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1泊126,086円のグランドホテルプラザのスイートルームに到着。お部屋は5階にあり、コルソ通りに面していた。部屋番号は408。1860年築の歴史的建造物を修復して利用した有名なGrand Hotel Plazaは、ローマのスペイン階段から350mの場所に位置している。筆者が宿泊したお部屋は、コルソ通りを望む西側に広いパノラマ・テラスが付いており、このテラスからコルソ通りを挟んだ真向いに、サン・サンティ・アンブロージョ・エ・カルロ・アル・コルソ教会のドームが眼前に迫って来ると言う抜群のロケーションを誇っていた。この広さと眺望の良さが、宿泊料の126,086円に含まれている。このホテルは、ブランドショップが建ち並ぶコンドッテイ通りやスペイン広場まで徒歩2分、トレビの泉までは徒歩5分、ビットリオ・エマニュエーレ記念堂やパンテオンまでは徒歩10分、コロッセオやバチカンまでも徒歩30分圏内にあり、ローマの主要な観光スポットを巡るのに、誠に交通至便な位置にある。だが、建物が古いため、水道やトイレ、バスなどに故障が多かったりして、日本人には不評なホテルである。筆者はこのホテルのスイートルームに5泊したが、一度も日本人には出会わなかった。
口コミでは朝食の内容がショボく、オムレツを注文すると別料金(12EUR)を取られると書かれていたが、筆者には丁度良い分量で、オムレツも美味しかったので気分よく別料金を支払えた。だが、教会前の広場で、大道芸人達が流すロック音楽の音量に悩まされたし、子供相手の見世物屋のパフォーマンスに反応して子供達が発する歓声がいちいち耳に響いた。このホテル、確かに観光やショッピングには便利だが、それに加えて室内の静寂を求める人には不向きである。だが、中庭に面した眺望の悪い、安い部屋ならば、コルソ通りの騒音とは無縁であろう。
ローマ到着日は金曜日であり、週末前夜と言う訳で、H&Mなどが入居するビルからは大音量のロック音楽が夜遅くまで流されていた。筆者は旅装を解き、シャワーを浴びた後、ロビー階のバーに行き、ジントニックを1本飲み、午前0時頃に就寝した。
寝室。可愛い枕があった。
バスルームの入り口
バスルーム
バスローブはエトロ製。
荷物も無事到着
これで一安心
着陸の瞬間
AZ521便は7時47分にフイウミチーノ国際空港に着陸した。同56分に降機し、バスに乗り込んだ。8時04分にバスは発車し、同15分に空港入口に到着した。ところが、入国審査場には長蛇の列が出来ていて、EU諸国からの乗客達は、指紋認証などですいすいと入国して行ったが、EU以外の国からの乗客達の列は遅々として進まない。結局、入国審査場を通過するのに55分を要する結果となった。入国審査場の混雑状況は飛行機到着の時間帯に依存するのだが、それにしても予想外の出来事だった。何が起こるか分からないイタリアの本領発揮は、空港到着時から始まっていた。
午後9時10分に審査場を抜けたら、バゲージホールに出た。すると、上手い具合に筆者の荷物が出て来た。すぐさまこれをピックアップし、到着ロビーに出た。出口には、名前を記入した紙片を掲げる大勢の出迎え業者達が待ち構えていた。筆者は、タクシー乗り場の方向へと向かい、声をかけてくる白タク業者を無視しながら一目散に歩いて行った。タクシーに乗り込んだのが午後9時40分、宿泊先のグランドホテルプラザに到着したのは、午後10時10分であった。猶空港から市内までのタクシー代は定額制となっており、一律48EURである。筆者は50EURを支払っておいた。
降機
バスに乗り込んだ
バスが出発
空港に到着
バスから降りて
入国審査場に向かった
ようやくバゲージホールに到着
着陸時の動画
離陸の瞬間
AZ521便は、午後7時06分にプッシュバックを開始し、7時21分(ローマ時間では6時21分)に離陸した。ソフイアとローマとの間には1時間の時差があるため、筆者は離陸後時計を1時間遅らせた。ローマの到着予定時刻は午後8時である。以後はローマ時間で表記する。6時47分に機内食が出された。ほうれん草のラザーニャ、パン、チョコ、サラダである。ラザーニャは三分の一ほど食べたところでギブアップ。1Aと1K席にはいずれも女性客が座っていたが彼女らは全てを綺麗に平らげていた。機体はアドリア海を抜けて7時23分頃にイタリア半島上空に達し、同41分に一旦地中海に抜けた。そして同45分にローマ、フイウミチーノ国際空港上空に到達した。
プッシュバック開始
タキシング中
機内食
イタリア半島上空
湖が見えた
イタリア半島を横断し地中海に抜けたところ
フイウミチーノ国際空港上空
離陸時の動画
筆者は、優先チェックインが出来る、Sky priorityのレーンに並んで5時05分のチェックイン開始を待った。すると、筆者の後ろに並んだ乗客が、筆者のスーツケースを見ながら「Very strong」と言った。だが、ゼロハリバートンはアルミニウム製のため、軽くて非常に柔らかい。だから数回の海外旅行で表面がボコボコになり、穴まで開いていたし、ロック部分も壊れていた。とてもじゃないが、非常に頑丈とは言い難いのだ。
5時05分丁度にチェックインが開始となった。筆者は、Sky priorityレーンの先頭の客がやや後方で並んでいたため、ビジネス客ならpriority check inの権利があると思い、カウンターに近づいた。すると、後方の客から「Excuse me sir, please stop and you need to wait behind us」と注意されてしまった。結果的に割り込んだと思われたようだ。
チェックイン完了後は、Fast truckはないため、ビジ客もエコ客も順番に並んで待ちながら保安検査場を抜けた。そしてパスポートコントロールの列に並んだ。ようやく出国エリアに出られたのは5時49分であった。AZ521便の搭乗開始時刻は、6時35分であり、45分ほどの余裕があったので、Priority Passで入れるラウンジで休憩した。今回の旅では、ブダペストとソフイアでこのパスが役に立った。6時36分にA1ゲートに到着したら、既に搭乗が開始されており、ゲート前には長蛇の列が出来ており、これがなかなか前に進まない。そのため、2A席に到着するまで20分もかかってしまった。ビジネスクラスの乗客は筆者を含めて7名(定員12名)であった。
チェックイン開始
出国エリア
A1ゲートを確認
ラウンジで
休憩
搭乗開始
着席後に機外を撮影した
2018年6月1日は、ソフイア発午後7時05分のアリタリアでローマへ移動予定であり、ホテルには午後4時まで滞在する必要があった。チェックアウト前日に、「ブッキング.COMのジーニアスメンバーとしての特典の一つを利用して、明日の午後4時のレイトチェックアウトが可能かどうか」の確認を怠ったため、6月1日は午後2時に部屋を明け渡さねばならないトラブルに見舞われた。午後2時にフロントスタッフから電話がかかって来て、「レイトチェックアウトの特典は午後2時までで、それ以後は予約客がいるために、我々は部屋を必要としている」と告げられた。そのため、大慌てで荷物を纏め、午後2時04分に部屋を出た。飲食と宿泊代として66,850円を支払いチェックアウトをした後、午後4時までの2時間余りをホテルロビーのソファーに座ったり、レストランでオレンジジュースを飲んだりして時間を潰した。午後4時にタクシーの手配を依頼しておいたが、タクシーは4時09分にようやくやって来た。空港到着は4時29分であり、料金は12レヴァ(約840円)だったが、筆者は20レヴァを支払っておいた。ブルガリアはタクシー代が実に安い。ブルガリアに於いては、空港から市内への移動は是非タクシー利用をお勧めしたい。正規のタクシーですらこんなに安いのだから、万が一白タクに捕まってもそれほどボラれる事はあるまい。ソフイア発午後7時05分ローマ行きAZ521便(アリタリア航空)のチェックイン開始時刻は午後5時05分のため、30分ほど出発ロビーで待った。
ロビーのソファー
レストランでオレンジジュースを飲んだ
ホテルを出発
空港に到着
ソフイア空港の出発ロビー
AZ521便のチェックインはまだ始まってはいなかった
この日のランチは、ホテルのビストロで食べた。筆者は、シーフードリゾットを注文した。イカ墨で味付けをした洋風のお粥である。やや塩気が強い感じだったが、けっこういけた。ブルガリアは食べ物が安いので非常に暮らしやすい。ところで明治ブルガリアヨーグルトなるものが日本で売られているが、筆者はソフイア滞在中、ブルガリアヨーグルトを口にする機会は一度もなかった。これが不思議と言えば不思議であった。
お水
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