佐渡の翼

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ブレーキとアクセルの踏み間違い    投稿者:佐渡観光リピーター

2008年12月28日 07時05分48秒 | その他
何も佐渡に限った話ではないが、普段、自身が乗りなれていない車に乗ると、思わず車の操作法を誤り、時には大事故につながりかねない事例がある。そんな嘘のような本当の話があったので紹介したい。佐渡のレンタカーの大半は、各社ともサイドブレーキがフットペダル方式である。つまり、ペダルを踏むとサイドブレーキがかかり、更に奥の方に踏み込むとブレーキが解除されるシステムだ。

ところが車のサイドブレーキが、文字通り、運転席のサイドにあるレバーを引き上げるタイプのものを普段使用しているベテランタクシードライバー(運転歴40年)が、このフットペダル方式のレンタカーを運転したところ、意外な事故を引き起こしたという話を聞いたのだ。何でもその運転手さんは、非番の時にお墓参りに行くために、レンタカーを借りたという。たまたまそのレンタカーのサイドブレーキが、いつもとは違うフットペダル方式であった。そのレンタカーの車庫からの出口は下り坂になっており、このドライバーは、ギアーをニュートラルにしたまま下って行った。ところがスピードが出始めたため、慌てて、ブレーキを踏もうとした。

普段乗務しているタクシーのサイドブレーキは引き上げタイプであるため、乗り慣れたタクシーの運転席の足下にはブレーキのペダルとアクセルのペダルの二つしかない。従ってこの運転手さんの頭の中には、向かって左手のペダルはブレーキで、その隣はアクセルであるという認識が長年刷り込まれていた。当然のことながら、ブレーキを踏もうとする脳からの命令は、一番左手のペダル、即ち、レンタカーのサイドブレーキのペダルを踏ませた。ところが走行中にサイドブレーキのペダルを踏んでも安全装置が働き、車は停止しなかった。車が停止しないことに慌てたこのタクシードライバー氏は、いつもの癖で、このペダルの右側はアクセル(実際はブレーキなのだが)と思い込み、これを踏むと更に加速が付いて、危険!と判断し、反射的に、更に右側のペダル(実際はアクセル)に足をかけ、これを思い切り踏み込んで車を停めようとした。結果は想像どおり、暴走した車はガードレールに激突し大破した。幸いシートベルトをしており、エアーバッグが開いたため、この運転手はかすり傷一つ負わなかったという。アクセルとブレーキを踏み間違えて事故を起こしたという報道を時々耳にするが、ベテランタクシードライバーでも引き起こす事故なのである。


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