佐渡の翼

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魚介の蒸し物と牡蠣味噌鍋(みなみ旅館)    投稿者:佐渡の翼

2008年12月26日 06時06分48秒 | 佐渡のお宿評価
牡蠣味噌鍋(画像2)は、一泊2食10,000円のコースでも出てくるお料理だ。魚介の蒸し物同様、固形燃料に自分で着火し、食べ頃になったところで頂く旅館料理だ。美味しい本ずわい蟹を食べ終えたらもうお腹いっぱいで、この二品はとてもじゃないがもう食べられない。しかし、全く箸を付けなかったら明朝の女将さんの顔を見るのが怖い!こっぴどく叱られそうだったので、旬の牡蠣だけは全量を何とか食べた。魚介の蒸し物(画像1)は鮑一切れだけを頂くことに。鮑はポン酢に付け、柚子胡椒と共に食べてみたら非常に美味しかった!女将さんが、おけさ柿のデザートを置いていったが、これはもうお腹に入らないのでさすがに勘弁してもらった。最後のご飯と味噌汁も不要と言ったら、女将さんは「変な人だねえー、このお客さんは」とでも言いたげな表情で部屋を出ていった。


1階の大広間では、山形から来た観光客の一団がコンパニオンを呼んで宴会を開いていた。コンパニオンの料金は、1名につき100分で12,000円(交通費含む)とのことだった。6名の観光客が3名のコンパニオンを呼んでいた。と言うことは、一人あたりのコンパニオン代の負担額は、6,000円という勘定だ。都内のキャバクラに行くよりも遥かに安い!女将さんが、「あんたも一人で部屋で飯食うのは寂しいやろ。どやコンパニオンでも呼んで二人で仲よう飯食うたら。とても一人では食べきれん量みたいやからな」と言った。筆者は「いや女将さん、両津のクラブへ行って飲んだ方が遥かに楽しいですよ」と答えた。食事を終えた後、タクシーを呼び、両津の夷へ向かおうとしたら、女将さんが厨房から飛んできて、「あんた大丈夫か?道分かるかやあ?」と、まるで見知らぬ土地へ行く娘や息子を心配する母親のような口調と表情で問いかけた。筆者は「大丈夫ですよ女将さん、道は知っていますから」と答えたが、女将さんの大丈夫の意味は、道ではなくこれから訪れる予定のスナックだったのかもしれない。

話が横にそれたが、みなみ旅館さんの夕食のお料理の評価は、★★★である。全て地の物を使い、かつ創意工夫を凝らしたお料理の数々は見事であった。それにお料理よりも何よりも、女将さんのキャラそのものが最高のご馳走だった。実に楽しいみなみ旅館さんだった。




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