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鬼海老は、佐渡ではあまり獲れない貴重な食材とか。これを塩焼きにしたものが二匹出てきた。腹に卵を蓄えた海老で、非常に美味ではあった。内幕をばらすと、実はお料理は全て一挙に出てきたのだ。事前に、旅館に電話した時は「温かい物は温かいままでお出しします」と言われたので、お料理は会席方式で一品づつ出てくるものとばかり思っていた。ところが意外にも、お料理は一挙出しの結果となった。しかし、温かい物は温かいままで出てきたので、旅館の当主の言う事は間違ってはいなかった。まあー、これが佐渡流のおもてなしなのだと考えて、今回は我慢することにした。従って、まず温かいものから先に片付けないといけないので、鬼海老料理までは大急ぎで食べてしまった。ところが、慌てて食べるとすぐに満腹になるのが人間の生理というもの。案の定鬼海老を一匹残してしまった。すると、「せっかく漁師さんが、この時化の中を漁に出て獲ってきたと言うのになんであんた残すの?」と、女将さんに叱られてしまった。旅館で女将さんに叱られたのは生まれて初めての経験だったが、筆者はこの女将さんのキャラにすっかり惚れこんでしまった。叱られたのに惚れ込むとはおかしな話ではないか、と訝る読者は多いと思うが、このみなみ旅館さんの記事を読み進むうちにやがて得心するであろう。
お造りは、鮑、あおり烏賊、目鯛、さわら(春先の魚だが、この時期にも獲れるのだという。
表面を炙ってあった)、そして寒鰤だ。いずれも、市場でセリ落とす権利を持つご主人が仕入れたばかりの鮮度抜群の魚だった。山葵も練り山葵ではなく本山葵を使用していたのはさすがだ。もずくの酢の物、鱈子の含め煮も絶妙なる味付けだった。
お造りは、鮑、あおり烏賊、目鯛、さわら(春先の魚だが、この時期にも獲れるのだという。
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