佐渡の翼

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佐渡の師走の世相     投稿者:佐渡の翼

2008年12月25日 07時17分59秒 | 佐渡の翼の独り言
筆者は運転代行の運転手さんとよく話しをする機会がある。運転手さんには様々な人がいる。農漁業と兼業している人もいれば、他の職種から転職して来た人もいる。話を聞いていると、それぞれの人間模様が垣間見えてきてとても面白い。いつだったか、車中で相川のナイトスポットJ1や、バー・チェリーの話をしたら、「分かったお客さん!あのブログ読んでるんですね」と言われた。あのブログって?と問いかけたら、「佐渡のお店を訪ねまくっては、あの店は美味しい、ここはいまいちだとか批評している評判のブログですよ」と、当の翼が車内に居るとは夢にも思わずに、この運転手さんはそう言った。なるほど、このような世界にも当ブログの愛読者はいたのか。世の中は広いようで意外と狭いものだ!

さて、本日の運転手さんの話題は、筆者がクリスマスイブの日に利用した運転代行の運転手さんから聞いたお話しである。筆者が「佐渡の景気はどうですか?」と尋ねたら、「佐渡はもともと景気が悪いから、世の中不景気とか言われても、今更って感じですね」。「年は越せそうですか?」「うーん、なんとか年だけは越さん事には。。。でも佐渡にはホームレスはいないんです。皆さん家だけは持っていますからね。佐渡は自給自足ができますから、何とかなるんですよ。でも来年が恐ろしいですね。弱電関係の島内企業で働く外国人労働者、彼らの首が切られるようになったらおしまいですよ」と不気味な事を言った。この不景気で収入が減り、水道代も払えなくなると市役所から水道を止められちゃいますよ、と筆者が言うと、「水道を止められたくらいでは佐渡の人はびくともしませんよ。そこらへんの川に行って水を汲んで飲んで死んだって話は聞きませんし、畑に行けば野菜くらいはある。ごっそり採ってはまずいですけど、一つ二つくらいなら、ご無心言ってもらうくらいはできる。米はあるし、海に行けば魚が釣れる。食うには困りませんよ」と、物凄くたくましい事をおっしゃった。更に、「それにねえー、都会の人はすぐコートを着ますけど、佐渡はこれでけっこう暖かいので、佐渡でコートを着る人なんてまずいませんよ。ま、元々持っていないという事もあるんですけどね」と笑わせた。そして「佐渡は貧しいんですっちゃ!都会と違って、お金使うとこが無いでしょ、飲み屋と言ったってたかが知れてますしねえー。県や国から佐渡に出向している官僚にとっては佐渡は天国と映るでしょうねえー。金が貯まる一方なんですから」と続けた。当方が「ほおー公務員ってそんなに美味しい職業なの」と尋ねたら、「そりゃそうですよお客さん。公務員は一番安定してますし、佐渡市の一般行政職の40歳代の平均給与月額は約33万円ですからねえー」と羨ましそうに言った。なんだ、筆者の月収の三分の一にも満たない額だ。もっとも、年齢によってはもう少し上がるだろうし、更に諸手当が加われば月額40万円近くにはなるのかもしれない。それでも筆者の月収の三分の一にも満たない額なのだ。これで佐渡で幸せに暮らせるのなら安いものだ。


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