ホテルカッタロには午前11時45分に到着した。フロントのおねーさんから「チェックインタイムは午後12時なので、ロビーで待ってもいいし、外へ食事に出て貰っても構わないので、あと15分ほど待って欲しい」と言われた。15分程度ならば杓子定規に待たせなくとも、観光地なのだから部屋に入れてくれれば良さそうなものだがと思ったが、これがモンテネグロ流なのだろう。郷に入らば郷に従えであり、指示通りにする事とし、スーツケースだけ預けて市街探索に出かけた。まずは腹ごしらえが先なので、以前テレビで紹介されていた、バスチオンと言う美味しいレストランに向かった。
タクシーと運転手さん
城内への入り口。ここが正門である
コトル港と入港した大型客船
ホテルカッタロの二階にあるテラス席。翌日の朝食はここで食べた。誰もいない広場を眺めながらの優雅な朝食だった。
ホテルは三階建てで、建物は、東西方向(正確には南東から北西方向)へ城壁に沿う形で細長く伸びた構造をしていた。まるで城壁の上に建っているかのようである。筆者が宿泊したスイートルームは3階の南東端部分にあり、ルームナンバーは222であった。居間からは、格子窓の隙間越しに広場のアイスクリーム売り場が見えた。