佐渡の翼

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ああ高校三年生     投稿者:佐渡の翼

2008年12月28日 07時06分43秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット
画像は冬のとある日の新潟県立佐渡高等学校の正面玄関である。佐渡の現在の人口は約65,000人。この島内になんと六つも高校があると言うのだ(今春開校した中高一貫校を含む)。中でも佐渡高校は、島内の俊英達が集まる進学校として有名だそうだ。佐渡高校が昨夏の甲子園高校野球大会の新潟県地区予選で敗れはしたものの決勝にまで進出した快挙はいまだに人々の記憶に新しい。しからば文武両道なのかと、この高校のホームページで昨春の大学合格実績を調べてみた。合格した国公立大学(主要とは書いていないのがミソ)、主な私大の名称が並んでいる。国公立大学については、昨春の卒業生の約23%にあたる53名がそれらの入学試験に合格したそうで、その大学名が全て記載されていた。中でも格が高いとされる、所謂旧制7帝大には2名が合格している。残念ながら合格した学部の記載はなかった。ちなみに、この合格実績一覧には筆者の出身大学名はなかった。

この佐渡高校、佐渡のフレンチの名レストラン「アングランパ」さんの所から傾斜の緩やかな登り坂を登りきった小高い丘の上にあった。昔はここに獅子が城なるものがあったそうだ。そのせいか、校内には大きな立ち木がいくつかあった。「特別天然記念物、タブの木の群落」などと書かれた案内板などもあった。坂を登って通学するというと、何だか神奈川県で東大進学率トップを誇るミッション系の有名私学を思い起こすが、その学力のレベルは佐渡高校に比較すると失礼ながら月とすっぽんほども違う。

少子化の影響で、大学は選びさえしなければまもなく全入の時代を迎える。しかし、旧制7帝大や有名私大を目指す受験競争は過熱の一途を辿っているという。官公庁を始めいまだに、「大学でどんな活躍をしたか」ではなく「どんな大学を卒業したか」を採用基準にする組織が少なからずあるせいだろう。受験戦争が過熱するのも無理からぬ話だと思う。


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