赤玉集落に入り、赤玉郵便局の手前で、県道に面する形でこのお寺を見つける事ができる。門前には赤玉の観光案内図があり、そこには、集落の家々の屋号一覧と共に、杉池園地周辺の観光名所が記載されていた。文殊院の境内の右手背後には、弘法大師を中心とした八十八か所石造本尊があり、背後の海岸線と見事なコントラストを描いていた。境内には、信者やお遍路さんの写経を納める「心経殿」があった。本堂内の欄間には、朱色の龍の彫刻が描かれ、大日如来が祀ってあった。
開基は永禄元年(1558年)で、当時は不動尊を祀る山伏の修行堂として、村の上手の「寺屋敷」もしくは「蔵置場」にあったが、15年後に現在地に下ったと言う。のどかな赤玉の海岸線に面した風流なお寺である。
観音像
八十八か所石造本尊
牡丹の花
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