四方の画面枠の部分との間に段差がないのが特徴」と続けたが、それがどのくらいの利点を持つものかについては明らかにしなかった。試しに地デジ放送を4Kテレビの画面で見てみたら、いつも家で見ているテレビ画面の画像とほとんど変わりばえしないなと思った。

トップ画像は、2004年11月に購入したシャープ製の45インチ液晶テレビで、画面はNHKニュースである。

7月12日の日記:マイルを貯めだしてから筆者は毎日ANAマイレージクラブのHPにアクセスしている。と言うのは、時々お得なキャンペーンを展開しているからだ。佐渡島民には縁のない話で申し訳ないが、ANAはセブンイレブンと高島屋と提携関係にあるため、これらのお店での買い物をANAカード払いにすると、200円に付き1マイルが自動加算されるが、一ヶ月程度の期間限定でこれが2マイルに増えるダブルマイルキャンペーンが張られる事がある。この恩恵に預かるためには参加登録が必要であり、従って毎日マイレージクラブのHPをチェックしなければならないのだ。

三色トマトのサラダ


ラ・ブラッスリー(帝国ホテル東京)   投稿者:佐渡の翼

2014年07月10日 04時44分20秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記

6月1日、東京は最高気温33度と、猛暑日一歩手前の暑さとなった。今日から9月末までの三ヶ月間、毎日暑さとの戦いになる。今年も早半年が過ぎた、何だかんだと言っているうちに年末年始の準備の時が来る。佐渡市地域起し協力隊などの佐渡市の臨時任用職員の最長雇用期間は3年だが、そんなものは瞬く間だろう。総務省からの補助金が打ち切られ、雇用期間が終了すれば、彼らの発信したブログやフェイスブックは途端に更新を中断し、後にはむなしさしか残らないのが常だ。彼らの活動のお陰で観光客は増えたのだろうか?地域の人々の暮らしは豊かになったのだろうか?地域の知名度は上がったのだろうか?答えは全て否であり、そこにあるのは、臨時任用職員の自己満足感と達成感だけである。国からの補助金で運営されているので、満足な成果を上げられなくとも佐渡市は痛くも痒くもない。総務省は総務省で、予算さえ消化して貰えばそれでいいので成果などは二の次三の次である。かくして数年おきに似た様な事業が繰り返されて行く。集落に住む人々の中には有難迷惑に思っている人がいるかもしれない。「地域と人との繋がりと称しながら押しかけられてもなあ~、うちの集落は寂れたまんまが似合うんだよ、そっとしておいて欲しい。無理やり地域起しをされても数年後には撤収で後はほったらかしじゃあねえ~」と。そして佐渡市はこう言うだろう「すぐに成果に繋がらなくてもいい。その活動が下地になって数年後に花咲けばいい」と。

とまあ~、世の中様々な考え方があるので一筋縄では行かないと言う事を言いたかったのだ。筆者はこの日、帝国ホテル地下1階にある「ラ・ブラッスリー」を訪ねてみた。午前11時半の開店と同時にお店にお邪魔した。このお店はその名の通り、レストランほど肩肘を張る訳ではないが、ビストロほどくだけてもいない、その中間に位置しているので気軽に立ち寄れる。従って小さな子連れでも入店可能である。訪問当日はそんな家族連れ9人の団体さんまでいた。筆者は、前菜、スープ、メイン、デザートから成るコース料理、Cランチ(税サ込み6050円)を注文した。鶏肉が苦手と伝えたら、鴨肉も駄目だと理解されたようで、前菜は野菜のテリーヌに取り替えられていた。テリーヌ部分の塩味が少し強めである。次いで、牛肉とオマール海老から出し(ブイヨン)を取った、ダブルコンソメスープ。通常のコンソメとの違いは、一度煮出したスープを更に煮込んで二度出しした濃厚な味わいだそうだが、筆者にはちと濃厚過ぎた。メインは米国産牛のフイレ肉のソテーで赤ワイン風味のソース添え。これにポテトピューレと温野菜が付属していた。肉は柔らかいものの、やや甘味に欠ける味わい。最後のデザートはワゴンから好きな物を好きなだけ選べたが、苺のミルフイーユとカスタードプリンの二つだけに留めておいた。全体に卒はないが、何となく華麗さに欠けるようで、いつものさすがの帝国ホテルとは行かなかった、この日の豪華ランチだった。

お店の入口

メニュー

テーブルセッテイング

店内の様子

前菜のテリーヌ

パン

スープ

お肉の断面

デザート

紅茶


ピエールガニェール(ANAインターコンチネンタルホテル)  投稿者:佐渡の翼

2014年07月08日 04時47分05秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記

今年の2月に、7月の羽田長崎往復の航空券を最安値の旅割り価格で購入したが、それは「5か月前に購入すればこんなに安く買えるんですよ」と言う事実を読者に示すためのデモンストレーション用であった。筆者は、行きの羽田→長崎間のフライトをキャンセルし(航空券価格は13,690円でキャンセル料は手数料を含め4850円)、5月20日に改めて同区間のプレミアムクラスの航空券を予約し直した。プレミアムクラスのウエブでの予約は、搭乗日の2か月前の午前9時半から開始される。午前9時半にウエブを開いてみたら、プレミアムクラスにはまだ誰も予約を入れておらず、最上等の一番前の1K席を指定できた。お値段は50,890円だが、このうち520円分はスカイコインで支払った。エコノミーの最安値価格に比べると35,000円以上も高いが高いだけの価値はある座席だ。

さて、筆者は5月25日にミシュラン★★のフレンチレストラン「ピエールガニェール」を予約しておいた。一ヶ月前にウエブで予約したが予約確定まで1週間も待たされた。そして予約日の3日前に予約確認のメールを送付して来ると言う徹底振りであった。筆者は午後12時の開店時間の5分前にお店に到着した。案内役のスタッフは男女共、上下が白と黒の組み合わせで実にシンプル。この6月11日にオープン予定となっている、ハイアット系が手掛ける日本初上陸のホテル「アンダーズ」が入居する東京の新名所「虎の門ヒルズ」が目の前に見える窓際席へと案内された。前回訪問時は入口に近い席だったので、完璧なアップグレードであった。筆者は、日替わりメニューである「カルテ ブランシェ」(税サ込5114円で、アミューズ、前菜、メイン、デザート、小菓子、紅茶付き)を注文した。「お食事前のお楽しみ小前菜であるアミューズは、手前から時計周りに、栗のペーストトリュフ風味、生姜とアーモンドのクッキー、チョコピスタチオのうさぎのリエットで、どれも濃厚かつ芳醇な味わいのおつまみ。手で摘まんで食べる形式のため、この時だけ布製のおしぼりが供された。パンは、ピスタチオとドライフルーツを入れたトーストパン、パンブランと言う卵とミルクをふんだんに使用したパン、天然酵母を使用したパンドカンパーニュ(自家製パンの事)の三種である。次いで、前菜は、帆立のグリエ(白と緑のアスパラガス添え)オレンジソース、西瓜のガスパッチョ(細かく刻んだ西瓜、パブリカ、アオリイカ入り)、メロンのシャーベット(ハーブのジュレかけ)の三品。どれも旬の食材を使用した手の込んだお料理で、シンプルでありながら目を楽しませる事を忘れない。メインはホウボウのポアレで、ソースはフォンドボーとイベリコ豚から取ったソースを合わせた濃厚な物。ホウボウの下にはベーコンがあり、付け合わせはういきょうと言うお野菜とグリンピースのピューレ。どのお料理も照明環境が抜群のため、ぎりぎりまで寄っての撮影が可能で、トリミングの必要性が全く無かった。デザートは苺、マンゴー、ピスタチオのメレンゲと各種マシュマロ!盛り付け方が実に綺麗だ!紅茶に付属している小菓子は、ガニェール特製のチョコガナシェとリンゴのジュレ。全てを美味しく平らげてグルメマイルを貰った後帰路に付くと、若き赤坂洋介シェフがお見送り。このシェフ、惚れ惚れするほどのイケメンである。エレベーターまで見送ってくれたスタッフが「お写真を御撮りになっていらっしゃいましたが、ブログにでもお載せするのでしょうか?」と問うて来たので、筆者は「はい、美味しかったと書いておきますよ」と答え、いつものさすがのピエールガニェールを後にした。

お店の入口

テーブルセッテイング

目の前に虎の門ヒルズが見える

さりげなくクリスタルが置かれていた

アミューズ

胡瓜は、マスカルポーネと白胡麻で食べる

ピスタチオとドライフルーツ入りのパン

自家製パン

帆立のグリエ

西瓜のガスパッチョ

メロンのシャーベット

デザート

紅茶

小菓子


日本料理「旬房」(グランドハイアット東京)     投稿者:佐渡の翼

2014年07月06日 02時10分57秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記

5月の黄金週間の喧騒が終了すると次はお盆である。お盆何てあっと言う間にやって来る。そしてお盆が過ぎると秋風が吹き始めやがて相川祭りの時期となる、その祭りが終われば佐渡は冬支度に入り、年末年始の到来である。年が明け2015年の4月になると、筆者は真の自遊人になれる。1年何てあっと言う間だし、秋のヨーロッパ旅行から帰国したらすぐに次年度のヨーロッパ旅行の無料航空券の手配をせねばならぬ。息つく暇がないのが現状である。

5月も中旬になると東京は半袖でも充分なほどの陽気になる。そんな中、5月18日に筆者はグランドハイアット東京6階にある日本料理「旬房」を訪ねてみた。午前11時半丁度にお店にお邪魔したら、奥の4人掛けの木製のテーブル席へと案内された。一枚板を使用した丸テーブルでなかなか豪華な造りである。筆者は彩り弁当「旬彩」(5100円)を注文した。先付は「筍豆腐の岩海苔かけ」であるが、変わっていて美味しいおつまみだ!次いで、三段重になったお弁当が運ばれて来た。一段目の口取りは、鮪の赤味、もずく、海老、蒲鉾、鰊の昆布巻き、卵焼き、笹ちまきなどで、二段目の揚げ物は、鴨茄子の間にチーズを挟んで揚げた物、野菜の炊き合わせ、山椒煮、蕗の煮物である。三段目はサーモンの照り焼きとイベリコ豚の炭火焼であった(画像)。ここ旬房では、日本料理なのに、洋風のお料理が必ず一品付いて来るが、ハイアット系のホテルは外人宿泊客の比率が高いせいだろう。お食事は筍、椎茸、牛蒡などが入った炊き込みご飯と豆腐の赤だし味噌汁と香の物。デザートは端午の節句らしく柏餅であった。どのお料理も卒なく纏められていて実に美味しい!なまじ英語が分かるだけに周囲の外人さんらの会話が小耳に入って来た。彼らに刺身の味が分かるのかどうか疑問だが、彼らは器用にチョプステイック(箸)を操りながら刺身を食べていた。ブラジルからの観光客とおぼしきカップルは盛んにタブレット端末でお料理を撮影していた。六本木は、いかにも薬物をやっていますと言った風情の怪しげな風体の黒人や薬の売人っぽい得体のしれない連中がうろうろしており、新宿や渋谷とは違った感性の街のような感じだが、麻布署の前には常に警察官が見張りをしており、治安はいい。これだけ外人密度が高いと、2020年の東京オリンピックの頃には外人で溢れ返りそうな街だが、ファッショナブルな人が闊歩する街でもある。筆者は、税サ込の6224円を支払い、62マイルのグルメマイルを獲得した後、旬房さんを後にした。

お店の入口

テーブルセッテイング

店内の様子

テーブル席の御客さん

先付

口取り

揚げ物と野菜の炊き合わせその他

お食事

デザート


電子証明書         投稿者:佐渡の翼

2014年07月04日 04時51分26秒 | 佐渡の翼の独り言

筆者はこれまで確定申告の際は申告書を手書きした上で、源泉徴収書などを添付した後それを最寄りの税務署へ郵送するか直接持参していた。その作業を、佐渡では当たり前になっている電子申告でやろうと思ったきっかけは、Edyチャージのために「パソリ」を購入し、これが電子申告の際にも利用出来る事に気付いた時であった。何しろ筆者は住民基本台帳ネットカードですら取得していなかった。そうする必要性がなかったからに他ならないのだが、このカード取得の手続きは都内在住者なら区役所本庁に出向かなくとも、近くの区民事務所で行えるし、昼休みなどを利用すればさほどの時間はかからない。まず最初に住基ネットカードの申請を行う。その際本人確認のために免許証とクレジットカードの両方の提示を求められた。申請書に必要事項と4桁の暗証番号を記入すると、二週間ほど後に手紙が郵送されて来る。同封された書面に住所氏名を記載し、それを区民事務所に持参すると、住基ネット兼電子証明カードが即日発行される。発行までに要した時間は20分ほど。手数料は、前者が250円で後者が500円であった。このカードがあれば、住民票や印鑑登録証明書、戸籍謄本抄本などは近くのコンビニで交付可能である。

翻って、佐渡ではどうかと言うと、住基ネットカードの発行は島内の市役所各支所(旧町村)で可能だが、電子証明書の発行には市役所本庁まで出向く必要があるとの事で、これらは即日発行可能だそうだ。都内の区役所でも同様だが、佐渡では認印も持参せねばならず、気軽にと言う訳にはいかない。ましてや住基ネットカード利用で島内セーブオンでの住民票や印鑑登録証明や戸籍謄本抄本の発行などは不可能で、佐渡はネットが発達している割に公的証明書の取得に時間がかかる。パスポート取得の時もそうだったが、昼間勤務の人に取り、佐渡はそうした証明書の取得に不便な土地だと思う。なお、住基ネットカードの有効期間は10年だが、電子証明書の有効期間は3年であり、更新期間が違うので注意が必要だ。

スパイシーなグリル野菜と海老のサラダ


i8ロードスター動画1

i8ロードスター動画2

i8ロードスター動画その3

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「佐渡の翼」の記事内容は、調査スタッフ個人の、お店や宿泊施設に対する感想や意見を記述したものです。これらは、すべての読者が感じる内容とは必ずしも一致しません。「佐渡の翼」に掲載された記事を参照した後、読者ご自身の判断で行動した結果、生じた損害・損失について、当ブログは一切責任を負いかねますのでご注意下さい。更に、お店の外観写真やメニューはあくまでも取材時点でのものであり、最新情報とは必ずしも合致しておりません、重ねてご注意下さい。佐渡島内の焼肉屋と焼き鳥屋は調査の対象外です。これらのお店に関する情報をお求めの方は「佐渡なび」(http://www.sadonavi.net/)にアクセスしてお調べ下さい。なお、当ブログで紹介後に営業を休止したり廃業した飲食店は、宿根木の日本料理の名店「菜の花」(2013年4月に東京上野桜木で再オープン。電話番号:03-3827-3511)、小木の新保屋食堂」、佐和田の居酒屋「侍」、佐和田の中華料理「潤采」と「洛陽」、佐和田のラーメン大学「かねふく」、佐和田のラーメン店「燕人」、佐和田の喫茶店「トムキャット」、佐和田のイタリアン「バール・フェリチータ」、佐和田の「石川食堂」、佐和田のラーメン屋「げんき家」、佐和田のキャバクラ「パレス」、八幡のスナック「メンソーレ」(カラオケ、ココルに変身)、二見のラーメン屋「二見食堂」、真野の「寿司正」(後継は洋風のお店になる模様)、相川の「りき寿司」、相川ののら犬カフェ、金井の蟹料理専門店「かにっこ」、金井の食堂「ランチ@さとにわ」(佐和田へ移転)、金井のスナック「花音」(スナックyy'78に変身)とスナック「リバーサイド」(居酒屋兼食堂:クッチーナに変身)、畑野の食堂「菜花村」、両津の喫茶&レストラン「アン」、両津のファーストフードの店「マックス」、両津の「彩花停」(海結に変身)です。なお、紹介後に閉館したホテルは小木の「ニュー喜八屋」、佐和田の「シルバービレッジ」(改装され、ホテル浦島東館として再スタート)、相川のホテル「さどや」、えにしの宿「新ふじ」、相川やまきホテル。廃業した旅館は、小木の「ごんざや旅館」と相川の「中山旅館」です。 2018年8月10日現在の情報に基づいています。

佐渡の翼管理人

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