2019年1月6日は、最高気温が8度までしか上がらない寒い一日だった。i8ロードスターは、風の巻き込みが皆無に等しいため、時速100キロで走行しても、風は頭上数センチの辺りを通過していくだけで、車内には風がほとんど入ってこない。従って、完全防寒スタイルで帽子を被りさえすれば外気温が5度から10度の間ならば屋根オープンでも快適な走行を楽しめる。5度以下でもシートヒーターを段階的に効かせていれば全く寒さを感じない。この日筆者は屋根オープンで新宿と自宅の間を往復したが、オープンで走行する、カブリオレやロードスターには一台も出会わなかった。i8ロードスター以外のオープンカーでは、サイドウインドウとリアウインドウの間に僅かな隙間が出来るため、そこからの風の巻き込み流入が避けられず、結果的に寒風に晒されるリスクが付きまとう。そうした車のオーナーは、厳寒時のオープン伊達走りを嫌がるのだろう。
この日は、伊勢丹駐車場に車を停め、午前11時にレストラン街へ向かった。銀座「天一」にお邪魔し、天丼、サラダ、香の物、しじみの味噌汁がセットになった「雅」(3780円)を注文した。天丼のタネは、タラバ蟹、アスパラガス二本、才巻海老二本、帆立二個、貝柱のかき揚げであった。食べ終えた丼ぶりの底に薄っすらとタレが残る感じの味付け方で非常に美味しかった。15分ほどで一気に天丼を食べ終えた筆者は、地下の総菜コーナーで「出羽桜」の純米大吟醸酒と出し巻き卵とパオパオのギョウザ4個を買い求めた後、地下駐車場を出た。歩行者天国実施のため、本館駐車場の周囲を時計回りに周回しながら明治通りへ出ようとしていたら、側道を歩く客のおじさんから「やあ~!寒くないかい?」と声をかけられた。筆者が「全然寒くないよ」と答えたら、おじさんは「若いからだな!」と驚いたように呟いた。そうなのだ、真冬に幌を畳まずに走行する高級なカブリオレやロードスターのオーナーは須らく若造ではないのだ。それらのオーナーの年齢は50台以上と思われるが、寒さを恐れて真冬にオープンで走らないのは誠に勿体なく、そしておじさん臭い話である。
メニュー
お席
天丼セット
味噌汁
サラダ
香の物
今日で2023年が暮れる。皆様良いお年を!