佐渡の翼

佐渡の観光名所紹介、佐渡の宿泊施設の宿泊記、佐渡の全飲食店と東京都内高級レストランの食べ歩記、ヨーロッパ及び国内旅行記事

i8ロードスターのPR動画を記事の最後尾に貼り付けました

動画に登場するi8ロードスターと全く同じ車体カラー、ホイール、内装、の右ハンドル車が、8月6日に千葉港へ到着し、通関手続きが完了いたしました。そして、新車整備、車両登録も完了し、9月2日に無事納車されました。従いまして、日本上陸第一号となったi8ロードスターの全貌を、9月6日に当ブログ上で公開いたしました。9月18日には、Keiyo BMW千葉北支店のフェイスブック(https://www.facebook.com/keiyo.bmw.chibakita/)でも紹介されました。このフェイスブックには、スマートキーをリモコン代わりに使用して、i8ロードスターの屋根を開閉する動画も掲載されています。更に、7月6日に発売されたホンダS660のcomplete modelである、ModuloXは、9月23日に無事納車となりました。 2018年9月24日現在

i8ロードスターPR動画

https://twitter.com/i/status/988688999794409472

トゥールダルジャン(ホテルニューオータニ)    投稿者:佐渡の翼

2017年06月20日 06時21分44秒 | 恋人とのデート記事

2016年の3月8日、筆者は恋人を伴い、ホテルニューオータニ内にある高級フランス料理のお店「トゥールダルジャン」を訪ねた。午後6時30分の予約時間に間に合うように、ハンドレッドステイ前で彼女をピックアップした後、ニューオータニのいつもの充電駐車場にi8を停めた。「トゥールダルジャン」は鴨料理が有名で、鴨には全て通し番号が付されており、鴨を食べた時は、その番号札が客に配布されるしきたりになっている。

その日は前日から振り続いた雨が上がり、4月下旬から5月上旬並みの陽気となった。だがさすがに夜は冷え込んだため少し気温が下がり、スプリングコートを着用してホテルのロビー階へと向った。レストランの入り口で名前を告げると、両側に、来店した著名人の色紙が飾られた廊下を進みながら奥の間へと案内された。内部はロココ調だが、いかんせん壁の木材などが劣化し始めており、パリの「ル・ムーリス」のような豪華絢爛さは感じられなかった。部屋の内部はかなり広く、まるで結婚式の披露宴会場さながらであった。筆者らは一番奥まった席へと案内された。今日の恋人は、シンプルなグレーのハイネックニットにベージュのスカート姿で、オフホワイトのイアリングだけを身に付け、ネックレスなどは身に付けてはいなかった。だが化粧は普段よりはやや濃い目で、頬紅などもそれとはっきり分かるようなメイクアップ具合だった。

筆者らは「シュノンソー」と言う18,000円のコース料理を予約しておいた。前菜は、「サヨリのロワールワイン風味と根セロリのレムラード」であったが、セロリが苦手の彼女用には別のお野菜で作成したお料理が供された。第二の皿は、「プーラルド(若鶏)とフォアグラのミルフイーユ、フランス産ホワイトアスパラガスと菜の花のソース」である。鶏が苦手の筆者用には「白身魚のフラン」と言うまるでプリンのような味わいの料理が用意されていた。メインの魚料理は「サンドルと言う欧州の川魚のポアレのシャンピニオンソース仕立て、フイレンツエ風アリュメット添え」である。お肉料理は「柔らかくて身がピンク色のフランス産子牛フィレ肉のケイパーソース、色彩豊かな野菜のグラッセと共に」である。どれも美味しくていちいち味の具合を語る気もしなくなるほどの出来映えだった。

デザートは「フランス風苺とメイヤーレモンのバヴァロア」であり、最後の紅茶には小菓子として、チョコフイナンシェ、栗のシュークリーム、チョコケーキが付属していた。紅茶を飲み干す頃に、ウエイター氏がチョコを入れた箱を持って来て、お好きなチョコをお取りくださいと言ったので、筆者らは二つを頂いて食べた。

今日も楽しいフレンチデイナーデートだった。

恋人の横顔紹介

鴨のクリスタル

キャンドルがムードを盛り上げる

店内の様子

パン

前菜

彼女用の前菜

彼女は鶏肉は食べられるのでこのような料理になった

筆者の前菜

魚料理

は、サンドルと言う欧州の川魚

メインのお肉料理

デザート

レモンのバヴアロア

と、苺

紅茶

それに付属していた小菓子

チョコフィナンシェかな

栗のシュークリーム

チョコケーキ

二種類のチョコ

二つとも

同じ味だった


銀座「花郷」のお料理の数々    投稿者:佐渡の翼

2017年03月20日 04時08分03秒 | 恋人とのデート記事

まず先附は、「煎り豆 小巻寿司 蓬麩安倍川 鰯土佐煮 蘭花一寸豆 蕨 梅人参 花弁百合根、唐墨大根」であり、どれも繊細な味わいで、彼女は盛んに「美味しい!」を連発し、上々の、スタートであった。吸物は、「卵にすっぽんの身を混ぜた丸玉 焼餅 焼葱 針葱 露生姜」で薄塩味でダシが良く効いていた。御造りは「鮪とろ 河豚薄造り 鮑 細魚(さより) あしらい一式」で、彼女は河豚の薄造りに文字通り舌鼓を打っていた。貝類が苦手の彼女用には、鮑の代わりに雲丹が提供されたが、彼女は「鮑は食べられますが、雲丹は大好きなのでこれはこれで良かったわ」と言った。煮物は「穴子牛蒡煎り煮 大根 菊菜 針柚子」で、旬の堀川牛蒡を穴子の身で巻いてあったが、この穴子がまるで油揚げのような外観で、面白くそして非常に美味しい一品だった。彼女は鰻も穴子も大好物だと言った。焼物は、「鱒蕗味噌焼 はじかみ 河豚塩焼 酢橘」である。河豚には塩を振りかけ、その後に酢橘の絞り汁をかけて食べると美味であった。

お凌ぎは、「慈姑(くるみ)胡桃和え 菜の花 針紅白人参」で、まるでお菓子でもたべているような味わいだった。強肴は「特選米沢牛網焼き サラダ アスパラ トマト」であるが、山葵が添えられていた。彼女は香りが強い物は嫌いだと言いながら、山葵だけは例外で、何にでも山葵を付けて食べるのが趣味だと言う。米沢牛網焼きは柔らかくてとっても美味しい。最後のお食事は、「桜海老と筍の釜炊きご飯 赤出汁 漬物」である。ほどよく炊かれたお米の美味さを存分に堪能出来た。先回のパークハイアット東京の日本料理「梢」ではあまりの量の多さに、ご飯を少し残した彼女だったが、今日はすいすいと全てのお料理を美味しそうに完食していた。デザートはパイナップルと苺とカステラである。

この日もお互いの両親兄弟の話やお互いの過去の経歴など、かなり踏み込んだ部分に付いても話し込んだ。気が付くと、時計の針は午後9時45分を指しており、入店から3時間が経過していた。お代を支払いコートを着用した後、僕らは寒風吹きすさぶ銀座の街へ出た。ハイヒールを履いた彼女は筆者よりも心持ち背が高く見える。全国各地のご当地出身ホステスさんを指名出来る、田舎から上京したおじさん達御用達のキャバレー「白いバラ」の横を通って行ったら、いい気分でご帰還のおじさまを見送るドレス姿のホステスさん達が外へ出て来るのに遭遇した。それを見た恋人は「見事に大した美人はいませんでしたね」と茶化した。更に彼女は「キャバクラ何て絶対行くとこじゃありませんよね」と言ったので「その通り、キャバクラ何てろくな女はいないからね」と筆者は応じた。ちなみに佐渡唯一のキャバクラ「パレス」は、開店から7年が経過したところでババクラと化した。発足当時の20代のキャストなどは当の昔に退店し、かなり年増のキャストしか揃えられないのがその理由だった。そしていつの間にか佐渡のキャバクラは閉店しているようであった。

僕たちは和光の手前で地下街に入った。2015年の6月に日本から撤退したマキシムドパリがあった場所を左手に見ながら西銀座駐車場に到着し、料金を精算した後にi8に乗り込んだ。平日の夜の銀座の道路は空いており、30分ほどで彼女のマンションに到着した。

先付け

椀物

御造り

彼女用の御造りには鮑の代わりに雲丹が乗せられていた

煮物

店内の様子

焼き物

鱒の蕗味噌かけ

河豚の白焼き

焼き物を食べる彼女

御凌ぎ

米沢牛の網焼き

お食事

桜海老と筍の炊き込み御飯

ご飯を食べる彼女

デザート

カステラ

デザートを食べる彼女


銀座「花郷」での夕食デート    投稿者:佐渡の翼

2017年03月19日 02時34分35秒 | 恋人とのデート記事

ANAVISAプラチナプレミアムカード所持者へは、毎年3月と9月の2回、グルメクーポン成る物が送付されて来る。グルメクーポンとは、カード会社が選定した日本全国の有名レストランや料亭で食事をした際に、会員様御本人分の食事代が無料になるクーポンである。このクーポンは一人での来店では利用できず、二名以上の食事の際に有効となる。2015年の11月までは彼女がいなかったためにこのクーポンを利用する機会は無かったが、同年11月に最愛の恋人に恵まれた事により、ようやくこのクーポンが日の目を見る事となった。

2016年の2月15日、筆者は恋人を彼女のマンション前でピックアップした後に、西銀座駐車場へと向かい、ここにi8を駐車した。そして地下街を銀座一丁目の交差点に向かって進み、和光の出口から中央通りに入り、更にシャネルビルの所を左折してマロニエ通りに至った。次いでここを北上し、午後6時45分頃にデビアスダイヤモンドビルに到着した。ここからエレベーターで11階に上がると、出口では仲居さんが待ち構えていた。コートを預けた後に、10階へと降り我々は窓際の4人掛け席へと案内された。窓外には銀座の夜景越しに東京タワーが綺麗に見えた。

店内は、以前筆者が一人でランチの際に訪れた時と同様で、ピーコックと梅ノ木模様のステンドグラス、そしてハープの生演奏と言う、バブリーで和洋折衷的な内装が、和食会席とのミスマッチ感を増幅させていた。高級酒が置かれたバーカウンターやテーブル後部に飾られたチェスセットなどは、まるで銀座の高級クラブの中にでも迷い込んだかのような錯覚を与えるに充分であった。このあまりにも非日常的な空間は、夜のお高い銀座の高級日本料理屋での夕食デート、それを盛り上げるための演出としては贅沢の極みかと思われた。

恋人はこの種の場所へ来るのは初めてらしく、盛んに店内の様子を見渡しながら、「この内装は、料理屋のジャンルで言えば、どの種のお店にフイットしているのでしょう?」とつぶやいた。少なくとも日本料理屋っぽくはない。さりとて中華料理屋でもなければフレンチでもない。やはり銀座の高級クラブが一番似つかわしそうだ。だが、そうした内装が大事なデートの場所として適切なのかどうか、判断に迷う読者がいるかもしれない。

今回のグルメクーポン利用対象のお料理は一人前が29,700円である。どんな料理が出て来るのか二人とも興味津々であった。

ANAVISAプラチナプレミアムカード所持者に毎年3月と9月の2回提供されるグルメクーポン

テーブルセッテイング


日本料理「梢」(パークハイアット東京)でのデイナーデートその2     投稿者:佐渡の翼

2017年02月01日 04時21分16秒 | 恋人とのデート記事

向付けは、「香箱蟹飯蒸し、外子、内子、蟹酢飴」。香箱蟹とは雌のずわい蟹の事で、可愛い卵を蓄えた雌は「冬の赤い宝石箱」と称され、冬の味覚の代表格である。内子とは未受精卵を外子は受精卵を意味する。「ずわい蟹には紅ずわい蟹と本ずわい蟹があり、前者は茹でる前から赤色をしており、浅い海に生息し、中身はスカスカで安価だが、後者は茹でる前はベージュ色で茹でると赤色に変色し、深海に生息しているので身がぎっしりと詰まっており値段が高い」、筆者はそんな蘊蓄を傾けた。そしてこのお店の欠点は総料理長の大江さん(山形出身)がいない時は確実に味が落ちる話をした。だが、「梢」では客の嗜好や苦手食材などをデータベース化しており、誰がいつ何を食べ何を飲んだかまで細かく把握しているのだと言う。

お椀は、白味噌仕立ての汐鰤と聖護院大根(トップ画像)。茹でた鰤の上には結び人参と京菜が乗っていた。彼女は鰤が大好きで、やや甘めのそれでいてダシの効いた白味噌汁を完璧に飲み干した。御造りは、本鮪の大トロ、アオリイカ、甘海老で、例に寄って塩味の効いた緑海苔が付いており、大根と山葵も付属していた。

次の八寸は、烏賊のこのわた、鯖寿司、卵の袱紗焼き、くわいのカステラ、鰊の昆布巻き、松風焼き(筆者は赤こんにゃく)、唐墨、茎アスパラ、栗羊羹の金箔仕立ての九品であった。彼女は「美味しいんですが、何だかお節料理みたいね」と言った。

焼き物は、真奈鰹の西京焼き、舞茸フライ(赤みそかけ)、芽甘草。焼き物はいつものように絶妙な火入れ加減だが、この辺で二人共そろそろお腹一杯になりかけて来た。進肴は、伊勢海老のトマトソース煮、海老芋である。海老の身は柔らかく煮てあり、味噌とトマトを合わせたようなソースで煮込んであった。

お食事は和牛ロースの焼肉を三枚ほど山形産のつや姫のご飯の上に乗せた物だった。これにお豆腐となめこの赤だし味噌汁、香の物が付いていた。お腹がパンパンになった彼女はご飯を三分の一ほど残した。

デザートは、熟成黒にんにくと栗の茶巾絞り、黄身ソース。彼女はにんにくが苦手だそうだが、茶巾絞りの中に入っていた熟成にんにくは甘酸っぱい味で、にんにくとは思えず、彼女は平気で食べていた。先週の六碌での寿司デート同様、僕らは色々な話をした。海外旅行、お互いのライフスタイル、結婚後の生活の事、友達の話、宝石やブランドバッグの話などなどであり、気が付くと時刻は午後10時を回っていた。テーブルで税サ込みのお代54,648円を支払い、駐車券を貰ってからお店を出た。地下三階の駐車場に行くと、i8の周囲には誰も駐車しておらず、例に寄って軽々と車に乗り込んだ彼女を、新宿税務署前経由でハンドレッドステイまで送ってあげた。車のバックミラーを見たら、彼女は筆者の車が左折し見えなくなるまで見送り続けていた。

香箱蟹飯蒸し、外子、内子、蟹酢飴

お椀

御造り二人前

皿に取り分けた御造り

煽り烏賊

大トロ

甘海老

緑海苔

八寸二人前

皿に取り分けた八寸

このわた

慈姑のカステラ

昆布巻き

卵焼き

赤蒟蒻

茎アスパラ

唐墨

鯖寿司

焼き物と揚げ物

真奈鰹の西京焼きと舞茸フライ

進肴としての伊勢海老のトマトソース煮

お食事は

和牛ロース焼肉ご飯

味噌汁

香の物

焼肉ご飯を横アングルで撮影

デザートは

熟成黒にんにくと栗の茶巾絞り、黄身ソース



日本料理「梢」(パークハイアット東京)でのデイナーデートその1     投稿者:佐渡の翼

2017年01月31日 03時52分43秒 | 恋人とのデート記事

2016年1月26日、筆者は、原宿で仕事を終えた恋人を新宿京王百貨店前のタクシー乗り場でピックアップした後、西新宿のパークハイアット東京へ向かった。地下三階の駐車場に車を停め、41階にあるピークラウンジへ向かった。そして、そこから1階下に降りた40階にある日本料理レストラン「梢」を訪ねた。窓際席を予約しておいたので、八王子と高尾山が見え、晴れた日には富士山が望める西方向に向いたテーブル席に案内された。予約時に22,000円のコース料理「邑(ゆう)」をお願いしておいた。彼女は貝類が苦手だが、蛤や浅利は食べられるとの事だったので、先付けの「地蛤と菜種浸し黄身辛子和え、椎茸」は変更せず、そして最後の食事には和牛ロース焼肉ご飯をお願いした。

今夜の彼女は、ネービーの無地のシンプルなワンピースに茶のブーツ、黒のダウンコートと言う出で立ちで、相変わらず地味目なファッションだったが、年期の入った飴色皮のルイヴイトンのショルダーバッグを持っていた。彼女はネックレス、イヤリング、ブレスレットなどのアクセサリー類は一切身に付けないし、爪マニキュアもしない。化粧も濃すぎると肌を傷めるとして、薄化粧だし、茶髪は髪を傷めるとして二年前に地毛に戻したと言う。つまり万事控えめで地味で倹約家の女性である。男性と言う者は、けばくて派手な格好でこれ見よがしにじゃらじゃらしたアクセサリーを身に付けた浪費家女よりも、筆者の恋人のような女性を結婚相手に選ぶ傾向が強いのだと言う。

彼女は筆者の右側に着席した。ほの暗い照明の下で見る、ほぼ、すっぴんに近い薄化粧の彼女の顔は、肌のつやが良くすべすべしており、最高の美人に見えた。筆者は、3月28日になればi8のローン(850万円を1年ローンで返済し、毎月の返済額は約72万円)返済が完了する。返済完了後は毎月100万円が使いきれずに残ってしまうので散財せねばならぬ。そこで散財先の第一弾として、彼女が欲しがっているクリスチャンルブタンの20万円の靴に眼を付けた。筆者が「その靴を買ってあげよう」と彼女に言うと、彼女は「将来のために貯金しておきましょうよ」とでも言いたげな言外ニュアンスを漂わせながら、「そんなに使わなくていいですよ」と答えた。こんなに物欲のない女性と言うのも珍しいが、女性と言う者は、本当に愛している人に対しては、負担をかけまいとして、高額な金品購入をねだったりはしないので、その答えは「私はあなたを愛している」の裏返しなのだった。伊勢丹の靴売り場の店員は、客の購買意欲を煽るために、「このお靴は大人気でございまして、そろそろサイズが欠け始めております」とはったりを噛ましたが、多分3月になっても売れ残っているであろう。ちなみに彼女の足のサイズは24cmで身長は164cmである。従って、ハイヒールを履くと筆者と同じくらいの背丈になる。

こういう控えめな女性を女房にするとさぞかし家計管理は楽でいいなと思うし、こういう女性はへそくり術にも長けていそうな気がする。筆者が「金は使わなければ貯まらないのだよ」の持論を繰り返すと、彼女は「確かにその通りですね」と応じた。

筆者の右側に座った恋人

筆者のテーブルセッテイング

先付け


フイオレンティーナでスイーツを楽しんだ    投稿者:佐渡の翼

2017年01月24日 09時29分53秒 | 恋人とのデート記事

お金と言う物は、貯めるためにあるのではなく、使うためにある。一般の人々は、老後資金、子供の教育資金、海外旅行費用、あるいは家や車を買うなどの大きな買い物のために貯金する。しかし生涯の収入が保証された我々には老後の不安はないし、家も車も既に所有しているので購入は不要である。更に毎年ファーストクラス利用での欧州旅行も問題なく行けるくらいの収入があるし、一億円が手に入るのだから教育資金などを貯める必要性もない。つまり、余ったお金は全て自分達の人生を楽しむために使えるのだ。恋人は常に一億円の貯金を担保された状態で、一生涯お金に困らずに人生を送る事が出来る訳で、こんな幸せな事はあるまい。

午後9時にフイオレンティーナへ行くと、ウエイターのおねーさんから「ラストオーダーは午後9時半ですがよろしいでしょうか?」と問われたので、「ああいいですよ」と答えて入店し、クリスマスを過ぎてもまだ点灯しているイルミネーションが見える窓際席へと案内された。「このホテルのレストランの閉店時間は早いな」と彼女と話しながら席に着いた。筆者はストレートの紅茶を、彼女はカフェラテを注文し、更に彼女はショーウインドウに陳列されたスイーツから好きな物を選びに行った。チョコ好きの彼女のチョイスはチョコケーキであった。筆者もご相伴に預かり、二口ほど食べてみたが、ほどよい甘さで美味しかった!寿司をたらふく食べた後なのに、スイーツは別腹なのかすいすいと胃の中に入って行く。

「お互い痩せ過ぎなので少し太ろうね」などと他愛のない会話を交わしつつ、窓外のロマチックな夜景を見ながら話が弾んだ。気がつくと時刻は午後10時15分であり、お互い明日の仕事を控えており、この辺で今宵の楽しいデートはお開きにする事とした。お代の3378円を支払いお店を出た後車寄せに行き、スタッフに駐車券を渡してi8の回車を待った。i8に乗り込むといつものように、信濃町経由で新宿二丁目の交差点を右折し、そして大久保二丁目の交差点を左折して彼女のマンションへと向かった。

その道すがら彼女は、「雑誌sweetにクリスチャンルブタン(フランスの有名靴ブランドで靴底が赤く塗ってあるのが特徴)の春の新作が掲載されていたの。黒のスエードにカラフルなラインストーンを散りばめた、ヒールの高さが10cmの、可愛くて素敵なハイヒール靴が気に入ったのね。20万もするからあたしには買えそうもないけど、例え買えたとしても一張羅的な靴になり、いつもその靴履いてるじゃないって言われそうだから買わない事にしました」と言った。彼女はその靴が欲しかったのだろうが、筆者に「買ってえ~」とは言わなかった。女性と言うものは、愛する人にはおねだりしたり求めたりする事はない。それをするのは、彼氏を自分の財布代わりにしか思っていない、キャバ嬢まがいのたかり専門女だけである。

彼女が注文したカフェラテ

筆者が注文した紅茶

お弁当

ニューバランスの可愛いスニーカーをセールで購入した。



寿司の「六碌」(グランドハイアット東京)その2    投稿者:佐渡の翼

2017年01月23日 04時32分29秒 | 恋人とのデート記事

煮物は、風呂吹き大根の柚子味噌かけ、焼き葱、梅人参、鶯菜。焼き物は寒鰆の塩焼きで、生姜の甘酢漬けと金柑の蜜煮が付いていた。いずれも手間暇かけた品々で非常に美味しい!

二人は先回のクリスマスディナーの時と同様に色々な話をした。結婚後は、彼女を受取人にした一億円の生命保険に入る構想なども披露したし、新婚旅行は2018年の6月に、往復ANAのファーストクラスで、ハンガリー、ブルガリア、ローマを巡る10日間の欧州旅行と決めた。結婚後の彼女は、現在筆者が入居している75平米の3LDKマンションに住む事になるが、このマンションは社宅で家賃が無料なため、一ヶ月の生活費は二人で30万もあれば充分であり、毎月の給与からこれを差し引いても40万が使い切れずに残る計算である。ここから更に旅行費用等を差し引いても年額300万を貯金せざるを得なくなる。この生活を4年続けると貯蓄額が1000万円を超えるため、超過分は彼女の銀行口座(三菱東京UFJ銀行)に移す予定である。一般の人々はいかにお金を貯めるかに頭を悩ませるが、我々は、いかに余ったお金を、人生を楽しむために効率よく使うかに頭を悩まさねばならない。誠に結構な身分のように思えるかもしれないが、それなりに高いリスクを抱えながらの毎日であり、楽して稼げる商売などありはしない。

焼き物を食べ終えたところで、寿司のおまかせ握り七貫が運ばれて来た。彼女は、貝類は帆立、蛤、浅利などはOKだが、北寄貝、ミル貝、鳥貝などが苦手である。このことを予約時に通告しておいたので、寿司ネタは、鮪の赤味、かすご、中トロ、雲丹、いくら、白烏賊、帆立と二人とも同じネタで握ってくれた。これに赤だしが付いていた。二人ともペロリと握りを食べ干したので追加でお好みで三貫ずつ握ってもらう事にした。筆者は、鮪の赤味、中トロ、大トロの三連発で、彼女は、ボタン海老、穴子、ネギトロの手巻き(トップ画像)を注文した。最後のデザートは、苺、蜜柑、メロンであった。夢中で話し込んでしまったが、時計を見たら午後9時になっていた。テーブルで会計(総計43,843円)を済ませた後に、喉が渇いていたので、一階のフイオレンティーナでお茶する事に決め、我々はお店を出た。

煮物

焼き物

彼女の焼き物

F値を最大の22にしたまま撮影してしまったためにピンボケになっている

赤だしのお椀の蓋をテーブルの上に置く彼女

筆者が注文した追加握り

大トロ

赤味

中トロ

デザートのフルーツ


寿司の「六碌」(グランドハイアット東京)その1    投稿者:佐渡の翼

2017年01月22日 03時53分37秒 | 恋人とのデート記事

2016年1月19日、昨日の大雪の影響で急遽本日に予定がずれ込んだ、恋人とのディナーデートに向かうべく、筆者は業務終了後、i8で恋人が住む大久保のハンドレッドステイへと急いだ。午後6時にマンション前に到着し、笑顔で出迎えた恋人を助手席に乗せた後、六本木にあるグランドハイアット東京へ向かった。午後6時30分丁度にホテルの車寄せに到着し、スタッフに車の鍵を預けた後に、颯爽と車から降り立った彼女を伴いエレベーターで6階にある寿司の「六碌」へ向かった。この日は和食好きの彼女のために、このお寿司屋さんを予約しておいたのだ。

お店に到着し、扉を開けると満面の笑顔の仲居さんが待ち構えていた。そしてその仲居さんが奥まったテーブル席へと案内してくれた。このお寿司屋さんもフレンチキッチン同様昼間は明るいものの、夜は照明を落とすためほの暗くなっている。真正面に恋人を見ながらの食事は今回が初めてだが、会話が途切れると気まずくなりかねないので、手当たり次第に話題を探しては会話のきっかけを掴もうとした。仲が深まればそんな気配りは不要なのだが、二人きりのデートは今回が三度目で、しかも初めての対面和食デートである。お互い愛し合っているので沈黙の時間があっても別に気にはならないし、数秒の沈黙があると、どちらからともなく会話の口火を切りだすのが常だ。だからその種の沈黙はある意味夫婦間の間合いのようなものであった。

彼女はフリーで仕事をするキャリアウーマンで、御年35歳。正社員ではないので定額月収は保証されない。そのため不安定要素はあるものの、顧客数を増やせば歩合制で月収が増える仕組みのため、やればやっただけの成果が得られる成果主義である。勤務時間はフレキシブルで休みも自由に取れるので、この日も定時で仕事を切り上げ、自宅に戻っていた。

カーキ色のショートパンツに黒タイツ、黒のロングブーツ、グレーの横縞のニットにグレーのショートコートと言うシンプルカジュアルスマートな出で立ちの彼女を前に、筆者はまずは、沖縄宮古島のアラマンダホテルでゲットした持ち帰り可能なバスアメニティーのお土産を手渡した。この日のメニューには、寿司懐石コースの「潮騒」(13000円)をお願いしておいた。

先付は、胡麻豆腐と新取菜と京揚げ浸し。関西風のおダシが良く効いた一品で非常に美味しい!御造りは、寒鰤、鮪、鮃の三種盛り。脂が乗った旬の寒鰤にほどよく寝かせて旨みを凝縮した鮪と鮃の組み合わせで、上々のスタートであった。

メニュー

お箸

沖縄土産を入れた伊勢丹オリジナルのスヌーピーのトートバッグ

恋人がトイレに立った際に撮影した彼女のコート

胡麻豆腐

新取菜と京揚げ浸し

寒鰤に箸を付ける彼女

寒鰤

鮪と鮃


フレンチキッチンでの2015年クリスマスディナーその3   投稿者:佐渡の翼

2016年12月23日 02時21分58秒 | 恋人とのデート記事

ディナーの最後のデザートを食べ終える頃に筆者は恋人に、伊勢丹メンズ館2階の「ジャムホームメイド」で購入した、ミッキー絵柄の長財布をクリスマスプレゼントとして差し上げた。「長財布を持つ人は金が貯まる」と言うキャッチコピーを電車の中吊り広告で見た記憶があったが、この財布、29,500円もしたのだ。店員さんは、財布の中を広げ、右端の部分を指差しながら、「ここにブラックダイアモンドが填め込まれていますが、もしよろしければ、お客様の誕生月の色の宝石と無料で交換いたします」と言った。「なるほど、それでこんなに高いのかあ~」と言うと、おねーさんは「いや、必ずしもそうではないんですが」と答えた。だが、多分そうだろう、バースマンスジュエリーが埋め込まれているのだ、なかなか洒落てるじゃないか。こんな可愛い財布をキャバクラで見せびらかす趣味は当の昔に捨てたが、百貨店やセレクトショップで買い物をした時に、この財布を、まるで水戸黄門の印籠の如く、これ見よがしに掲げ示せば、レジのスタッフ達の目は財布に釘付けになるだろう。

何故「長財布を持つ人は金が貯まる」のか?「お札を折るようなお札を大切にしない人へはお金が回って来ないから」と言うのは俗説で、長財布を使用すると、お札の数が一目瞭然で「お札コンシャス」になり、自身の経済状態を大局から把握できるのでお金が貯まり易いと言うのが通説である。だが、筆者は違う見解だ。男性の場合、長財布は収納に苦労する。折りたたみ財布と違い、尻ポケットからはみ出してしまうので盗難の恐れがある。それゆえ必然的にバッグの中に入れざるを得ない。男性でバッグを持つ人は、必要な物をバッグに収納する習性のある人で、そういう人は計画的に行動する。用意周到で計画的に緻密に行動できる人はスマートで稼ぎ屋で節約家だ。だから金が儲かるのだ。

更に、商売繁盛を祈願する神社、例えば佐渡なら宇賀神社だし、東京新宿ならば花園神社であるが、その種の神社には「白蛇」が祀ってある。「白い蛇にはお金を吸い寄せる力がある」とされており、白蛇は金運アップの守り神なのだ。だから白い財布、それも長い白財布を持てばお金がガッポガッポと入って来る。筆者は縷々そんな話を彼女にした。更にミッキーの長財布の右端に埋め込まれたブラックダイアモンドは恐るべきワーを持つパワーストーンだ。それはありとあらゆる物を征服する力を持ち、あらゆる夢や願望を叶えてくれる魔法の石なのだ。だから、「この財布を肌身離さず身に付けていれば、あなたは一生お金には困らない」、筆者はそう彼女に言った。すると彼女は目を輝かせながらうれしそうに「あ~、私幸せ!これで来年からは安心して働ける」、そう答えた。ちなみに彼女の夢は「お金持ちになりたい」だそうで、その夢は、「結婚」「ファーストクラス乗りたい」願望よりも勝っていた。

今後、この種の恋人自慢を、彼女とのデートディナーの度にブログで読まされるのだから、佐渡の翼愛読者様に於かれては、ついにはお腹一杯になり、最早佐渡の翼君を中傷する気など完全に失せるであろう。以下にデート翌日の彼女からの返信メールを掲載しておこう。

「昨日は素敵なdinnerをありがとうございました♪
可愛いいプレゼントまで頂いちゃって(*´∀`)
お菓子のbasketも最高です!!
お財布も早く使いたいです☆

アフタヌーンティー、可愛いいですね!!
またいつでもお誘い、お待ちしておりますね!!」

「彼女を幸せにするために頑張ろう」、筆者にはそう思える人ができたのだ。これで佐渡の中傷連中は、「いくら金持ちでも独身じゃあ寂しいよな~、貧乏でも彼女がいる俺の方が遥かに幸せだよ」とは掲示板に書き込めなくなり、さぞかし寂しい思いをかこつているだろう。

フイオレンティーナのペストリーブテイックで購入したクリスマスバスケット、これも彼女にあげた。


フレンチキッチンでの2015年クリスマスディナーその2   投稿者:佐渡の翼

2016年12月22日 03時54分11秒 | 恋人とのデート記事

幻想的なクリスマスイルミネーションに包まれた六本木ヒルズにそびえたつダイナミックなラグジュアリーホテル、グランドハイアット東京では、2015年12月19日(土)~25日(金)の期間、クリスマスにお薦めの期間限定メニューが提供された。吟味した高級食材をふんだんに使った、特別な夜にふさわしいお料理と最高のホスピタリティーで、恋人や家族、友人など大切な人と共に過ごす温かな一時が演出された。

2015年12月21日の午後6時、筆者は愛車のi8をグランドハイアット東京の車寄せに停めた。素早く近寄って来たホテルスタッフに車のキーを預け、カメラバッグを肩にかけながら足早にロビーへと向かった。当初はハンドレッドステイで彼女をピックアップした後、グランドハイアット東京へ向かおうと思っていたが、仕事が5時ぎりぎりに終了したため、その時間的余裕がなく、首都高経由で直接ホテルの方へ向かった。恋人は既にホテルへ到着し、ロビーの椅子に腰掛けて待っていた。赤い花柄ボタンの付いた黒のカーデイガンにグレーのスカート、そして赤い斜め掛けバッグと赤いハイヒールと言う可愛らしいファッションはクリスマスディナーを好きな人と過ごすための最大級のお洒落であった。

2階の受付で予約のある旨を告げると、ウエイトレスは一番奥のラブチェアー席へと我々を案内してくれた。最愛の女性と二人きりでのクリスマスディナーだ、いやが上にもテンションは最大限に達していた。ディナーコースは、クリスマスを華やかに彩る 贅沢な食材を使った6品コースである。クリスマス定番のキャビア、フォアグラ、トリュフ、オマール海老などの贅沢な食材を使った全6品のクリスマスディナーコースのお値段は13,000円。

着席したら飲み物を聞かれたので、「二人共アルコールは飲まないのでオレンジジュースを下さい」と御願いした。更に彼女はガス有りのペリエを注文し、筆者はタップウオーターをお願いした。アミューズは、「スモークサーモンのコルネ ディルクリーム キャビア乗せ」で、これがアイスクリームのコーンの上に乗っていた。二品目は「フォアグラのフラン ソーテルヌのゼリー パン・デピスと鴨のリエット カブ 金柑 プルーン ブリオッシュ」である。フォアグラのフランはプリンのような食感で甘味があった。鴨肉を磨り潰したリエットはほんのり塩味が効いていて大変に美味しい!三品目は「マッシュルームのコンソメ エストラゴン風味の鳥胸肉のクネル」だが、鶏肉が苦手の筆者にはミネストローネスープが運ばれて来た。四品目は「オマール海老とシーフードのクレープ仕立て プティベールのソテー トリュフのサバイヨン」である。シーフードは帆立と白身魚であった。五品目は「ニュージーランド産牛フィレ肉のロースト、バターナッツスクワッシュのフォンダン、ちぢみほうれん草、ビーツのロースト、ブルード・オーベルニュチーズ風味のホワイトポレンタ グリューワインソース」(トップ画像)である。ブルーチーズが苦手な彼女用にはそれを除いたソースが供された料理が用意されていた。デザートは「ブッシュ ド ノエル」、ブッシュとはフランス語で丸太を意味し、ノエルはクリスマスを意味する。つまりは、チョコをふんだんに使ったロールケーキである。彼女はコーヒーを筆者は紅茶を飲み干し、今宵の楽しいクリスマスディナーは終了した。飲み物を含めたお代の総額は36,018円。いつものように恋人をハンドレッドステイまで送り届けた後に筆者は帰宅の途に就いた。

アミューズ

フォアグラのフラン

鴨のリエット

フランを手に取る恋人

バゲット

筆者用のミネストローネスープ

彼女用の鶏肉スープ

彼女がスマホのフラッシュを焚いた瞬間に撮影したので明るく写っているが、これが「オマール海老とシーフードのクレープ仕立て プティベールのソテー トリュフのサバイヨン」である。

彼女が苦手なブルーチーズソースを除いた彼女用のメイン料理

デザート


フレンチキッチンでの2015年クリスマスディナーその1   投稿者:佐渡の翼

2016年12月21日 03時54分48秒 | 恋人とのデート記事

筆者は2014年までは、一人でクリスマスを過ごす所謂「クリボッチ」をしていたが、2015年からは愛する恋人と一緒に聖夜を過ごせるようになった。その舞台となったのは、グランドハイアット東京のフレンチレストラン「フレンチキッチン」である。恋人とのなれそめや、彼女の職業などについてここで詳らかにする積りはないが、35歳の彼女は筆者の職業や年収などを全て把握した上で、婚約へと向けたレールの上を突っ走る決意をしてくれた。筆者は全面的な浪費家だが、彼女は典型的な倹約家節約家タイプである。だが彼女は浪費家的な側面も持ち合わせている。

正反対な性格に惹かれあうのが男女の心理と言うもので、人は自分にはない物を他人に求めたがるからだ。一方で、彼女はANAと同じスターアライアンスグループに属するユナイテッド航空のマイルを貯めており、筆者とは謂わば「マイル友達」の関係にある。更に大久保と言う、新宿まで徒歩10分の場所に居住していて、新宿の隅々まで知り尽くしている点も筆者と同様である。ファッションセンスや小物アイテムを選ぶ感性にも共通点があり、旅行が趣味と言うのも一致している。彼女はスリムな体型で身長は160cm。ハイヒールを履けば筆者とほぼ同じ高さになるのでいいカップルである。つまり筆者と彼女との間には似た者同士の一面もある。彼女は黒髪のロングの美人で爪マニキュアなどはしていないし、付け睫毛もしない。所謂けばさのない、言わば、航空会社のCAさんのような落ち着いた雰囲気の賢明な女性である。

心理学的に有名な法則がある。恋愛は「類似性の法則」か「相補性の法則」でお互いに惹かれあうと言われている。類似性の法則とは、お互いの共通点や似ている所に好感を持つというもの。似た者同士だと話も合うし、居心地がいい。恋愛も同じで、自分と似ている部分を発見することで親近感が湧き好きになってしまう。これが「類似性の法則」だ。

相補性の法則とは、お互い自分にない部分に惹かれあうというもの。背の低い女の子が背の高い男子に憧れたり、おしゃべりな人が無口な人を好きになったりするのがその好例。相手が自分にないものを持っている憧れや未知の部分に対する好奇心を刺激されることで、その人に好意を持つようになる訳で、これが「相補性の法則」である。

恋愛の初期、まだ相手のことを深く知らないときは「類似性の法則」がよく効く。相手との共通点を見つけるだけで話も盛り上がるし「私たちって相性良いかも!」と急接近できる。だんだん相手のことが分かり、付き合いが長くなって来る頃には、断然「相補性の法則」が効いてくる。似ている部分だけだと飽きやマンネリにつながってしまうので相手にないところ、違うところ、知らないところをアピールしていくと、お互い刺激を受けるし新鮮な気持ちでいられる。筆者と彼女の間には、類似及び相補の両者の法則が効いている。だから交際は非常に上手く行っている。筆者には過去幾多の女性遍歴があった。それはふったりふられたりの連続だったが、ようやく彼女を得て、女性漁りに終止符を打つ事になりそうである。

オレンジジュースとペリエ

恋人


「龍吟」のジビエとデザートにびっくり   投稿者:佐渡の翼

2013年04月21日 04時12分54秒 | 恋人とのデート記事
7品目は、蝦夷鹿を藁で蒸した後にグリルした一品で、季節野菜の細切れにからませた生姜風味の餡がかけられていた。鹿肉に臭味はなく、ジビエ特有の香りの強さがあったが、柔らかくて美味しいお肉料理であった。ジビエを日本料理の素材として使用する、この大胆さこそが、「龍吟」の山本征治氏の真骨頂であろう。このお料理には本物の鹿の角が添えられており、彼女に、この鹿の角を持たせて写真を撮ると言う座興にぴったりの小道具であった。最後は、龍吟名物の季節野菜を炊き込んだ山椒飯である。しらす入りの蕪漬物と、蟹でダシを取った味噌汁が付いていた。二人とも全てを完食し、次なるデザートを待った。

筆者は、デザートの前に、ゆきちゃんに3月のデイナーデートの訪問レストランの予定を提示した。3月5日の、マンダリンオリエンタルホテルの中華レストラン「センス」、26日の、ペニンシュラホテルの中華レストラン「ヘイフンテラス」の提案に対し、ゆきちゃんは「まあ素敵!いいですね」を連発し、全身で喜びを表現し、目をキラキラと輝かせた。こういう反応を見れば恋は成就したも同然で、後はゆっくりと、熟した柿が地面に落ちるのを待つ心境になればよい。筆者と彼女の休日は異なっているが、筆者がわざわざ彼女のために休暇を取り、5月の歌舞伎座公演を見に行こうと誘ったら、二つ返事でOKしてくれた。恵比寿ガーデンプレイスのミシュラン★★★のジョエルロブションでランチを食べた後に歌舞伎を見て、夜は、同じくミシュラン★★★の鮨の「よしたけ」で食事の計画だ。これで3月から5月までのデート予定が完璧に埋まった。このブログをご覧の読者は、「そんなにうまく事が運ぶのか?」と訝るかもしれないが、時系列でデート記事を追って頂ければ、それが事実であることを認識せざるを得ないだろう。

さて、デザートの一品目は、「昔懐かしい冷凍ミカン」。これは、ミカンを瞬間的に凍らせて作製したのではなく、ミカンパウダーを飴で包み、それを凍らせた物のようであった。ウエイター氏は、「それをスプーンで割れ」と命じた。割ってみると中からミカンパウダーが零れ落ちた。するとすかさずウエイター氏が温かいミカンシロップをその上にかけた。冷と温で食べるミカンデザートはそのサプライズ感と相まって、実に面白い酒興であった。最後のデザートは、「吟醸酒のおやきと塩ソフトクリーム」。前者は、蒸しパンのような食感で、甘酒の味がしたし、後者は、塩気がほどよく甘さを引き出すアイスで、どちらも抜群の美味さである。そしておやきの底にはあんこが隠されていると言う芸の細かさをみせた。デザートを食べ終えた後は抹茶が出され、これを飲み干して本日の宴はお開きとなった。本日のデートの総額は57,530円。筆者とゆきちゃんが食事にかける時間はいつも3時間。今日、東京で受けられる高級サービスの基本単価は10分1000円であり、その意味では、ゆきちゃんとのデート費用は二人で36000円が妥当なのだが、いつも大抵5万円を超える。つまりそれだけ付加価値のある店を選んでいると言う事なのである。

お店を出ると、山本シェフ自らがお見送り。二人でシェフの写真を撮影した後、龍吟さんを後にした。地下鉄六本木駅の2番出口から地下に入り、ヒルズへのエスカレーターへと向かう通路を仲良く歩いてヒルズの駐車場へと向かった。行き交う人々が筆者のロイヤルブルーのチェスターコートに目を向けるので、ゆきちゃんは「あざやかで素敵な青ね」と叫んだ。吹きっさらしのヒルズの2階では強風で体が吹き飛ばされそうになった。まだ二人で肩を組んで歩くほどの親密さではなかったので、筆者は前傾姿勢を保ちながらゆっくりと歩いた。ヒルズの駐車スペースは箱型で広く、横から車が横滑りで駐車スペースに移動して来る構造で、それを初めて見たゆきちゃんは盛んに凄いを連発していた。ゆきちゃんは、この1月に用賀から高井戸に引越したばかりで、筆者は、愛車を首都高に向けて走らせ、中央道の高井戸ランプで降りて右折したらそこが彼女のマンションの近くだった。所要時間はわずか30分。車の中での会話も大いに盛り上がり楽しいデートの一日だった。

蝦夷鹿のグリル

山椒飯

冷凍ミカン

それを割った後、温かいミカンシロップをかけたところ

吟醸酒のおやき

塩ソフトクリーム

お抹茶

山本シェフ

本日のお代の総額!

「龍吟」如月の御献立    投稿者:佐渡の翼

2013年04月20日 05時54分50秒 | 恋人とのデート記事
ゆきちゃんは「このお店は隠れ家的なお店なんですね」と言った。そうなのだ、意外なそして秘密めいた場所にある店を知る男は、女の目には、未知の楽しみへの扉を開いてくれる頼り甲斐のある大人に映る。女はそういうお店に「トキメキ感」「どきどき感」「ワクワク感」を感じ、もし、出されるお料理が美味しくてサプライズの連続ならば、男への信頼度はぐーんとアップする。佐渡ではそういうお店は両津の「清助」くらいだが、東京には西麻布界隈に、その手のお店は幾らでもある。こういう所謂、「やれる店」を何軒か知っていれば女の2~3人は簡単に落とせる。

コース料理の最初は、「色々野菜の松の実和えと牛蒡のすり流し」で、上品で「繊細な味わいの一品である。次いで、ふぐ尽くしが始まった。まず、白子を二通りの調理法で味わう趣向。一つは、焼き白子を聖護院蕪の磨り流しの上に浮かべた物で、もう一品は、白子のフライである。いずれもクリーミーな白子の風味がチーズさながらで抜群の美味さだ。三品目は、車海老の真蒸。若芽と筍を浮かべてある。このお店では鰹節は客の注文があってから削ると言うこだわりがあるが、これにより、鰹の旨みと風味が一層引き立つ。ゆきちゃん相手にそんな講釈を垂れた後、ダシ汁の塩味の薄さに関し、織田信長のお抱え料理人「石斎」のエピソードを織り交ぜながら再び講釈を垂れた。四品目は「海の幸の盛り合わせ」である。真ん中に、のれそそれ(アナゴの稚魚)とあおり烏賊の耳の部分をヌタで和えた珍味が乗り、向かって左から時計回りに、煽り烏賊、蒸し鮑、ふぐポン酢、サワラの炙りがっこ、ゲソの木の芽和えである。煽り烏賊以外は全て味が付いており、どれも一手間かけたお造りであった。5品目は、ふぐの唐揚げで、衣にほんのりとした塩味が付いていて、美味しい!6品目に、鯨の舌である、所謂「サエズリ」の煮含めが登場!このサエズリ、関西ではおでんタネとして珍重されるが、食べてみたら、スポンジのような弾力で、味がしっかり滲みこんだ噛みごたえのある、豆腐でもない、油揚げでもない、そんな食感の不思議な食材であった。

以上でコースの半分が終了した。店内は、会社帰りらしいサラリーマン風のおじさん集団、似非食通家の業界人や米国女性の一人客など六本木らしい客層ばかりで、ゆきちゃんのような20代女性は皆無であった。ワインでかなりきこし召したおじさん集団の嬌声がやや煩かったものの、愛を語り合うには適度なスペースが確保されており、口説きの店としての条件は全てそろっていた。ただ、同じコースで進行するため、先客への料理内容の説明が漏れ聞こえてくるので、サプライズ感がやや薄まると言う難点もあったが、これはこれで止むをえまい。

前菜

牛蒡の磨り流し

白子のフライ

焼き白子

海老しんじょ

御造り

ふぐのから揚げ

「サエズリ」の煮含め



新日本料理「龍吟」    投稿者:佐渡の翼

2013年04月19日 04時57分08秒 | 恋人とのデート記事
2011年にミシュラン★★★に昇格した「龍吟」さんに関する記事は、当ブログでも2008年3月3日に佐ガット覆面調査員さんが取り上げている。今回筆者は、恋人ゆきちゃんと共に、このお店を初めて訪ねてみた。訪問当日の2月19日は、時折小雪が舞い散る極寒の一日だった。午後7時に地下鉄日比谷線の六本木駅の2番出口でゆきちゃんと待ち合わせていたはずだったが、約束した7時になっても一向に彼女の姿が現れない!無断で約束を破るような女性ではないので、電車のトラブルで遅れているのかもしれないと思い、7時10分過ぎまで待ってみたが一向に待人来たらず。じりじり焦りが募ってきたが、予約時間を15分過ぎたらお店に連絡せねばならない規則になっていたので、諦めて一人でお店へと向かった。ゆきちゃんには事前にお店の地図を渡しておいたので、「ひょっとしたら直接お店へ行っているのかもしれない」、そう考えながらお店に向かった。すると、案の定、店の前にゆきちゃんの姿が見えた!ゆきちゃん曰く「六本木駅には6時半に到着していたので、お店の周辺を30分ほどうろうろしてお店を探しまくり、7時丁度にお店に到着した」そうだ。今後、こういう行き違いが生ずるのを防止するために、お互いの携帯電話の電話番号を交換しておいた。これで次回のデートからは携帯電話を持参せねばならなくなった。

店の引き戸を開けると受付になっており、ここでコートを預けた。ほのかに香の香りがする中を暖簾をくぐると、そこは正(まさ)しく「龍のワールド」!壁面には昇龍の絵が描かれ、テーブルの中央部には龍があしらわれた布が横断していた。店内には随所に龍の模様が嵌め込まれており、「龍吟ずれば雲湧き立つ」の中国の禅の教えを体現するかのような内装であった。店内はさして広くはないが、席間のスペースは充分採られていたので、ゆったりと食事が楽しめる空間になっていた。ほどなくしてウエイター氏がやって来て、飲み物の注文を聞いた。筆者は車ゆえ、台湾の高山茶「金龍」(6500円もする)を注文し、彼女は、「甘くてフルーテイーな日本酒」として山形産の「十四代」を所望した。そして、20個はあろうかと思われる、綺麗な江戸切子のグラスが納められた箱の中から彼女は赤い絵柄の物を選んだ。この日本酒、筆者は味見など出来ぬが、彼女は盛んに美味しいを連発し、まるでジュースでも飲むかのように、ぐいぐいと杯を重ねていたのには驚いた。中国茶も大き目のワイングラスに注ぐと言うエスプリの効かせ具合で、お洒落度は満点であった。コースは23,000円の一本のみで、全国各地から取り寄せた旬の食材を丹念に調理し、予め計算され尽くした温・令と味の濃淡のバランスの間合いを微妙に図りながら絶妙のタイミングでお料理を運んで来る様は、ミシュラン★★★の名に恥じないベストパフォーマンスであった。ゆきちゃんは、「龍吟」のロゴ入りの茶色の封筒に入った本日の御品書きが非常に珍しかったらしく、これを何度も眺めていた。ゆきちゃんの今日のいでたちは、黒のヨットパーカーに花柄(パーカーのフードの裏側の花柄と同じ)のカットソー、茶系のパンツとバッグ、カーキのモッヅコートであり、赤い口紅と薄い頬紅でのメークアップは、彼女を控えめでしとやかな美人に仕立て上げていた。

龍吟のロゴ入りおしぼり

江戸切子の酒グラス


i8ロードスター動画1

i8ロードスター動画2

i8ロードスター動画その3

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