4月の佐渡は島祭の最盛期であるが、延々2か月に渡って続いて来た平成26年度の佐渡相川祭りのレポートも本日がいよいよ最終日である。年に一度のお祭りの日は、地元集落の人々だけではなくそれを見物する観衆達も血が騒ぐ。年に一度だけ庶民が神になる日、それが祭りであるが、相川祭りの神々のパワーは相川の底力を見せ付けるのに充分であった。
夕白町大神宮の御旅所を出立した神輿は、境内で右回転をした後、路上に出た。路上に出たら今度は左回転をしてから進む。この時棒組の頭は神輿にシキを踏ませた。この神社ではシキを踏むしきたりになってはいたが、それ以外にも多分神輿の担ぎ手の士気を上げ、狭い路上で互いの足が絡まないようにとの安全上の配慮もあったのだろう。提灯行列の先導で神輿は相川病院及び佐渡奉行所のある地点を目指して降りて行く。神輿と時鐘楼のツーショット撮影の機会を逃した筆者は、代わりにと神輿とライトアップされた奉行所のツーショットを狙った。奉行所前の道路は時鐘楼前のそれよりも広いため、夜陰に乗じながら道路の中央部に陣取り、下からのアングルで迫り来る神輿を捉える事が出来た。以下に迫力たっぷりのショットの数々を掲載するが、素敵な被写体役を務めてくれた、華岡君を初めとした神輿軍団の男性氏達に一言感謝の弁を申し上げたい。更に神輿の道中安全管理に努めてくれた、お祭り実行委員会の方々にもこの場を借りて厚く御礼申し上げたい。そして筆を置くにあたり、長期間ご愛読頂いた読者諸姉諸兄の皆さんにもお礼申し上げたいと思う。