i8ロードスターPR動画
ホテルを出て崎津教会へと向かう県道の途中に、宮地岳町がある。ここの田園地帯に、村の住人の数よりも多いくらいの案山子があった。運転手さんに言わせればゆうに500体はあるそうで、同じ人形はなく、全て形が違うのだと言う。運動会を模したような人形の配置が絶妙である。リアル過ぎて、まるで動いているかのような錯覚に陥る。この日は雨だったため、人形の頭部には雨除けのビニール袋が被せられていた。2020東京オリパラを意識したかのような大アートは、充分に見ごたえがあり、抜群のプロモーション効果を生み出していた。奇抜な町起こし策だが、誰が主導したのだろう?
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この日は、出発の1週間前に、ホテルに依頼して午前8時に貸し切り観光タクシーを手配しておいた。ロビーで待っていたら、7時45分に、パール観光タクシーがホテルの車寄せに姿を現した。運転手さんは50代と覚しき風袋で、原田さんと言う。彼は天草出身だが、勤務先の北海道で長年過ごした後、家族を北海道に残したまま京都へ移り住んだ。タクシー免許は京都で取得したと言う。京都生活3年目に父親が事故で入院したため、その介護のために天草へ戻る決意をしたそうだ。彼は天草の隅々まで知悉しており、まるで生き字引の如く観光地を詳しく解説してくれた。
筆者は、まず2018年6月に世界遺産に登録された崎津教会、次いで、海上マリア像、大江天主堂、妙見浦、鬼海が浦展望台、苓北町の富岡半島にある、頼山陽宿泊の碑、富岡城跡、そして珍百景のおっぱい岩、イルカウオッチングセンター、有明蛸街道の途中にある蛸のオブジェを観光した後、本渡港近くの天草市東町にある、福伸グループの姉妹店である、「はなれ利休」に辿り着くような時間配分での観光をお願いした。結果的に午後12時08分に、予約しておいた「はなれ利休」に到着出来た。タクシーの貸し切り料金は13980円でカードで支払えた。
車種はトヨタのアクアだ。
くまもん
くまもんタオル
ピアノ
テラス席
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売店、ここで缶酎ハイを購入して飲んだ
一応ソフトドリンクが飲めるが、バーではない。
2019年4月29日は、午前7時から1階のアレグリアホールでビュッフェ形式での朝食が提供された。4月28日は満館のため翌朝は大勢の宿泊客での混雑が予想されたため、ホテル側は15分前倒しして、午前6時45分に会場の扉を開けた。着席後、筆者は例のスペシャルブレックファスト券をスタッフに渡した。するとまずオレンジジュースが運ばれて来た、次いで、和牛のお刺身、お野菜、辛子蓮根の揚げた物、さつま揚げ、焼き鯖、おくらなどが乗せられたお皿が運ばれて来た。グレードの高いお部屋の宿泊客用の特別サービスで差別化を図ったのだが、はっきり言って、お味はビュッフェのお料理とさほど変わらなかった。なので、4月30日はこの朝食券は不要だとフロントスタッフに伝えた。
午前5時48分にお部屋から撮影した有明海、雨がわずかに降り出していた。
朝食会場は
アレグリアホール
飾り花
会場前
ヨーグルトとフルーツ
スクランブルエッグ、ソーセージ、ハムなど
パン
牛乳、オレンジジュースなど
烏賊焼売が美味かった
野菜サラダ
煮物、揚げ物など
お席
特別なオレンジジュース
河豚の天麩羅など
ご飯
味噌汁と焼売のタレ
百代橋
高浜虚子句碑
日本の道百選顕彰碑
矢立橋
谷古宇橋交差点
草加松原
綾瀬川でカヌーを漕ぐ人々
ハープ橋
綾瀬川
ドナルド・キーン氏お手植えの萩
奥の細道の行程
「おくのほそ道の風景地」記念碑
松尾芭蕉文学碑
水原秋桜子句碑
獨協大学前(草加松原)駅
草加宿新明庵。ここでトイレを借りて、お茶をごちそうになった。
酒屋のようだった
倉造りの家風の休憩所
煎餅のオブジェが見えた
煎餅屋だ
SOLE
神明宮
神明町交差点
なまずオブジェ
望楼
草加宿芭蕉庵
明治時代の施設遺産
札場河岸公園
お天気がいいので外でお茶を飲める
松尾芭蕉の解説看板
松尾芭蕉像
草加桜
松尾芭蕉の像は、弟子の河合曽良と向かい合う形で建っている
望楼
矢立橋方向から見た草加六丁目橋と伝右川
草加屋本店
おせん公園
神明宮
不思議な駐車場
東福寺参道入り口
日光街道道標
おせん茶屋公園
草加せんべいの製造工程
公園トイレ
草加駅前から続く旧日光街道は、江戸時代には宿場町として栄えた。草加は、松尾芭蕉が奥の細道を旅した時に、江戸を出てから最初の逗留先に選んだ宿場である。旧日光街道を一方通行とし、歩道の幅を広げて散策しやすくしたのは、草加の街おこしリノベーションの一環であった。鐘楼や倉造りの家などもあり、雰囲気としては小江戸川越に似ている。だが、足立越谷線に平行する形で川沿いに伸びる、両脇に松林が植えられた、草加松原の眺めは圧巻である。半日も歩けば全ての観光スポットは巡れるので、午前9時頃に観光をスタートさせれば、11時半頃には小腹が空いてくる。そんな時にふらっと立ち寄れる美味しい洋食屋さんが、2018年5月にこの街道沿いにオープンした。
その洋食屋さんの店名は「アターブル」である。シェフはリーガロイヤルホテルの料理長を務めたほどの腕前であり、ビーフカレー、ハンバーグ、オムライス、海老フライ、ビーフシチュー、スパッゲテイなどの昔懐かしい洋食を、ホテルの味レベルで食べさせてくれる上、安くてボリュームたっぷりのコスパの高さを誇る。ジャンルとしてはフレンチレストランで、デイナーなどではコース料理も楽しめる。一軒家民家を洋食屋さんに改装した感じの店内であり、4席ほどのカウンター席と、四人掛けのテーブル席が4卓ほどあった。ここが満席になると、奥に畳敷きのお部屋があるので、そこへと案内される。シェフと二人の女性スタッフだけでお店を切り盛りしているため、注文から出来上がりまで10分程度は待たされる。筆者がお邪魔した11時半頃は空いていたが、午後12時を過ぎると、次々に客がやって来た。だが、行列を作って待たせる事はせずに、丁重に入店を断っていた。
「お店の入り口のドアを開けている」、「女性客が多い」、「お品書きをベタベタと店内に貼っていない」。この3条件を満たすお店は例外なく美味しい。筆者は、旧日光街道を散策中に、氷川神社と草加小学校の間にこのお店を見つけた時は、直感的に美味しいお店だと判断できた。躊躇することなく、このお店に入店し、5食限定のランチセット950円、デザート・ドリンクセット500円。合計1450円を注文した。本日のランチメニューは、ひよこ豆とお野菜のスープ、トマトソース味のロールキャベツ、サラダ、パン(ライスも選べる)である。デザートにはクリームブリュレをチョイスした。確かに、どれもホテルの味で大変に美味しい!!ペイペイでの支払いには対応していたが、カードは使えなかった。小洒落ていて美味しい穴場の洋食屋さんだが、客が押し寄せると嫌なので、他人には教えたくない隠れ家的なお店であった。
お店の外観
アラカルトが選べるのは夜だけのようだった
スープ
ランチセット
カトラリー類
デザート
紅茶
2019年5月12日、筆者は、午前8時37分にi8ロードスターを発進させ、充電目的で越谷市瓦曽根2-8-20にある、和光モトーレンBMW越谷店へ行った。鹿浜橋インターから首都高に入り、川口料金所を通過し、首都高外環を三郷方向へ走り、草加インターで降りた。お店には9時15分に到着した。距離にして20キロ、40分ほどの行程であった。愛車に充電ガンを差し込んだ後、最寄り駅である、東武伊勢崎線の新越谷駅へと向かった。新越谷駅とJR武蔵線の南越谷駅は東西南北方向に交差している。筆者は、新越谷駅の東口から駅構内に入り、草加駅行きの区間準急電車を待った。電車は南下する形で、蒲生、新田、獨協大学前(草加松原)駅を通過し、草加駅に停車した。
10時14分に草加駅に到着した筆者は、まずは伊勢崎線の高架下にある、草加市物産・観光情報センターに行き、草加市内の主な観光スポットを掲載した観光マップを貰った。次いで、草加駅の東口に出て、おせんさんの像やアコちゃんの像などを見た後、草加石清水を経て、埼玉りそな銀行とオリジン弁当がある交差点を左折して旧日光街道に入るつもりだった。しかし、AUショップで携帯電話の操作法を尋ねたりしたため、一本東よりの県道足立越谷線に入ってしまった。マップ上の史跡が見当たらないためおかしいなと思いながら西の方向へと歩を進めた。やがて、なまずのキャラクターを掲げた建設会社がある神明町の交差点に至り、ここでようやく一本東寄りの道を辿った事を認識した。その後は、札場河岸公園に至り、埼玉県の指定文化財である甚左衛門堰(トップ画像)に到着した。
甚左衛門堰とは、明治27年から昭和58年まで使用された二連式アーチ型の煉瓦造り水門であり、農業土木技術史上貴重な建造物である。
新越谷駅
草加せんべい
草加駅
真正面に見えるのは「草加せんべい発祥の碑」。手前の橋は伝右川に架かる草加六丁目橋
松尾芭蕉の弟子の河合曽良の像
宿場の名前
河合曽良の像
神明町交差点
煎餅屋
草加煎餅発祥の碑
札場河岸公園
甚左衛門堰の説明看板